二十五話 「俺の運?それとも奇跡?」
最後らへん文が変かもしれませんが、ご了承ください。
では、よろしくお願いします!
「ふぅ。疲れたな。なんでこんなにモンスターに会うんだろうか。まさか俺の魅力が凄いとか!?」
エルフの森に向かって歩いていた俺達は、あらゆるモンスターに出会っていた。とゆうか、相手の方からすごく寄ってきていた。
「それは無いから安心せぃ」
リンシアの的確な突っ込みによって俺は黙ってしまった。俺ってそんなに魅力無かったのか……
「まぁでも、ほんとにモンスターに出会いすぎだよね。しかも気持ち悪い系のばっかだし」
アビスは嫌そうにしながら言う。まぁ確かに、俺達が出会っているのは、ムカデの大きい奴とか、タランチュラの巨大種とか……
「って、今思ったら、俺達虫のモンスターにしか出会ってねえじゃん!!」
ここまで歩いてくる道のりで、俺達は虫以外を見ていない。そう考えると気持ち悪くなってきた……
「お兄ちゃん……響もう嫌だよ」
響は今にも死にそうな顔をしながら涙目で訴えてきた。
こんなことを喋っている最中でも、奴らは容赦なく襲ってくる。
「キシャァァァァァァァ」
さすがに虫は喋れないようだ。まぁリンシアが言うには喋るヤツも居るそうだが……キモッ。
「はぁ。今回は、イモムシかよ」
身体をくねらせながら、こちらに近づいてくる。良く見ると、頭の部分に人の顔が埋め込まれているようだ。
「お兄ちゃん!!もう響死んじゃうよ……」
イモムシを直視してしまった響は、倒れてしまった。
「まぁ流石にあれは俺も無理かも……キモすぎる」
俺は、かろうじで倒れなかったが、座り込んでしまった。
「全く、情けないのぅ」
リンシアは前に出て、炎の魔法を唱えてくれた。
「お兄さん、ダサすぎ」
アビスは俺の方を見ながら笑っているが、片手でちゃんと魔法を詠唱している。
「『ファイヤーボール!!』」
リンシアとアビスの声が重なり、特大のファイヤーボールが出てきた。それはイモムシに直撃し、一瞬で塵にしてしまった。
「いやー、アビスとリンシアありがとな」
結局俺は、イモムシが死ぬまで座っていた。全くの役立たずだ。
「まぁお主の為じゃしな」
「僕としては、お兄さんが死んだりしたら困るからしょうがなくだよ」
リンシアは可愛いのに、アビスときたら……もっと素直になれないもんなのか。
「全くアビスは……とりあえず、響も倒れちゃったし、おんぶするしかないか。今からの道のり、俺と響は何も出来ないから、2人に任せたぞ!」
響をおんぶしていることによって、俺は魔法を撃てない。てことは何も出来ない。任せるしかなかったのだ。
「任せるのじゃ!!」
「しょうがなく任されてあげる」
アビスが前を歩き、リンシアが後ろを歩く。俺と響を囲んでの移動方法だ。
そこから、モンスターとはあまり出会わなかった。多分、さっきのファイヤーボールにビビっているのだろう。
「いやー、ようやくエルフの森に着いたな!」
俺達の目の前には、巨大な森がある。あまりにもデカすぎて、多分俺が入ったら一瞬で迷うであろう。
「じゃが、どうする? エルフが居ないとやばいぞ?」
リンシアの言葉はもっともだ。エルフが居ないと、森に入ったら死は確定される。こればかりはどうしようもない。
「うーん。虫はいやぁ……はっ!」
多分虫に襲われる夢でも見ていたのだろう、響は寝言を言いながら目覚めた。
「お兄ちゃん!さっきの虫はどこ!?」
響は辺りを勢いよく見渡し、何も居ないことを確認している。
「ホッ……居なくなってる。良かったぁ」
俺の膝にちゃっかりと座りながら安堵している。まぁ、膝に座られるのは嫌じゃないけど。
「さて、お兄さん。どうするの? 僕的には、戻るのめんどくさいから嫌なんだけど」
確かにもう1回戻るのはめんどくさい。だが、どうすれば良いんだ。都合よくエルフが現れる訳もないし。
「るんるんるーん!今日はいい天気〜」
歌を歌っている変な人が目の前をスキップしながら通り過ぎた。耳が明らかに長く、多分あれはエルフだった。
「みんな!追いかけろ!!エルフかどうか聞くんだ!!」
アビスを除いて、俺達はエルフ? を追いかけた。
「えっ、えっ!?何!?」
後ろから全速力で追いかけられていることに気付き、エルフ? も走り出した……が、ドジだったのか、転んでしまった。
「痛っ!」
転んでいる所を俺達は捕まえた。完全に他所から見たら、やばいシーンだな。
「あなたはエルフですか?」
俺は、優しく聞いてみることにした。
「ひぃ!やめてください!イジメないで……誰か助けてー!!」
俺達に囲まれて怖かったのか、突然大声で叫びだした。ま、まぁ正直、俺もこの状況なら騒ぐと思う。
「ま、まぁ落ち着け!俺達は人を探しているだけなんだ。エルフの森に居るかもしれないから、エルフ種を探していただけ……君に危害を加えるつもりはないよ」
俺の言葉に、エルフ? はキョトンとしていた。襲われないことに安堵したのだろう。
「ふむふむ。そうゆうことだったのですね。なら私も一緒に助けましょう。困っている人は見捨てられません!」
色々と事情を話したら手伝ってくれることとなった。ちなみに、この娘はやはりエルフだった。名前は、アンジュと言うらしい。
ついでに、エルフを見分ける特徴も教えてくれた。とは言っても、大体予想通りだったが。耳が長く、顔が端麗なのがエルフの特徴らしい。
寿命も、普通の人間の10倍は生きて、老けないので、綺麗な顔立ちのまま死ねるらしい。まぁぶっちゃけこの情報は要らなかったがな。
「ほんとにいいのか!?こんな明らかに怪しいヤツを手伝っちゃって」
すぐに手伝ってくれると言ってくれたのは嬉しいのだが、ほんとに良いのだろうか。
「はい!大丈夫です!!あなたは優しそうですから」
「お兄ちゃんは私のものだからね!!」
「タクミは渡さんからの!!」
何故か分からないが、リンシアと響がムキになって俺の腕を引っ張ってきた。アビスは、この状況を面白がって見ているようだ。
「ま、手伝ってくれるなら早いしいっか。んじゃよろしくなアンジュ!!」
「はい!よろしくお願いします!」
こうして、エルフのアンジュが一時的に俺達の仲間になってくれた。
「はぁ……また誰か来てしまった……俺はいつまで人を殺せば良いんだ……」
森の奥、太陽すら届かない暗い場所で、返り血によって真っ赤に染まりった男は大剣を背中に背負いながら、頭を抱えている。辺りには、全く動かない人形のようなものが転がっているだけだった。
エルフの森がどんな場所なのか、この森の奥に居る者がどれほど恐ろしいのかも知らない俺達は、仲良く5人で森の中に入ってしまったのだった。
進みが遅くて本当にゴメンなさい!
クリスマスは忙しいので、土日更新出来ないと思いますが、ご了承ください
次の更新は26日になります……ゴメンなさい




