二十話 「洞窟の中の戦い」
二十話達成しました!
これからもよろしくお願いします!!
扉を開けた先には、所々に骸骨が転がっている以外は何も無かった。
「えっ、何も居なくね?」
広い空間だけが広がっているので、俺は唖然とした。
「おかしいのぅ。我の鑑定だと5体の敵がいるはずなんじゃが……」
リンシアは首を傾げている。もしや、魔法にも不具合といのがあるのだろうか。
「なんでだろうな。まぁでも、戦わなくて良かったんだし良いんじゃね?」
結果的に危険に合わずに済んだので、俺は安堵した。
「お兄ちゃん。響戦わなくていいの?」
俺の後ろに隠れていた響が俺に聞いてきた。
「ん、あぁ。多分、大丈夫だと思うが……」
アニメとかだと、こうゆう展開の時は唐突にモンスターが現れるはずだから、俺は一応警戒しといた。
「うーむ。どうしてじゃろうか。まさか我の魔法が失敗するなんて有り得ないと思うしのぅ……」
困惑しているリンシアの前に、宝箱が唐突に現れた。
「お!これは、良い物入ってるんじゃね!?」
宝物が現れた瞬間、俺は歓喜した。
「お主、少しは警戒くらい……な、なんじゃ!?」
周りの骸骨が宙に浮き出し、形を作り出した。
「お、お兄ちゃん!これは何!?」
戦わなくて安堵していた響は、急な展開に驚いていた。
骸骨達は、形を完全に整えた。俺の前には、剣と盾を持ったデカイスケルトンと、取り巻きが2体。リンシアの前には、杖を持ったスケルトンが現れた。
「うぉ!嘘だろ。まさか本当に出てくるなんて」
もしかしたらの可能性が的中してしまい、軽く絶望てしまったと同時に、勝てない可能性も考え出してしまった。
「お主ら!我がこっちの敵を相手にする。お主たちは、そっちの3人を頼む」
リンシアは、杖を持ったスケルトンの方を自分の方に引き寄せた。ちなみに、さっきリンシアから名前を聞いたのだが、剣と盾の方が、スケルトンソルジャーとスケルトンナイト達で、杖の方が、スケルトンソーサラーらしい。
「よし、了解した! リンシア、死ぬなよ!!」
俺と響は、スケルトンソルジャー達を自分たちの方に引き寄せて、さっそく詠唱を始めた。
「我が力を持ってして……ガハッ……」
俺の詠唱を何かが邪魔してきた。俺の腹にめり込み、相手の方に戻っていったのは、なんと盾だった。スケルトンソルジャーは妨害のために、盾を飛ばし、スケルトンナイト達を俺たちに近づけさせたのだ。
「ぐぬぬ……走りながら詠唱するしかないか」
俺は、円を描くように走り始めた。俺が詠唱を始めた頃に、響の魔法が発動した。
「燃やし尽くせ!ファイヤーボール!」
ファイヤーボールの威力は凄まじかった。スケルトンナイトに直撃し、粉々に粉砕した。
「良くやったな、響!残りは2体だ。頑張るぞ!!」
残り2体となり、俺たちに希望が見えた。
「ヤリオルナ、オマエタチ。ダガ、ココデオマエラコロス」
スケルトンソルジャーが喋りだし、俺たちに突撃してきた。
すぐさま、俺たちの前に辿り着き、俺に対して剣を振り下ろしてきた。
「タクミ!危ない!!」
リンシアが俺の前に、魔法障壁を出してくれた。リンシアの方を少し見てみると、既にスケルトンソーサラーは死んでいた。
「おまえ、あいつを倒したのか!?」
「当たり前じゃ!あやつなど、我の雷魔法で瞬殺だったぞ!あと、そろそろその障壁壊れるから逃げるんじゃ!」
えっ? なんかリンシアから重要な事が聞こえたような……と、その瞬間、障壁にヒビが入りだした。
「マジかよ!?」
俺は咄嗟に、横に転がった。障壁は壊れ、俺の横にスケルトンソルジャーの剣が振り下ろされた。
「コウゲキカワサレタ」
攻撃が当たらなかったことが、ソルジャーはショックだったらしい。スケルトンソルジャーは魔法を使おうとしてきた。
「お兄ちゃん!もう一体倒したよ!!でもね、響もう魔法打てないや……ごめんね」
俺が守ってもらってるうちに、響はスケルトンナイトを倒したらしい。
「響、よく頑張ったな。あとは、俺とリンシアでやるから休んでな」
響を壁の端で休ませ、俺とリンシアはスケルトンソルジャーと対峙した。
「ごめんねお兄ちゃん。頑張ってね!」
響からのささやかな応援で俺に力が湧いてきた。
「よっしゃ!ぶっ倒すぞ!リンシア!!」
「しょうがないのぅ。我も手伝ってやろう」
「ハナシハオワッタカ。ナラバコロス」
ソルジャーは、待っていてくれたらしい。意外と優しいのかな? ……なんてな。
「待っていてくれてありがとな。さてと殺し合うとしよう」
俺の言葉と共に、リンシアが魔法で剣を作り出し、俺に渡してくれた。剣を持ち、俺とソルジャーは対峙した。
「はぁ、やっぱり強いなぁ」
俺の剣の腕は、初心者レベルだ。スケルトンソルジャーに勝てるわけがない。だが、こっちは2人だ。リンシアの詠唱が俺の耳に聞こえて、俺は時間がだけを稼いでいた。
「タクミ!離れろ!」
リンシアの言葉を聞き、俺はソルジャーから離れた。俺が離れた瞬間、上から雷が1発落ちてきて、不意を突かれたソルジャーは直撃した。
「やったか!?」
やば、これはフラグを立ててしまった。絶対にまだ倒せてないな。
「アブナカッタゾ、マホウガナキャシンデイタ」
スケルトンソルジャーは、何かを纏っていた。よくよく見ると、それはノースさんと同じような魔法防護だったのだ。まぁ、ノースさんよりは弱いようで、リンシアの魔法が少し効いている。
「ほぅ、まさか耐えられるとは。タクミ、我は次に、氷の上級魔法、ブリザードを使う。それまで耐えるのじゃ!」
リンシアが話すよりも前に、俺は、ソルジャーに突っ込んでいき、剣を振り下ろした。だが、当然のようにガードされた。
「クソッ!やっぱり届かねえ!」
スケルトンソルジャーは今も俺に対して、剣を振り回している。防ぐのがやっとの俺は、スケルトンソルジャーの攻撃をよく見て、真似することにした。
「うぉぉぉぉ!!」
俺は、まず身体を使って突撃し、相手に攻撃を誘発させることにした。
「ジフンカラシニニキタカ。チャントコロシテヤル」
案の定、スケルトンソルジャーは俺に引っかかってくれて、俺に対して剣を向けてきた。
「終わりだ馬鹿め!!」
俺は、身体を回転させ相手の剣を躱した。そして、自分の持っている剣を振り下ろした。この攻撃により、スケルトンソルジャーに隙を作ると同時に防護を破壊した。
「タクミ!良くやってくれたの!!我の魔法は準備完了じゃ。響の所まで下がるが良い!」
響の隣まで俺は走って行った。後ろで激しい音がしたが、振り向かなかった。
辺りから煙が消え、スケルトンソルジャーはブリザードによって凍っていた。それも、すぐさま砕け散り、粉々になってしまった。周りには、スケルトンソルジャーが持っていたと思われる、剣が無残にも転がっていた。
「よっしゃぁぁぁぁ。ようやく勝った!」
俺は、嬉しさのあまり、歓喜の声をあげてしまった。
「待てお主!我の鑑定だと5体居るはずじゃ」
リンシアの鑑定が正しいかどうかは分からないが、警戒することに越したことはない。
しばらく時間が経った。
何も起きなかったので静寂が続いていた。静かなせいもあってか、響は疲れて寝てしまっている。俺とリンシアも休もうとした直後……
今まで何事もなかった空間の中心が光り出した。
俺達は眩しくて目を閉じたが、最後に見えたのは、魔法陣から何者かが出てきている所だった。
やばいです。戦闘シーンムズすぎます。
話があまり進まなくてごめんなさい……




