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ライフコース  作者: 只野 唯
ショートケア編

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同じ言葉なのに


嘘の約束通り、マツムラさんと並んで歩く。

さっきまでの緊張が、まだ少し体に残っている。

でも、隣を歩く人が違うだけで、こんなにも空気が変わるんだと思う。


無言でも、苦しくない。


しばらく歩いたあと、マツムラさんがふっと言った。


「せっかくなんで、お茶でもしていきますか」


同じ言葉。


さっき、スズムラさんに言われたのと、ほとんど同じ言葉なのに。


こんなにも、気持ちが軽い。


「……はい」


自然に、そう答えていた。

無理をしている感じがない。

断らなきゃ、と身構える感じもない。


ただ、少し休みたいな、と思った。

それくらいの気持ちで頷ける。


さっきまでの「怖い」とは、まるで別の感覚だった。

人と一緒にいるのに、安心できる。

そんなこと、あるんだ。


私は、少しだけ不思議な気持ちで、マツムラさんの隣を歩いた。

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