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それからしばらく経った日のことだった。

噂が流れた。僕の学年全体に。


「――おい聞いたか?畠中と桐渓の噂」

「聞いたぜ。畠中が桐渓のこと好きなんだろ?」

「ありえねえよな。格が違いすぎるっつーか」

「ていうか、畠中に桐渓さんはもったいねえよ」


どこもかしこも、僕の噂で持ちきりだ。

一体誰がこんな噂を流したか分からない。

なんでバレたのかも分からない。

バレるようなことした覚え無いのだが……。


俯いて足早に廊下を歩いていると、桐渓さんとバッタリ会った。

「あ……」

向こうも僕に気付いたらしい。何も言わずに、僕を見た。

「お、おはよう……」

こんな噂が流れてるのだから、声をかけない方がいいのかも知れない。

でも、一言でもいいから喋りたかった。

「おはよう。畠中くん」

来ないと思っていた返事が返ってきた。

それだけで、僕の心臓は高鳴る。

そのまま桐渓さんは、僕の横を通りすぎた。


人の噂も七十五日。こんな噂、すぐに消えて無くなると思ってた。

でもその考えは、甘かったんだ――。

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