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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年 10月

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L空間

 早いもので今日で万博閉会日から一週間です。


 私は本当のガチ勢の方ほど詰めて行ってたわけではないですが、それでもふと、


「あれ、このままもう遠くまで行くことはしばらくないのか」


 と思うと変な感じがします。


 長年、結構近場に車で移動するしかしてなかったのが、いきなりあんなに遠くまで電車やバスを使う生活に慣れてたもので、なんとなくむずむずするような感じです。本当に電車なんて一年に一回か二回乗ればいい方でしたし、バスなんて昨年11月に高松から帰りに最寄り駅から乗っただけ、それですら本当に珍しいぐらいでしたから。


 その電車に乗る時に、


「なんだそれは」

 

 と思ったことがあるんです。


「L空間」


 この言葉がよく分からなかったんですよね。多分今回続けて電車に乗るようになって、初めて聞いた言葉な気がします。


「電車が発車するのにL空間に人がいたらゲートが閉められないとかで扉が閉められません」

 

 みたいなことを言うんですよね、構内放送で。


「L空間ってなんぞや?」


 とは思いましたが、なんとなくよく言う、


「黄色い点字の表示より電車側」

 

 な気はしました。


 今は駅によって違いますが、ゲートがあったり、ひも式の上から降りてくるのとかで電車より一歩離れたところまでしか近寄れなくなってる駅が多いです。そのゲートとかがあるあたりをそう呼んでいるらしい。


「なんでL空間って言うんだろう」


 と思っていたんですが、特に説明も見つからない。なんでだろうと思い続けていたある日、ある駅で貼り紙を見て、やっと意味が分かりました。


「電車の外側の上からホームまでと、ホームの端からゲートあたり」

  

 この電車に沿った縦の線、それから直角に曲がってホームの短いエリアをつないでL字に見立てているようです。


「いや、分かりにくいわ!」


 説明がなかったら多分分からないと思う。


 駅の方も説明を必死で考えたんだろうなとその苦労は察します。


「ゲートの開けしめに邪魔になるところに並ばないで」

 

 ということなんでしょうが、それをなんとか「このエリア」と認知してほしくて考えた言葉なんでしょうね。でもやっぱり分かりにくい。


 これって関西というか、私が電車に乗るJRだけでの表現なんだろうか、気になって調べてみたらありました。


JR西日本からお客様に、ホームご通行時のお願いです。


列車と点字ブロックの間は注意を要する箇所で「L空間」とよんでいます。

安全が確認できるまで、発車を見合わせる場合があります。

降車の際は速やかに点字ブロックよりホーム側にお入りください。


皆様のご協力をお願いいたします。


 やっぱりJR西日本だけのようです。

 

 私の説明で分かりにくい方は「L空間」で検索をかけていただくとJR西日本のサイトに飛んで、そこでイラストとかがあるので分かりやすいと思いますが、やっぱりそれほど認知されてる気はしません、この単語。

 

 他の地域ではどういう放送が流れてどういう呼び方をしてるんでしょう。「うちの方はこうです」というのがあったら、教えていただけるとうれしいかなと思います。

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