委員長のキャラを変えてみた
人気の無い体育館裏。
数人の男達が一人の男を囲い、殴っている。
「おらおらぁ!」
バキィ!
「ぐあっ!く、くそ・・・!」
「おら、どうした?」
ベシッ!
「ぐああ!」
一方的にやられ、歯が立たない男。
と、そこへ。
「こらぁ!!」
「!!」
「!!」
「そこの男達!いじめはやめなさいよ!」
さっそうと現れた委員長こと、近藤恵。
だが女一人が現れたところでこの状況が何とかなるとは思えなかった。
男達もそれを重々知っているのか、特に怯む様子も無く迎える。
「ああん?何だお前は?女が何の用だ」
「男とか女とか関係ないでしょ。
いじめをやめなさいと言ってるのよ」
「へっ、生意気な」
バシッと殴り倒される委員長。
「きゃっ!」
「お、お前ら!女の子にまで手を!」
「ああ?だったらどうした。
お前が何とかしてみろよ、おらぁ!」
バキッ!
「ぐおああ!」
殴られていた男が委員長を助けようと果敢にも立ち上がるが、すぐにまた倒されてしまう。
「へへっ、ん?」
と、先ほど倒したはずの委員長が立ち上がっている。
「なんだ?こいつ」
委員長は殴られたにもかかわらず、変わらぬ毅然とした態度で男達に告げた。
「フンッ、女なんて殴れば大人しくなると思ってるんでしょうね。
今まではそうだったかもしれないけど、私はそうは行かないわよ!」
「・・・・・・な、何?」
「私、ドMですから」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「さぁ、どうしたのよ?殴ってみなさいよ!ほらほら!
殴りなさいよ!っていうか殴ってよ!!」
「・・・・・・い、行こうぜ」
「・・・・・・ああ・・・・・・」
委員長の毅然とした態度に怯えた男達はいじめをやめ、立ち去っていった。
「チッ、大丈夫?」
「あ、うん、なんとか・・・・・・ありがとう」
舌打ちが聞こえたような、と気にしつつ男は恵に感謝の言葉を告げる。
「そう、それはよかったわ。
毅然としていればいじめられたりしないわよ、これからはもっとしゃんとしてなさい」
「あ、うん、ありがとう・・・・・・。
あの・・・何かお礼させてもらえるかな。
助けてもらったお礼」
「・・・・・・そう・・・・・・別にいいんだけど、そういうんならお言葉に甘えて・・・・・・」
男の言葉に、恵は地面に四つんばいになった。
「・・・・・・踏んで」
「へ?」
あまりのドMっぷりに泣いた。




