麗奈のキャラを変えてみた
今日も周と俊介はバスケの練習の為に公園へとやってきた。
「あ、麗奈ちゃん今日も早く来てる。
おっはよ~、麗奈ちゃん!」
「おはようございます、麗奈さん」
一人で準備運動をしてきた麗奈は二人に気づき、駆け寄ってきた。
そして。
「おはようございます、周ちゃん、俊介君」
「周ちゃん!?」
「俊介君!?」
麗奈の聞きなれない言葉に、二人は凍りついた。
「・・・・・・?どうかしました?二人とも」
「あ、いや、え~と・・・・・・」
「え、その~・・・・・・」
(しゅんくん!何これ!?何の罰ゲーム!?)
(いや、何だろう・・・・・・皆目検討もつかないよ・・・)
(何か悪いものでも食べたのかな!?)
(そんなありきたりな・・・・・・)
二人がそんな風にキョドっていると、麗奈がなにやら心配そうな顔で見つめてくる。
「も~、どうしたんですか?二人とも今日はなんだか変ですよ?」
「ってよく聞くと敬語!?」
「れ、れれ、麗奈さんこそどうしちゃったんですか!?」
「???
どうって、私はいつも通りじゃないですか。
どこも変わりませんよ?どこかおかしいですか?」
すごく・・・すべてがおかしいです、と面と向かって言うこともできず、そのままバスケの練習が始まったのだった。
「い、行くよ?麗奈ちゃん・・・?」
「はい、いつでもどうぞ」
「・・・・・・・・・・・・」
まるでいつもと違う麗奈にどう接すればいいかわからないまま、周は麗奈と対峙する。
そして。
ギュンッ、といつものようにドリブルで麗奈に突っ込む。
すると。
「きゃっ!」
あっさりと抜き去ってしまった。
そのうえ麗奈は可愛らしい悲鳴を上げて転ぶ始末。
「・・・・・・やっぱりおかしいじゃない、麗奈ちゃん」
ドリブルをやめてなにやらつまらなそうな顔で戻ってくる周。
「いたたた」
「だ、大丈夫ですか?」
俊介は倒れた麗奈に駆け寄ると手を差し伸べて立ち上がる手助けをする。
と、立ち上がった麗奈は俊介の手を握ったまま、微妙にうつむきながら。
「あ・・・・・・ありがと・・・・・・」
と言った。
ズキュ――ン!!
と、俊介は心臓が何かに貫かれたような気がした。
(な、何だこれ・・・・・・?
麗奈さん・・・こんな表情するんだ・・・・・・って何考えてんだ僕は!
そうじゃなくて!
ああ・・・でもこの・・・微妙に照れてる感じが・・・・・・。
なんていうかこう・・・・・・ギャップが激しすぎて・・・・・・・なんかもう分けわかんなくなってきた・・・・・・)
「・・・・・・しゅんくん、いつまで麗奈ちゃんの手を握ってるのかな?」
「はっ!」
周の言葉にパッと手を離す俊介。
麗奈はクルッと向こうを向いてしまう。
多分照れているのだろう。
(いかんいかん!僕には周ちゃんという人が・・・・・・。
いや、まだ付き合ってるわけじゃないんだけどさ。
でもそういう心変わりはいけないわけで!)
とりあえず深呼吸して気分を落ち着ける俊介。
と。
「・・・・・・?
ど、どうしたの?周ちゃん?」
なにやら周が自分を睨んでいることに気づいた。
「べっつに~」
俊介の言葉に、周はプイッとそっぽを向いてしまう。
それを、今やって来たばかりの竹内が見ていたのだった。
「・・・・・・なんだこの状況・・・・・・」
キャラを変えてみたシリーズです。
他のキャラでもやりますよー。




