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電脳狂戦士 現代ダンジョンに挑む  作者: saikasyuu
電脳狂戦士 高校最後の年
895/898

3年生になる

お久しぶりでございます皆さま。

複数の要因のせいで忙しいタイミングが3つくらい重なった結果こんなに期間が空くことになりました。

帰ってくるのも22時超えるとかがデフォだったので更新どころか何も書けてませんが元気です()

「じゃああんまり怒らなかったんだ?」

「まぁスッキリはしてないが・・・怒る事ではないしな」


久しぶりの真昼との逢引in学校。

別で家にほぼ毎日来てるけどな。


ただ最強決定戦以降では初めて。

なので当然話題は大会の事になる。


驚かれたのは、戦いが中途半端に終わってしまった事に対して俺が不満を覚えていなかったこと。


まぁ実を言うとこれはちょっと語弊がある。

不満はある。無いとは言えない。

ただこれに関しては仕方ないと俺自身が納得している部分も大きいのだ。


あれが起きた原因はゲームハード側の性能を俺達が追い越してしまったせいだ。

つまり、俺とアーサーが強くなりすぎた事が原因。

ハード側に原因は無いというのが、俺とアーサーの共通認識だ。

そもそも普通の人間が遊ぶことを前提に作られている物で遊んでたら壊れたって話。

流石にそれでキレる程短気ではない。


決着がちゃんとつけられなかったことへの不満はあるけどな。

そこに関してはいずれ別の形できちんとやる。


「でも。フルダイブのゲームが人間に追いつけなくなるなんてことあるんだねー」

「松Pは顔面蒼白だったけどな」

「あー・・・まぁだよねー」


と言うかハードを作った会社の社長?の方も真っ白だった。


俺達冒険者の影響もあって、アークオリンピアの売り上げがここ一、二年の間伸び続けている。

またそれに釣られる形でハードの方も売れていた。


そこにまさかのゲーム機の限界で試合中止。しかも完全に破損した。

良い流れだった所にケチが着いたわけだ。


しかもそれが俺とアーサーと言う世界中で注目されていた人間の戦いで起きてしまった。

当然だがそれに対して批判を来ると考えたお偉い人間ども。

だがそれよりまずは俺の機嫌を取らなければ!と考えた松Pが速攻で態々家に直接謝罪に来たわけだ。

ちなみに数日前の話である。何なら大会終わった次の日に来たぞ。


しかしまぁ・・・ねぇ?


俺に着いてこれないってのはある意味で当然なわけで。

そこにアーサーが着いてきていた事実を確認できただけでもお釣りがくるレベルの偉業。

謝られる事なんぞ本当に無いって感じだ。


「宗次以外からの批判とかもありそうじゃない?」

「いや多分そっちも大丈夫だろ」

「何で??」

「同情されてたからな」

「あー・・・」


結論だけ言うと、俺とアーサーがゲーム機くんを虐めてることになってた。解せぬ。


しかも面白い事にその理論が割と大勢に受け入れられている始末。

何なら次期ハード開発への期待値が上がっているという。

実際株価も下がるどころか上がり続けている。

なお当然ように爺様も一枚・・・いや百枚くらい噛んでいた。


「それで?何で今日俺は学校に呼ばれたんだっけか」

「制服デートの為かな!!!」

「違うからね!!??」

「・・・流石真冬。良いツッコミだ」

「嬉しくないなぁ!!」


さてそろそろ学校に来た用事を済ませてしまおう。

ちなみに今のは冗談である。真昼から聞いたことを忘れるわけがない。


「数日後にある入学式に先んじて、うちの入部テストをするんだったな?」

「ああうん。ちゃんと覚えてたんだね・・・」

「面倒だなとは思ったよ」

「私もー」

「真昼ちゃんまで・・・」

「トムラッチいつも通りだねー。逆に安心する」

「私はあの三人のやり取りを見てると落ち着く様になりました」

「あの。何で私ここにいるんです・・・?一応部外者なんですけど・・・??」

「それを言うなら俺もですけど。先輩と違って現役他校生です」

「お前らもどうせ今年やるんだから見学していけと言う優しさ」

「誰の」

「千尋の」

「「あ、はい」」


現在ここにいるのは俺、真昼真冬。

あとチームミツハネと舞戸。


ミツハネと舞戸は本来は別の学校の生徒・・・いやミツハネはもう卒業してたな。

まぁいずれにせよこの学校的には部外者ではある。

だけどダンジョン部として入部や他校との連携などのあれこれ。

そういった物を学んだ方が良いと、千尋が言ってたから呼んだのだ。


あとミツハネに関してはちょっととある奴の面倒を見させる目的もある。

多分あいつだけは普通の人間の範囲で考えない方が良いからな。

もしかしたら他にも掘り出し物がいるかもしれんが。


他の部員と言うか、後輩たちは校庭にいる。

既に外には入部志願者たちが集まっているのだ。


「ミツハネは面倒を掛けるから今度何か良い武器買ってやる」

「なんですか急に!?」

「・・・あー。そういや。そういう?」

「ワンチャンお前も巻き込む」

「まぁ俺は良いけどさ」


舞戸は気が付いたようだな。


「そういや。入部テストって実際何すんの?」

「根性テスト」

「・・・誰が、何をするんだ??」

「俺が、圧をかける」

「馬鹿野郎お前全滅するわ」

「去年残ったから問題ねぇ」

「何でそんなことしちゃったんですかね???」

「トムラッチが任せろって言うから?」

「実際良い感じに残ったんですよねあれ・・・」

「ま、まぁうちに入れなくても冒険者になれないわけじゃないし・・・」

「めっちゃ目逸らされたんだけど・・・」


俺の圧と言っても殺気をぶつけてるわけでもないし問題ないだろう。

実際結構いいやり方だと思っている。

生半可な気持ちで入られても面倒なだけだしな。

どうしてもここに入りたいんですーって気持ちがあるなら耐えられる程度には俺も抑えるわけだし。


本当かよみたいな目で見てくる舞戸。

だがお前も実際にやればこれの有用性に気が付くはずだ・・・!!


「いや出来ねぇから」

「???。出来るだろ」

「一緒にすんな???」

「実際、出来そうなんですか?」

「・・・少なくとも、アークの中でなら出来てますね」

「マジで!?」


俺とかムサシとかランとかに比べると控えめなだけで充分お前もヤバイ奴だから当然だな。

控えめって言うか目立ってないだけだし。


「出来るのか・・・マジか・・・」

「どんだけ俺達が強くなろうとワンチャンが残るとかあり得ないことやってるんだから自覚しろ」


攻撃力云々と言うか、きちんと当ててくるのがクソ厄介だしな。

躱せるっちゃ躱せるが油断すると当たるのがカス。


「さてじゃあそこで落ち込んでる奴は放置しておいて・・・まだ準備出来ないのか?」

「えーっと・・・あと2週かな?」

「そういえば、どうして校庭を走ってるんですか?体力テストもあるんです?」

「いいや?ねぇけど」

「じゃあ何故に?」

「全員が走ってるわけじゃないんですよ。ほらあそこに」

「・・・あ、本当だ何人かはストレッチしてる」


俺達がここで喋ってるだけなのは、待っているからだ。

何を待っているかって、ウォーミングアップを。


俺の圧を耐えるだけで良いってこと自体は集まった全員に伝えてある。

そこから一時間程時間を与えた。

この時間を何に使うかは自由だ。


体を温めるやつとか、心を落ち着かせるやつとか。

とにかく準備をしろとだけ言ってある。


重要なのは心。

とにかく何でも良いから耐えればいいわけだからな。

何をしようがどうでも良いわけだ。


「体を動かして自分を落ち着かせてるわけですか」

「そーいうこと」

「まぁ疲れすぎても意味ないから程々にだけどねー」

「ですよね・・・ちなみに、皆さんは先輩の圧には耐えられるんですか?」

「・・・入部テストでやるくらいなら」

「ですね」

「まぁあれくらいなら?」

「全然物足りないかなぁって」

「ああはい。流石は真昼さんですね・・・」


すっと遠くを見るような目になったミツハネ。いつも通りだな。


「ちなみに言うと普段お前が俺と戦う時に受けてる奴の八割くらいだ」

「・・・じゃあ全開の二割くらい?」

「ほぉ。分かるか」

「あんだけ受けてたら流石に」

「今、さらっととんでもない事言ってない?」

「やっぱりミツハネさんも大概あれですよね」

「いやいや。殺気抜きの圧だけなら案外耐えられますって」

「まだ上があると!?」

「エへへ・・・ドキドキするんだよね・・・ふひっ」

「真昼さんにはドキドキのスパイスに過ぎないみたいですけど」

「真昼ちゃんはちょっとその・・・外れ値だから・・・」


そう考えると本当に真昼はタフだよなぁ。

そもそも真昼相手に本気で殺気を当てる事は無いが、それでも多少はやる。

現実の世界で真昼の特訓に付き合う形でやるくらいだから本当に多少はね?正直やらなくても良くない?とか思ってるけど。


ただ本人がなぁ。やる気だからなぁ。

やらないって選択肢も無いわけだ。


それでも俺の本気に近い圧を受けてなお動けるのは流石の一言。

アーサー達みたいな例外を除けば、ここまで踏み込んできたのはほぼいない。


「ちなみにそこで項垂れの奴の方がヤバイ」

「ヤバイと言うと?」

「ガチの殺気当てても何か流されるんだよ。お前は葉か」

「どういう罵倒されてんの俺・・・?」


真正面から受けて貰えないのは、何だかんだ力抜けるんだよなぁ。

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