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《黒の毎日》  作者: 主s.s
97/123

短冊に願いを

7月6日㈯人間界編

今日は、明日の地域の七夕祭りの準備をしていたサキたちの街、遠川町。商店街では笹や紙の輪っか飾りなどで、飾られていた

「あ、サキさん。おはようね。あら?あの一王子さんは?」

「あ、ちょっと入院を…」

「大丈夫なの?どっか悪いの?お見舞い行った方がッ…」

「すみませーん。こっち、手伝ってください!」

「はーい。ごめんね、また後でね」

話しかけてきたおばさんはどこかに行ってしまった

「…はぁ、さすがに説明するの面倒くさくなってきたな。適当に死んだことにしとくか」

サキは地域のコミニティーセンターに来た。コミニティーセンターには子供たちが走り回っていた

「あ、今カレー作っているから手伝って」

「あ、はい」

コミニティーにいる女性陣たちと一緒にカレーを作った

「今日休日なのに、私の旦那仕事行くのよ」

「まぁ、酷い人!」

「そうですね。その会社頭がおかしいのでは?」

「…ねぇ、聞いてよ。娘がね、今年部活辞めようとかいうのよ。あと半年ぐらい我慢すればいいのにね」

「そうですね…でも、その部活の頭がおかしいのでは」

そんな主婦たちの世間的な愚痴を聞かされながら、いつの間にかカレーはできていた

「あ、今度お料理会やるのよ。サキさんもやるわよね?」

「すみません。夏休み前なので忙しくて」

「あらそう、残念ね」

サキは子供たちとカレーを食べたていた。カレーを食べている時に子供に、何かを渡された

「…これ」

「んふふ、つる!」

「つる?可愛いね」

「んふ!カエル!」

「カエル?つる?…どっち?」

「チューリップ!」

そう言って、子供は外のチューリップを見に行った。子供はやはり意味がわからない

「…なんなんだこれは?」

「あ、サキちゃん。ちょうど良かった」

「なんです?」

「これ短冊、飾るから書いてね」

短冊を渡されたサキ。サキは考えた

「んー(どうしよう…世界平和?いやいやなんか違う…あ!世界征服!よし!そうしよう!)」

やっと、書き始めたサキ。思ったより、書く時間が長い気がする

「よし!かけた!あ、消しカスやろう!えい!」

近くにいた女性に声をかけた

「あ、書けました」

「あ、飾っとくね(なんて書いたんだろう?)」

女性はサキから短冊を受け取り、少し読みながら笹に結びつけた

「(なになに…『いつか、この世界の宇宙が完成し、消滅する瞬間が見える時まで生きますように』…大規模すぎない!)」

サキは人間が考えられないような、膨大な願望を持っていた

「あ、サキちゃんお疲れ様。パックのジュースだけどあげる」

「あ、ありがとうございます」

サキはパックのりんごジュースを貰った

「…ハン兄にやるか」

ハルト王子はやっと意識を覚ましたらしく、お見舞いに行けることができた。サキはスーパーでフルーツを買って、病院へ向かった

登場人物

サキ

おばさん

主婦1

主婦2

主婦3

幼女

女性1

女性2

天気:晴れのち一時雨

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