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《黒の毎日》  作者: 主s.s
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古代人の男セリメン

7月3日㈬人間界編

夜、サキは依頼でとある村に来ていた。その村はひと月前までは、人がいたらしいが、突如廃村となっていた。不審に思ったその地域は、サキに依頼をしに来たらしい

「…ここか。たしかに人がいないけど、さっきまで人がいた感じがする」

もう少し進んでみると、何かが落ちていた。それは、灰色の石像の腕のような物だった

「なにこれ?石像の腕…こんな田舎村に石像なんてあるのか?」

少し進み、近くにある森林に来た。そして、サキは驚いた

「こ、これは!」

そこにはたくさんの石像があった。石像のポーズがまるで、なにかから逃げるようなポージングだった

「不気味だ…まるで、本物の…」

そんな時、木の上から何かが落ちたような音がした。それはサキの背後に落ちた。その音を聞いて、サキは振り向いた

「…!」

そいつは、ダークなオレンジ色の髪を持つ男。下半身に布を巻いただけの格好をしていた。そいつはサキを無視して、石像に近づいた。そして、その石像を体に吸収した。その石像から何かが飛んできた

「え…歯?」

それは奥歯であった。サキは考えてこのような結論に辿り着いた

「ま、まさか!ここにある石像は全て人間だったのかァ!」

「…正解だ」

サキはそいつが反応したことに驚いた

「私の名はセリメン。今は食事をしていたところだ」

「そ、そうなのか。アリアは関係ないのか…」

「アリア?あーあいつか。私を目覚めさせた男だ。あんな若造に、忠誠を誓うはずがなかろうに…トゥエリ様たちは…」

「…逃げよ」

サキはなんだか怖くなり、逃げようとした。だが、セリメンに触れられてしまった。触れた部分から段々と固まってきた

「うっ!なんでわしがァ…」

「お前不味そうだが、腹が減っているから味など気にせん」

「(いや、気にしろ!空腹のときが一番美味いのに!)」

そいつがサキに近づいた時、サキの左手が少し動いた。そして腕が動き、セリメンを攻撃した。セリメンは咄嗟に身を引いた

「まだ中まで固まってなかったのか!」

サキは動き、体についてるコンクリートが砕け散った

「(いや、本当に焦った。まじで中まで固まりかけたし、義手のおかげなのか左腕は中まで固まらなかったから良かったけど…)」

そいつはサキを睨んだ。食事を邪魔されたのか、サキが中まで固まらなかったのか、その理由は知らない

「なら、もう一度…」

「はぁ…あの古代人のトゥエリと一緒に地獄で待ってなァ!バッキャロー!」

そう言って、サキは何故かセリメンから遠ざかった

「お、おいちょっと待てッ…」

足元から音がして、足元をみたセリメン

「な、なんだこれわァァ!」

そう、サキはセリメンの足元に地雷を仕込んでいた。そして、そいつは村より遠くに吹き飛ばせた。地雷の影響で、石像にされた人や村も吹き飛んだ

「おっほぉ!すげぇ威力ゥ!」

飛んできた破片に吹き飛ばされたサキである

「ふごっ!痛い…あのちりめんじゃこどこ行きやがった?」

セリメンは森の木々に引っかかっていた

「だ、誰がちりめんじゃこだっ…」

そう言って、そいつは力尽きた…

To Be Continued(つづく)

登場人物

サキ

セリメン

天気:曇りのち晴れ

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