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《黒の毎日》  作者: 主s.s
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返り討ちにされたこっくりさん

7月2日㈫花坂高校編

今日は花坂高校に登校していた。校門にリカが歩いていた

「あ、サキちゃん!おはよう!…あれ?ハルさんは?」

「ハン兄はロッ…タンクローリーに押しつぶされて」

「…え!嘘!そんな…ち、ちなみに入院期間は?」

「んー普通は一、二ヶ月だけど…とある知り合いの医療財団が、二、三週間で退院できるようにするって…」

「とある知り合いって?」

「…ハン兄の知り合いだから知らない」

「そうなんだ。大変だね、放課後お見舞い行く?迷惑かな?」

「さぁ?…」

そんな会話をして一日は終わり、いつの間に放課後となっていた。サキは廊下を走っていた。理由は教室に忘れ物をしたから

「もう、サキ。忘れ物するだなんて、早く済ませてね。校門でリカ待ってるんだから」

「はいはい」

サキと双子の姉さきは教室の扉を開けた。何故か不思議だった。教室に並んでいるはずの四つの机は、真ん中に集中するように置いてあった。その机の上に紙が置いてあった

「…なにあれ?」

「わぁ!」

「「うわぁ!」」

「ふたりともと驚きすぎだよ」

「「リカァ!」」

「そして、遅すぎ!もう、忘れ物で遅いとかっ…」

リカはその机に近づいた

「これ、こっくりさんだよ。やってみようよ!」

「「えぇー!」」

何故かこっくりさんをやることになった三人

「いやなんで!おかしいよ!普通机に置いてある?」

「十円玉よし!こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください」

「続けるの?!」

すると、十円が動き出し、『はい』へ進んだ

「ほ、本物だ!」

「いやいや、無意識に筋肉が動くから…サキ?」

サキは急に立ち上がって、頭を机に何度も叩きつけた

「え?え?どうしたの?」

「ちょっ!頭でもおかしくなった?」

まるで何かが取り憑いたような行動だ。そして、満足したかのようにその行動をやめた

「さ、サキ?」

「あーごめんごめん、()かれちゃったみたいで」

「そうだよね。さすがに疲れたよね。やめよっか」

「あ、いやぁ…つかれ違いだけど…」

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻りくださッ…」

十円玉が高速で動き出した

「も・う・く・る・な…あ、鳥居に戻った」

「サキ…なんかした?」

「フッ!低級霊ごときが!神の体に入ったことを後悔させてやったわァ!」

「…なるほど。だからサキとこういうはやりたくないんだよ」

「今度はエンジェルさんやろうぜ!」

「…やらないわ。帰ろ、もう放課後だし」

「たしかに帰ろう」

そして、三人は教室を出ていった。サキに取り憑いた幽霊が、ボコボコの姿となって机の上にいたことをリカだけは知らなかった

「んーなんか忘れているような」

「あ、忘れ物」

「あ!お弁当箱!」

登場人物

サキ

リカ

さき

天気:曇り時々雨

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