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《黒の毎日》  作者: 主s.s
89/125

自分の問題は自分で解決

6月28日㈮人間界編

朝、ハルト王子は暴連高校に出勤してきた

「あ、おはようございます」

「あ!生きていたのですね?」

「何がです?」

「あ、すみません。急にこんな質問…最近、女性の行方不明事件が多発していまして。なかなか連絡が来ず、不安で…」

「へー、ニュースはあまり見ませんし、この前スマホ壊してしまったので…ちなみにどんな事件で?」

「発見された女性の遺体は全て…血が抜かれているんです」

ハルト王子はなんだか心当たりがあったようだ。今日は怯えながら、仕事に励んだハルト王子。そして仕事が終わり、退勤時間となった

「それでは気をつけて」

「はい、さいなら」

ハルト王子はサキが迎えに来てくれた車に向かった。そんな時、背後に誰かが立った

「はっ!まさか…吸血鬼!」

ハルト王子は後ろを振り返った。そこにはそう!吸血鬼アリアがいた

「…やはり、お前の血がじゃないと満足は出来んなぁ」

「あ…さ、サキィ!はっ!」

サキが乗っているはずの車は、とても無惨な姿となっており、フロントガラスからサキが飛び出していた

「あっ…」

アリアの方を見た時、顔を掴まれ…唇を奪われた!

「あ、あ…」

「よく、女の血は美味いというが…お前が一番だ…ハル」

「…」

すると、ハルト王子は歩きだし、潰れた車の中から何か取り出した

「くらぇ…紫外線ライト」

取り出したのは紫外線ライト。アリアに向けて、ボタンを押した。アリアは腕で、顔を防いだ

「お、お前!自分も死ぬことも分かってやってるのかァ!」

「…お前の倒せば、なんだだていい…」

「(自分を犠牲にしてまで、それほどまで倒したいのか…)」

ハルト王子はそこまで考えていなかった!ただ、目の前にいる敵を倒すことしか考えていなかった!

「(この後どうしよう…冷静に考えて、俺もやばいし…倒したとしてもどうしよう。家に帰れんし…)」

ハルト王子はとても有利に見えたが、その後はとても絶望的だったのだ。勝ったとしても、家に帰れないのである!

「やめだァやめ…」

「え?えっ…」

ハルト王子はライトの電源を切った

「お前を倒したところで…意味がないからな」

ハルト王子はサキの元に駆け寄り、救急車を呼んだ

「…警察もいるかな?」

「け、警察」

ハルト王子はアリアを見た。アリアは気まずかったのか、逃げるように去っていった。そんな時、まだ残っていた教員が近づいてきた

「どうしたのですか?何か…喧嘩ですか…」

その光景を見た教員は驚いて、その場で硬直していた

「す、すみません…サキが事故ってしまったようで。今救急車を呼びましたのでご安心を」

「あ、あぁ」

サキは車から救出され、救急車で病院に運ばれて行った。車はレッカー車で運ばれた

「そうですね…修理もできますが…買い替えと方がよろしいかと」

「めんどくさいので、修理で」

この後、怪我人であろうサキに請求を求めた

登場人物

サキ

ハルト王子

吸血鬼アリア

教師1

教師2

天気:雨時々止む

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