『ゲーム・イズ・ナイン』
6月27日㈭人間界編
放課後、ふたりはパステルカラーカフェで食事をしていた。マサキはクリームソーダを飲んでいた
「…」
「サキ、どうしたの?」
このカフェでは、カードゲームができる。ハルト王子の少し後ろの席では、トランプゲームをして盛り上がっていた
「くぅ!俺の負けだ!金だろうか、なんだろうが持っけて泥棒!」
「えぇ、ありがたく持ってきますよ…あなたの命を」
そう言って、そいつは相手の胸に手を伸ばして、相手の体の中から、心臓を取り出した。心臓を取り出したはずだが、血が一滴も垂れていなかった。そうして、店は混乱に見舞われた。様々な悲鳴、店内から逃げていく人々、そんな光景が広がった。ただ、ふたりを除いて
「おい!」
「…なんでしょうか?」
「何食事の時間邪魔してんの?ふざけんなよォ!」
「それはすまなかったね。お詫びの印になにかしようか」
「…そうだな。そのトランプでなんかゲームしよう」
「それはいいですね。私の得意分野ですので」
ハルト王子は思った
「(な、何!トランプゲームだとォ!ダメだ!ふたりとも辞めるんだ!サキは強運だから、確実にお前は負けるし!サキ!お前は単純にババ抜き以外のトランプゲームのルールを知らない!確実にやばい!)」
そして、彼は言った
「ではポーカーはどうでしょう?」
「いいよ…と言いたいが、ルールを知らんからババ抜きで」
「…あぁ、ババ抜きか」
そして、ふたりはババ抜きをすることに。カードは配られ、まず同じ数字のペアを捨てた
「さあ、先にどうぞ」
「ウイッス!」
マサキは相手のカードを一枚取った
「あ!やりぃ!」
マサキは最初にキングのクローバーとダイヤのペアカードが揃って捨てた。ふたりは交互にやり合い、二人の手札は三、四枚となった。彼はマサキの顔を見て、取るカードを決めた
「(ん!今、眉毛が動いた。今のはジョーカーだな)」
そして、相手はカードを引いた。それは、ジョーカーだった!
「(なんだとォ!ジョーカァー!焦るな…焦ったら負けだ!)」
そいつは持っているカードをシャッフルした
「(フッ!絶対にジョーカーを取れ!そのためにはイカサマだってする!)さぁ、今度は君の番だ」
なんとそいつは、袖に隠していた、二枚目のジョーカーとダイヤの二のカードをすり替えたのだ。そいつの持っている手札は全てジョーカーとなったのだ!
「(さぁ、どう切り抜け…え?)」
マサキの手は、そいつの手首に向かった。マサキは手首を掴んで、隠したダイヤの二のカードを出した
「あ!こんなところにあったんだ!…不思議だなァ?!」
「な、なにぃ!い、イカサマがバレていただとォ!」
「バレバレなんだよォ!バカタレがァ!」
マサキは近くにあったビール瓶でそいつの頭を殴った
「バレなきゃあイカサマじゃぁない?やった時点でイカサマなんだよォ!」
「く、クソォ…」
「お前の名前は?」
「わ、私の名前は…ゴゥレイスト…能力は、ゲーム・イズ・ナイン…負けた相手の臓器を、取り出す…こと」
「フッ!そうか…今度会った時はポーカーやろうぜ」
そう言って、ふたりは食事の代金を払って店を出ていった
To Be Continued…
登場人物
マサキ
ハルト王子
ゴゥレイスト
男1
天気:晴れ時々曇り




