魔女と悪魔
6月26日㈬異世界学園編
今日は特別授業があった。講師として、ひとりの魔女が来た
「皆さん、こんにちは。私の名前はウィリッチ、今年で二百歳です」
そういった時、教室にいる生徒は驚いた
「に、二百歳って…どう見たって二十歳ぐらいだぞ」
「だよな」
「冗談だよな…」
魔女は手を叩き、生徒を静かにさせた
「それでは、今回は魔女について教えていきます。まず、魔法使いと魔女の違いについてですが、魔女とは悪魔と契約して、魔力を手に入れた女性のことを言います。基本的に危害を加えます。魔法使いは元から魔力があるものが魔法を使う…名前の通りですね。それが違いです」
「魔女ねぇ…」
「そして、魔女は魔女狩りによって半数は消滅しました」
彼女は黒板に、当時の魔女狩りの風景画を貼った
「現在、生き残っている魔女は様々なところで身を潜めて暮らしています。私たち魔女は差別をさせられました。あなたは差別はしていますか?」
「差別?してないようなしてるような…」
「でも、してないんじゃない?」
教室ではそのような答えが返ってきた
「…まあいいでしょう。あなた達にひとつだけ言っておきましょう。生き物は誰にだって差別をすると言うことを」
そのあと、魔女の歴史や魔法についてなど様々なことを教えて貰い、特別授業は終わりとなった
「「「ありがとうございました」」」
そうして、先生は荷物を持って教室を出ていった。休み時間、サキが廊下を歩いている時、彼女と出会った
「えっと…講師の…ウィリッチさん」
「こんにちは。あなたは…確か、サキ・ロリールさん…でしたっけ?」
「あ、はい」
「私、普段は占い師をしているの。何か占ってあげましょうか?」
「いえ、大丈夫です。間に合ってます」
サキは急いでその場を去ろうとした。彼女の目には、サキの周りにどす黒いオーラが見えていた
「あなた…もしかして、人間…ではない?どこかで見たことがあるオーラね…」
「え?あっ…どうも」
「まるで、悪魔のような…」
「なっ!どうして…なぜ分かった?」
「わかるわよ。こんな歪なオーラを発していたら…」
「みんなには黙っててください…お願いします」
サキの手は震えていた。彼女は思い出した。自分たちが差別され、震えていた日々のことを
「いいわよ。その気持ち、よく分かるわ」
「あっ…ありがとうございます!」
「…少し、質問よろしいかしら?」
「なんですか?」
「あなたの隣の席の…金髪の子」
「ハン兄…ハルですかね?」
「えぇ、その子なんだけど…あの子、何か悪魔と契約しているかしら?」
「え?悪魔ですか?…例えば?」
「授業では言ってなかったけど、人間はひとりひとつしか悪魔と契約できないんだけど…あの子は複数体の悪魔と契約してたわ。数え切れないほどの…一度連れてきて欲しいわ。私の占いの館で待っているわ。夏休みぐらいにはお願い」
サキは、彼女の占いの館がある地図を渡された
「あ、はい」
そうして、彼女は帰って行った
登場人物
サキ
(ハルト王子)
ファルファー
生徒1
生徒2
生徒3
生徒4
天気:晴れのち曇り




