表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《黒の毎日》  作者: 主s.s
84/124

親友も殺せない殺し屋

6月23日㈰人間界編

サキは何でも屋月夜堂に来た。最近は依頼数が減少していた。横開きの玄関ドアの隣には、壁に張り付いているポストがある。サキはそれを見た。いつもは仏壇勧誘のチラシしか入ってないが、今日はとても古びた洋風の手紙が入っていた。サキは月夜堂の建物に入り、リビングで読んだ

「『私は訳あって、あなたの所へは行けない。そのためこのような形の依頼となってしまう。依頼内容は簡単だ。一王子ハルを殺せ。それだけだ』……」

サキは手紙を隅々まで見た

「…報酬は?え?無償でやれってか?ふざけんなよ。それもハン兄を殺せって、ふざけた真似を…なにこれ?」

封筒の中に光るものがあった。それはアンティークなブローチ、サキはそのブローチの針に指をさしてしまった

「いて!これが報酬?…あら、手紙に文字が浮き上がっきた…『ブローチに触ったな、お前は呪われた。九ヶ月以内に殺さなければ、強制的にあいつは死ぬ』」

普通の人はこんなことを書かれても信じないが、サキは信じだ。何故か分からないが

「…依頼だし仕方がない」

そうして、サキはハルト王子を暗殺することにした

「んー夜に決行するけど…無難にナイフだな」

サキは武器を選び、何でも屋月夜堂を出ていった。いつも通り彼に接して…夜、実行の時が来た。森の中、彼を呼び出した

「サキ…こんな所で食料調達かい?」

「まぁ、そんなもんだよ」

サキはナイフを取り出し、ハルト王子に突きつけた

「強制的に死ぬなら、わしが先に殺す…」

「どうして、ナイフを選んだの?」

「は?」

「サキはさ、たくさんの能力があるしさ、証拠を残さない殺し屋…なのに、なんでナイフなの?銃でも、能力でもなんでもいいんだよ」

「…なんとなくだよ。なんとなく…」

サキはナイフを握った手を見た

「(確かに、なんでナイフなんだ。銃でも魔法でもいいじゃないか…でもなんだか体がナイフだいいと言っている…)」

「…ナイフでもしっくり来ないんじゃない?」

ハルト王子はサキの足元に少し大きめの石を投げた。人の顔面を殴るのにちょうどいいサイズの

「はっ!…(何だこの感じ…ダメだ!体が勝手に!)」

サキはその石を持って、その石でハルト王子の顔面を殴った

「はぁっ…はぁっ…もう一回…」

サキは倒れたハルト王子の上に乗って、もう一度頭を殴った。何度も何度

「これは…依頼。わしの趣味なんかじゃない」

サキは自分に言い聞かせた。殴り続け、あたりは血の海に

「これで…」

「もうこんなごっこ遊びはやめようよ」

ハルト王子は、あれだけ殴られたくせにまだ生きていた

「まだ、生きてる…」

「せっかく退院できたのに、また入院させる気か」

「(そうだ、忘れてた。ハン兄は不老不死で不死身、わしと同じだけど、わしみたいにすぐに再生する訳じゃないし、人間みたいにゆっくりと再生する訳じゃない。本当に細胞が再生しないタイプの不老不死だ。だから、入院代がかかる!)」

「続きは家でかい?」

「…そうするよ」

ふたりは家に帰った。何でも屋月夜堂にて、手紙に入っていたあのブローチが小刻みに震えた。そして、蜘蛛の足が生え、そのままどこかに走って行った。街中で男性の足元に着いた。その人はブローチを持ち上げた。その人はアリアでもない、吸血鬼社員でもない、なにか歪な人物だった

To Be Continued(つづく)

登場人物

サキ

ハルト王子

男性???

天気:曇り時々雨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ