レッツ!食中毒!
6月20日㈭人間界編
今日はバイトがないハルト王子。バイト仲間に誘われて、SNSで話題のレアハンバーグ屋に来ていた。ふたりは何を頼もうか、悩んでいた
「ん〜じゃぁ俺はチーズハンバーグ。ハルさんは何にします?」
「…卵黄乗せのやつ」
「わかりました。すみませーん!」
彼は店員を呼んだ
「はい、ご注文は?」
「チーズハンバーグと月見ハンバーグをひとつづつ」
「かしこまりました。お飲み物はどうします?」
「え?飲み物…じゃぁコーラで」
「俺は麦茶で」
「かしこまりました」
店員はキッチンへ向かった。数分が経って、ハンバーグが来た
「こちら、中をよく焼いて食べてください」
「はーい」
軽く説明を受け、ふたりは食べ始めた
「うほぉ!美味そう!」
「…そ、そうだな。ちゃんと焼いて食べるんだぞ」
「へいへい。でも、こういうものは少し赤身があるぐらいが美味しいものよ!」
「…本当に?」
「うんうん!ではいただきまーす!」
彼はまだ中が赤いハンバーグを食べた
「ん〜!美味しぃ!さ、ハルさんも!」
「…(ふ、不安だ。レアハンバーグだぞ。上には卵黄…あ、なんかやばいかも)」
ハルト王子の頼んだものは、卵黄が乗った月見ハンバーグ。卵にはまれに、サルモレラ菌が内部に入っている時がある。そのため海外では、生で食べることは前提とされていない。ここは日本。大丈夫と信じたいが、やはり生と生は怖いのである
「ハルさん!卵焼けちゃいますよ」
「あ、うん(ここは日本、ここは日本。大丈夫!)」
そして、ハルト王子は卵黄を潰し、まだ生焼けのハンバーグを口に入れた
「どうです?美味しいでしょ?」
「…あ、うん。普通のハンバーグと変わらないね」
「えーそんな!」
そんなこんなもあり、数時間後ふたりは解散した
「家に…帰らないと」
ハルト王子は家に帰ってきて、すぐにソファーに横たわった。そして、眠りについた。夜の十一時、ハルト王子は苦しそうだった。激しい腹痛、高熱、嘔吐。これはサルモレラ菌の症状だ。サキが起きてきて、救急車を呼んだ。
病院に着き、苦しみながらも検査を受けた。結果はサルモレラ菌。きっと、あのレアハンバーグと卵黄が原因なのか…
「どこかで生ものは食べましたか?」
「…五時ぐらいに、レアハンバーグ屋で…食べました。友達と」
「多分そちらが原因かと。そのお友達の方も心配ですよね」
「いえ…彼はきっと…大丈夫…です…」
そう言ってハルト王子は力尽きた
「ハン兄さーん!!」
「うるさいです!ここ病院ですよ!」
「す、すみません」
そして、サキはハルト王子の着替えを取りに一度家に戻って、また病院に来た
「はぁ〜迷惑かけやがって、このかわい子ちゃんがよ」
サキはハルト王子の額にキスをして、自宅に帰る…はずだった
登場人物
サキ
ハルト王子
バイト仲間
店員
医者
天気:晴れのち曇り




