西洋剣術の授業
6月12日㈬異世界学園編
マサキのクラスの男子生徒たちは、今は更衣室にいた
「次飛行術だっけ?」
「いや、剣術だったよ」
「…何それ?」
男子生徒たちは剣術の室内稽古場に来ていた
「ちゃんと防具は着れてい…サ…マ…えっと…」
「ミルジェです」
「ミルジェ…防具が悲鳴を上げているぞ…」
「…後で注文しときます」
そして、授業が始まった。剣術は男子だけ行う授業で、基本は実技である。剣の種類が選べて、ブロードソード、ロングソード、レイピアからである。先生は剣について説明してくれた
「まずブロードソードは横幅が広い。ロングソードは縦が長い。レイピアは細いから扱いにくい」
生徒たちは剣を選び始めた。やはりロングソードが人気のようだ
「おまっ!レイピアって!ぷぷぷ!負ける気満々かよ!」
マサキだけレイピアを選んだ。ちなみにハルト王子は見学である
「まっ!お前背が高いから似合ってるぜ!」
「あぁ」
先生がお手本し、みんなが真似をするように動いた。練習して、慣れてきた頃に一体一の試合が始まった。先生がトーナメント表を作ってきていた。最初はマサキ対アンデイルだ
「…初めて見る顔だね。転校生かい?」
「…サキだ」
「嘘!嘘だ!こんなオークみたいな格好じゃないよ!…ゴホンッ…俺は剣術には自信があるんでね!」
アンデイルが剣を突き刺してきた。マサキは余裕で躱した
「は、早い!」
「のろいのろい!のろいぞ!小僧!」
アンデイルの持っている剣を弾き飛ばした
「…小僧。見くびるなぁ!」
「優勝は…サ…ミルジェ!」
周りから歓声が上がった
「すげーえよ!」
「見直したぜ!」
トーナメントは進み、最後に残ったのはマサキとファルファーだった
「そんな細い剣へし折ってやる!」
「…やれるものならやってみろ」
ふたりは剣を構え、先にファルファーが動いたかと思えた。ファルファーはいつの間にか、手から剣を離していた
「…な、何が起こって…」
「さぁ、閻魔様へのご挨拶は済ませたかな?」
そして、マサキは剣を振り下ろした時、笛の音がした
「やりすぎだ」
「あ…」
マサキは周りを見た。ドン引きするみんなの顔が視界にはいる
「ご、ごめん」
「いいよ。でもすごいな…反応する前に、やるだなんて」
「…」
授業は終わって、試合も終わったと
「最近どうした?疲れてるのか?」
「分かんないんだ。最近、自分が自分じゃなくなってきてるんじゃないかって感じて…」
「…大丈夫だよ、きっとね」
「着替えてくるね」
「うん」
生徒たちは稽古場を出ていった。ハルト王子はマサキの背中を見て、なんだが寂しそうだった
登場人物
マサキ
ハルト王子
ファルファー
アンデイル
先生
男子生徒
天気:晴れ




