ミラーハウスの魔術師
6月8日㈯人間界編
今日はサキたちは遊園地に来ていた。メンバーはマサキとさき、ハルト王子、そしてマサキとさきのお姉さんが一緒だ
「よろしく!お財布!」
「…よろしく!お財布!」
「あ、今回も俺が財布係なのですね」
さきはまず、ジェットコースターに向かった
「申し訳ございません。身長制限で、百九十以上のお客様はちょっと…」
ハルト王子とマサキは顔を見合わせた
「ほんじゃあまた後で!」
「…はい」
マサキはさきと姉が列に並んで行くのを見守った
「チクショぉー!わしも乗りたかった!」
「どんまい。喫煙所行く?」
「いや!…ん?なにあれ?」
遊園地の目立たない端っこに何かがった。小汚い、古めかしいミラーハウスだった
「ミラーハウス?何それ?」
マサキは好奇心で、ハルト王子の手を引っ張って中に入った
「…ミラーハウスか。昭和頃に遊園地によくあったものだ。今はもう見かけないがな」
「へー」
ふたりはあっちこっちに歩いた
「なんか、つまんないなぁ…こういうものって、姿が映るから楽しのかな?まぁ、わしの場合は移る違いなんだけどね」
そんな時、近くの鏡の奥を見たら、人影があった
「ねぇ、なにあっ…」
ハルト王子に喋りかけたはずだが、いなかった
「ハン兄さーん!どこにいるの…あれ?鏡ってこんなに近かったか?」
自分の姿が映らない鏡に触れた時、さっきの人影が鏡の中に現れた。そして、いつの間にかマサキは鏡に囲まれていた
「こ、これは…」
「鏡に映らないことは計算外であったが、貴様を追い詰めたことには変わりないわぁ!」
囲まれた鏡の全てから、西洋剣が飛び出し、マサキの首に止まった
「…永遠に閉じ込められるか、ここで死ぬかどうする!」
「わ、わしは……」
「さぁ!答えろぉ!」
剣がマサキの首に刺さろうとした時、マサキは瞬時にしゃがみ、拳で全ての鏡を破壊した。鏡は花吹雪のように舞った
「な、なにぃ!」
「君の居場所は分かっているんだよ…君の名前はカイル。そうだろう?」
「っは!」
カイルは自分の影を見た
「君はもう、わしの領域内にいることをお分かりかね?」
「うわぁぁ!!」
カイルの影から、クロックシャドウが飛び出し、カイルを影へ引きずり込んだ。いつの間にか、鏡が割れたミラーハウスの中にいた。マサキはミラーハウスの出口を見つけ、脱出した。近くにはハルト王子がいた
「あ、裏側行ってたな」
「あたり」
「あ、急に鏡が割れてさ…どうせサキのせいでしょ」
「あ!サキ!どこ行ってたのさ!」
姉たちが駆け寄ってきた
「あはは、ごめんごめん。迷ってて」
「はいはい。お詫びにチュロス買いなさい!」
「はーい。だってばよ、ハン兄」
「結局俺が買うのかよ」
もし、その遊園地にそぐわないものがあったら要注意を…
登場人物
マサキ
ハルト王子
さき
姉
カイル
天気:晴れ時々曇り




