『プロトファントム』
5月28日㈫異世界学園編
今日の授業は魔獣を呼ぶ。生徒は召喚の間にいた。中心には、魔法陣と蝋燭が立っている
「魔法使いにはからなず相棒がいる。猫とかコウモリとか、今回はその相棒魔獣を呼びます」
「相棒かぁ…ま、わしの相棒はハン兄なんだけどね。魔獣に相棒ポジション取られなきゃいいね」
「…そうだね」
魔獣の呼び方として、名前を書いた紙を蝋燭で燃やすだけである
「それじゃぁ、名簿順に呼ぶからな…ラベンダー・アガール!」
ラベンダーは苗字が「あ」からなので一番最初だった
「…(私の魔獣は一体)」
魔法陣が緑に光り、真ん中から小さな竜巻が出てきた。中から、透き通るような綺麗な鳥が出てきた
「これが…私の…」
こいつは鳥型の風の精霊、名前は風鳥である。風鳥はすぐにラベンダーに懐いた。名前が次々に呼ばれ、次はファルファーだ。ファルファーが蝋燭に紙を照らすと、魔法陣が赤く燃え、中からドラゴンが出てきた
「…うぉぉお!!かっけぇ!レッドドラゴンだぁ!」
高校生男子にはとても刺さるようだ。次はアンデイルである。アンデイルが召喚したのは、水の蛇、アクアスネイクだ。次にアンドリーである。彼が召喚したのは…海の馬、ヒッポカムポスである。最後の方にハルト王子が呼ばれた
「(去年は誤作動で召喚出来なかったけど…今年は!)」
ハルト王子は紙を蝋燭に照らした。すると、魔法陣が光り、魔法陣から何かが飛び出できた。それは、スライムであった
「おまっ!スライムって…」
「雑魚モンスターじゃん!お前にお似合いだな!」
ハルト王子はみんなから笑われていた
「おい!てめぇ!」
「サキ!落ち着けって!次お前の番だって!」
最後にサキが呼ばれた。先生に囁かれた
「…去年…ここを混乱された罪…忘れると思うな」
みんなと同じ手順をやった。すると、魔法陣がどす黒く光り、黒い煙が出てきた
「…やっと、見つけた…『私』!」
そう、後ろで声がした。煙はサキの身体に纏付き、サキを包み込んだ
「や、やばい!近づけんぞ!」
先生は助けようとしたが、何かしらの圧で近づけない
サキは暗闇の霧の中にいた
「…お前、名前はなんだ」
サキは霧に問いただしたが、返事は来ない。サキの背中から人型の黒い煙が出てきた
「(魔獣ではない。なんだ…)」
そいつの左の薬指には指輪があった
「あ…(結婚指輪…まさか…)」
サキは煙の中から出てきた
「おい、大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫よ」
サキが振り返った時、背後にあの人型の煙が居た
「これが、サキの魔獣…でも、こんなの見たことないぞ?」
「精霊とか?」
「あ〜たしかに、サキなら有り得るなぁ。すごいな、精霊を呼び出すとか」
「違うよ。これは精霊なんかじゃない、わしの心自身…名前を付けるとしたら、ファントム…いや、わしが最初だから、『プロトファントム』名前はクロックシャドウ」
『ファントム』それは自分の心身を表したもの。『ガーディアン』それはファントムと心が通じあった時の名前である。サキのプロトファントムはプロトガーディアンにすることはできるのか!次回に!
登場人物
サキ
ハルト王子
ラベンダー
ファルファー
アンデイル
アンドリー
先生1
先生2
『私』
天気:晴れ




