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《黒の毎日》  作者: 主s.s
57/73

無意識な悪意

5月27日㈪人間界編

朝、サキは通学路の橋を渡っていた。橋は横幅が広く、道も長い。そんな時、ふと川の方を見ると川岸に子供がいた。子供は、川の方に手を伸ばしていた。まるで、川に引き寄せられるかのよう

「…あ!」

子供はそのまま川へ落ちてしまった。そこ側はとても深く、百九五センチのマサキの方の体で、ギリ地面に届くぐらいである。周りには歩いている人はいなかった

「(えーめんどくさ、わし嫌だよ。水アレルギーだし)」

子供は助けを求めるように、手を伸ばしていた

「…」

その小さな手を見て、サキの心が揺らいだ

「(迷ってる暇はねぇ。命かけて助けてやる!)」

サキはカツラと伊達メガネを投げ捨て、橋から飛び降りる時にに男の体、マサキになった。水の中に入った時、人魚の姿に変化した

「(どこ行った?)」

子供を探し、沈みかけている子供を見つけた。マサキは腕を掴み、胴体に手を回して引き上げた

「はぁ…はぁ…はぁ…大丈夫?」

「ゲボッ、ゴッホ」

マサキは子供を川岸に置いた。マサキの皮膚は赤く腫れ、蕁麻疹(じんましん)が全身に現れた

「大…丈夫かい?」

「うわぁぁぁ!!ゾンビ!!」

子供はその姿を見て怖がって、お礼を言わずに逃げてしまった。マサキは色々と思ったが、アレルギー症状で意識を失った。目が覚めたサキは、急いで学校に向かった

「はぁ、着いた…」

生徒たちは昇降口から出てきており、いつの間にか下校時刻になっていた

「あ!サキちゃん!あのね、先生がサキちゃんを探していてね。早く職員室に行った方がいいよ」

「はい?」

サキは職員室に向かった

「失礼します…」

「あ!良かった無事だったんだ」

「何がです?」

「金曜日、連絡もなしに休んでさ。そんで、今日も休んで…先生たち心配したんだよ」

「なんか、すみません…」

サキは今日の出来事を先生に伝えた

「まぁ、そんなことが…で、金曜日は?」

「え…金曜日…金曜日は…はい。えーと…寝てました」

「…一日中寝てたの?」

「…まぁはい」

「とりあえず放課後教室あるから、そこで授業受けなさい」

暴連高校では月曜日と金曜日の放課後で、短い時間だが授業を受けることができる。サキは授業を受けて、時計は午後六時を指していた

「はぁ、ハン兄一緒に帰ろうよ」

「…嫌だけど」

サキはひとりで家に帰っていた。今は橋を渡っている

「けっ!ちょっとぐらい、いいじゃんか。減るもんじゃないし」

サキは川の方を見た

「(あの男の子、大丈夫だったかな?どうせ大丈夫だよね)」

そして、歩いた。人とすれ違った

「(あ、朝のクソガキ!)」

「いつかお礼できらたいいわね」

「うん!ゾンビさん喜ぶかな?」

「…(人の顔見て、怯えるガキにはお礼なんか要らねぇよ)」

サキは親子を引き止めずに、去っていった

登場人物

サキ(マサキ)

ハルト王子

男児

母親

女子生徒

先生1

先生2

天気:曇り時々晴れ

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