戦い後の休息
5月25日㈯人間界編
朝八時頃、寮にてハルト王子がベットから起き上がった。昨日貰った服をまだ着ていた。ベットの横にあるテーブルに目をやると、昨日の木製の指輪が置いてあった
「…まさか、本当に出てくるなんて」
昨日、自分の手から茨が出てきたことに混乱していた。元々は父親のものだったらしい。自分の手を見つめていた
「…(いつか、全部返せれたら)」
すると、ドアが叩く音がした。ハルト王子が出ると、サキが居た
「…アンデイルは?昨日の夜からいなかったけど」
「どうせ、ご実家に帰っているよ。クローゼット見てみたけど何も無かったよ」
この学校は寮付きの学校で、ふたりで一部屋を使うらしい
「そう、気分転換に人間界に行こっか」
ふたりはサキの部屋に来た。何故が、サキだけひとり部屋である
「わし、教師に嫌われているのかなぁ?」
「…多分ね。タバコ吸う?赤マルだけど」
「いらん。わしはメビウスのボックス以外好かん」
「はいはい…タバコなんて全部一緒じゃん」
ふたりは鏡を通って人間界に来た
「ニコチン足りてないんじゃないの?」
「ふん!…うふ、なんか変わったね」
「え?」
「なんか、開放された感じでさ。なんか明るくなったね」
「あ、ありがとう…」
ハルト王子はキッチンに立って、料理を始めた
「サキ、傷治ったんだね」
「うん。弾丸取ってさ。とても大変だったよ。てか、昨日学校休んだけど大丈夫だったかな?」
「…多分」
「うわぁ、月曜日が恐ろしいぜ」
「楽しみの間違いではないか?はいご飯」
ハルト王子は出来たご飯をテーブルに並べた
「じゃぁ、いただきます」
サキは頬張って食べていた。すると、ハルト王子が立ち上がった
「え?ちょっ!行儀悪いって…」
そして、お腹を抑えて血を吐き出した。サキはびっくりして立ち上がった。たくさんの血が出て、普通の人間だったら死んでいる量だった
「ちょっ!ご飯が汚れるって…」
血液が全てで終わったのか、ハルト王子は机に倒れてしまった。血の海に混じって、何かが出てきていた。金属の小さなボール。蓋が付いており、開けてみると紙が入っていた
「…手紙?えーと…」
サキはその手紙を読んでみた
「これを読んでいるということは、私はまだ生きているということだ。こんなもので、私が死ぬと思うな、ヘタレが…今度こそ殺してみせる…」
サキは手紙の裏を見た
「…吸血鬼…アリア!」
サキは手紙を握った
「…死んでなかったなんて」
「やっぱり、あんなことで死ぬやつじゃなかったんだ。何もかも、上手く行き過ぎたんだ」
「…あ、血が机に染みる…」
「ごめんね。後で掃除しような」
「お、おう…(え?!こんな大量の血を吐き出したのにピンピンしてる…こっわ!)」
ハルト王子は何故が少しだけ笑顔だった。サキは不気味に思った。ハルト王子はアリアが生きているなら、父親も生きていると思い、微笑んだのだ
登場人物
サキ
ハルト王子
天気:晴れ時々曇り




