表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《黒の毎日》  作者: 主s.s
47/72

動物実験アルタニス研究所

5月17日㈮人間界編

ここは香野田(かのだ) 利華(りか)の家、リカは父親と二人暮しのようだ

「今日夜遅くなるから、先に食べてていいよ」

「うん」

「行ってくるね」

「うん!行ってらっしゃい」

リカの父親、香野田(かのだ) 涼太(りょうた)。彼はとある研究所に勤務(きんむ)していた

「あ、香野田さん。所長(しょちょう)が呼んでます」

涼太(りょうた)は所長室に来た

「失礼します」

「あぁ」

「私になんの御用(ごよう)で?」

「『あいつら』の居場所が分かった。貴様…隠しておったな」

「も、申し訳ございません。私の娘と友達でして」

「そうか、もう手配はしてある。お前は、本当に役ただずだ」

「…はい」

涼太(りょうた)は所長室を後にした。彼はとある資料室に向かった。時は経ち、放課後。学生たちが下校している。サキは住宅街(じゅうたくがい)を歩いている

「あ、お使い頼まれてるんだった」

メモを取り出して、メモを読んでいたら、ワンボックスカーが後ろから来ていた

「あ、車だ」

サキは(はし)に寄って、車を先に通らせようとした。だが、車はサキの横に停車した。扉が開き、サキの方に手が伸びてきた

「おっと」

サキは避け、家とは反対方向へ走り出した。狭い道を通って出ようとしたら、同じ車が停車していた。車と車で道を挟まれてしまった。サキは(へい)を登り、(へい)の上を通って逃げた。サキは街中(まちなか)に来た

「…」

すると誰かに声をかけられた

「うわぁ!」

リカの父親だった

「驚かせてすまない」

「…あんたが()(ぐち)したのか」

「違う」

「いたぞ!」

奴らが着いてきていた

「やばい」

「どけ!」

リカの父親を吹っ飛ばし、サキはワンボックスカーの上に乗った。背中からナイフを取りだし、正面の窓ガラスに穴を開けた。車内に手榴弾(しゅりゅうだん)を投げ込んだ

「逃げるぞ!」

サキはリカの父親を(かつ)ぎ上げて、逃げた

「もう大丈夫です」

「…あの答えを教えて欲しいの」

「あの答え?」

「なぜあの時、わしらを逃がしたの?逃がさなければあなたは…」

「…娘に似てたから」

「え?」

無邪気(むじゃき)に食べる君の姿が、娘と重なって」

「じゃぁ、わしだけでよかったんじゃ…」

「この社会では、君ひとりでは生き残れないと思ったから」

「ふーん。あんたも追われてるんなら、全部捨てて逃げなよ」

「あぁ、ありがとう。でも、僕は家族が大切だから」

そう言って彼は、離れていった

「…なんでこんなことになっちゃったんだろう」

サキは首筋にあるバーコードを触っていた

登場人物

サキ

香野田 涼太

リカ

アルタニス研究員

所長

天気:晴れ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ