保健室のプリンセス
5月13日㈪暴連高校編
一時間目の授業中、サキは鼻をほじっていた。人差し指の第一関節まで指が入っていた。すると、変な音がして、指を出した。指が真っ赤に染まっていた
「…え?」
鼻から垂れてきた鼻血が、教科書にドバドバと垂れてきた
「…あ、やばいやばい。溶けちゃう」
サキの血液は触れたものは、どんなものでも溶けてしまうのだ。隣の席の子が声をかけてきた
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ」
「なんでもないって…」
彼女は、サキの血の付いた教科書を見てしまった
「…きゃぁぁぁぁぁ!!!」
教室にいるみんなは、彼女の悲鳴で振り向いた
「おい、どうし…うわぁ!」
血だらけの教科書を見たみんなは、サキの周りから逃げた
「とりあえず、保健室。後片付けはやるから」
サキは先生に言われ、なぜか一人で保健室に向かった
「失礼します…」
保健室の先生はほかの生徒と喋っているようだ。こちらに気づいたようだ
「…ん?あれ、今授業中だよね?」
「あ」
真っ赤に染った手を見せた
「あら!まぁ!座って。鼻血出ちゃたね」
救急箱から鼻ぽんを取り出し、サキの鼻に詰めた
「これでいいわね。でもなんでこんなことに?」
「鼻を…ほじって…」
「嘘!鼻ほじっただけじゃこんなに多くないわよ!少し安静にしてなさいね」
サキは反省はしなかった。ふと、仕切りがあるところに人が座っていた
「あの人は?」
「あ〜あの子は…まぁ、ね。制服汚れちゃったから、教室に電話するね」
そう言って、先生は保健室を出ていった。そして、その子が近づいてきた
「な、何?」
「はい」
その子から、湯たんぽを貰った
「あ、ありがとう」
「鼻血が出る時は貧血気味が多いの」
「へーなんで君は、保健室登校なの?」
サキはストレートに質問した
「…中学校からこうで、習慣みたいになってるんだ」
「へーま、それで毎日来てるだけ凄いよ。わしは、忙しすぎて、週に二回だけだよ…」
「そうなんだ。なんか思っていたのと違うね」
「え?」
「すごい、大人しそうな見た目なのに、なんだかサバサバしてるって感じで…」
「そう?サバサバ?鯖?美味しいよね。ものによるけど。自分は味噌と圧力鍋でグッツグツが好き」
「面白いね。こんな人初めて。ふふふ!」
すると保健室の先生が戻ってきた
「今日体育ないみたいだから、ごめんけど学校ので我慢してね」
学校から借りてる体操服を借りた
「なんか、小さいんですけど」
「そうね。サキちゃんは人より大きいからね」
そうして、教室に戻ることができた。サキは、しなっしなのボロボロの体操服で、今にでもはち切れそうなパッツンパッツンの胸、小さいハーフズボンがとても恥ずかしかった
登場人物
サキ
隣の席の子
先生
保健室の先生(養護教諭)
香川 花風
天気:雨




