全部呪いのせいにするな!
5月3日㈮人間界編
朝、何でも屋月夜堂にひとりの男が壺と一緒にやって来た
「なんですか?このクソデカ壺は?」
「助けて欲しいです。この壺から」
男は壺について教えてくれた。彼の名前は吉岡 飛安、二十八歳。この壺は、父方の祖母の家にあって、飛安さんが子供の頃に、わがまま言って貰ってきたものだった
「それからなんです…何故が、私はがり不幸が続くんです」
「不幸ですか。どんな不幸ですか」
「例えば、車に轢かれかけたり…」
「普通ですね。わしはついさっき轢かれましたけどね」
「植木鉢が上から降ってきましたし、あ、でもギリギリ避けましたよ」
「普通ですね。わしは昨日植木鉢が頭に直撃でしたよ」
「あとは……ってか、さっきからなんなんですか?」
「こっちの台詞ですよ。なんなんですか?普通のことをあたかも、壺のせいにして。てか、あなたここまで何で来ました?」
「車ですよ」
「お前かぁぁ!!ひき逃げ犯は!」
サキは飛安さんの胸ぐらを掴んだ
「めちゃくちゃ痛かったんだぞ!ふざけるなぁ!!」
「え?!なんですか!冤罪はごめんですよ!」
「冤罪じゃねぇよ!てか!その全部の回避した不幸、わしのなんやけど!!」
「あ、そういえば…どっかで見たことあるような気がしたんだ」
サキは落ち着きを取り戻し、ソファーに腰掛けた
「はぁ…その、轢かれそうになったやつは多分、左折の車だよ。全部壺のせいにするんじゃないよ」
「あぁ〜たしかに、この不幸も一昨日から始まったし」
「偶然、わしの不幸の近くに居ただけじゃんか」
「そうみたいですね!ではこれで」
「おい!壺は!」
「いらないですよ。また、車に持っていくのめんどくさいし。それでは!」
そして、依頼人は壺を置いて、帰って行った
「はぁ…今の子ってこんな感じなの?っね壺太郎。そうだよ(裏声)…この壺どうしよう」
サキは壺を処分することにした
「あいつ、呪いの壺みたいなこと言ってたけどほんとか?」
サキは壺を処分するため、ハンマーで破壊した。すると、壺の破片を見ると何かがあった
「糸?いや違う。髪の毛だ…!」
サキは気づいてしまった。壺から出た粉のように細かい破片をした時、それが人骨の欠片だったことに。サキは依頼人に連絡しようとした。
そんな時、インターフォンがなった。玄関の扉越しに、その人が老婆とわかった
「もしもし、実は探し物がありまして。少し重たい壺なんですか…」
その老婆が探していた壺はもう破壊してしまったのだ
「(まさか…)どんな壺ですか?」
「普通の大きい壺です」
サキは何か思いついたのか
「…えぇ、その壺ありますよ。どうぞお上がりください」
老婆を上がらせた
「その壺はどこだい?」
「えぇ、今はキッチンにありますので持ってきますよ」
サキはキッチンに向かい、身卸包丁を手に取った
「すみませーん。壺が大きくて運べないので来てください」
老婆はサキに呼ばれ、キッチンに来た
「…ちなみに、どうやって運びますか」
サキは老婆に包丁を刺した
登場人物
サキ
依頼人 吉岡 飛安
老婆(吉岡の祖母)
天気:晴れ




