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《黒の毎日》  作者: 主s.s
33/75

全部呪いのせいにするな!

5月3日㈮人間界編

朝、何でも屋月夜堂(つきようどう)にひとりの男が壺と一緒にやって来た

「なんですか?このクソデカ壺は?」

「助けて欲しいです。この壺から」

男は壺について教えてくれた。彼の名前は吉岡 飛安(とびあ)、二十八歳。この壺は、父方の祖母の家にあって、飛安さんが子供の頃に、わがまま言って貰ってきたものだった

「それからなんです…何故が、私はがり不幸が続くんです」

「不幸ですか。どんな不幸ですか」

「例えば、車に()かれかけたり…」

「普通ですね。わしはついさっき轢かれましたけどね」

「植木鉢が上から降ってきましたし、あ、でもギリギリ避けましたよ」

「普通ですね。わしは昨日植木鉢が頭に直撃(ちょくげき)でしたよ」

「あとは……ってか、さっきからなんなんですか?」

「こっちの台詞(せりふ)ですよ。なんなんですか?普通のことをあたかも、壺のせいにして。てか、あなたここまで何で来ました?」

「車ですよ」

「お前かぁぁ!!ひき逃げ犯は!」

サキは飛安さんの胸ぐらを掴んだ

「めちゃくちゃ痛かったんだぞ!ふざけるなぁ!!」

「え?!なんですか!冤罪(えんざい)はごめんですよ!」

「冤罪じゃねぇよ!てか!その全部の回避した不幸、わしのなんやけど!!」

「あ、そういえば…どっかで見たことあるような気がしたんだ」

サキは落ち着きを取り戻し、ソファーに腰掛けた

「はぁ…その、轢かれそうになったやつは多分、左折の車だよ。全部壺のせいにするんじゃないよ」

「あぁ〜たしかに、この不幸も一昨日(おととい)から始まったし」

「偶然、わしの不幸の近くに居ただけじゃんか」

「そうみたいですね!ではこれで」

「おい!壺は!」

「いらないですよ。また、車に持っていくのめんどくさいし。それでは!」

そして、依頼人は壺を置いて、帰って行った

「はぁ…今の子ってこんな感じなの?っね壺太郎。そうだよ(裏声)…この壺どうしよう」

サキは壺を処分することにした

「あいつ、呪いの壺みたいなこと言ってたけどほんとか?」

サキは壺を処分するため、ハンマーで破壊(はかい)した。すると、壺の破片を見ると何かがあった

「糸?いや違う。髪の毛だ…!」

サキは気づいてしまった。壺から出た粉のように細かい破片をした時、それが人骨の欠片だったことに。サキは依頼人に連絡しようとした。

そんな時、インターフォンがなった。玄関の扉越しに、その人が老婆とわかった

「もしもし、実は探し物がありまして。少し重たい壺なんですか…」

その老婆が探していた壺はもう破壊してしまったのだ

「(まさか…)どんな壺ですか?」

「普通の大きい壺です」

サキは何か思いついたのか

「…えぇ、その壺ありますよ。どうぞお上がりください」

老婆を上がらせた

「その壺はどこだい?」

「えぇ、今はキッチンにありますので持ってきますよ」

サキはキッチンに向かい、身卸(みおろし)包丁を手に取った

「すみませーん。壺が大きくて運べないので来てください」

老婆はサキに呼ばれ、キッチンに来た

「…ちなみに、どうやって運びますか」

サキは老婆に包丁を刺した

登場人物

サキ

依頼人 吉岡 飛安

老婆(吉岡の祖母)

天気:晴れ

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