洗濯と掃除は丁寧に
5月1日㈬異世界学園編
朝六時、マサキの部屋にハルト王子が来た
「ん…う…う…うんこ!ん…」
「…サキ。起きて!」
「ふぉ!」
サキはハルト王子に寄って起こされた
「今日から掃除洗濯当番だよ!はよ起きんさいな」
「あと十二時間だけ」
「それ、一日終わってるって」
「うんぴっぴ」
ハルト王子はひとりで校庭に向かった。校庭には一年生全員が集まっていた
「ではみなさん。これから洗濯と掃除をしてもらいます。名前を呼ばれたものは洗濯係です。お願いします」
「はい、ファンシャー・シェイサー、ファルファー・ガーネット……エルジェ、ラベンダーアガール…」
「うっげ!わし掃除かよ…」
「(いつのまに!)」
「……以上呼ばれた者は洗濯となりますので、全寮を回って洗濯物を集めてください」
「「はーい」」
「では、始め!」
先生の号令で、みんなは自分たちがやることをやった。まずはサキたちの掃除組は…
「今日の担当は…大釜掃除だ」
「大釜掃除か…なにをするんだい?」
「大釜を水辺まで運んで…」
「ふざけないでよ!」
「え?誰?」
「…ほら隣のクラスの」
「私はレディなのよ!そんなもの重くて運べないわ」
「そうよそうよ。洋服が汚れてしまうわ」
それに続いて、ほかの女子生徒からも文句が…仕方なく、男子が運ぶことに。大きな井戸に来た大釜掃除組は、早速やることに。サキはハルト王子から貰った紙を頼りに作業をした
「えーと、中身は…何もなしっと、まずはぬるま湯でふやかす。無いから水でいいや」
サキは大釜に水を入れた。他の生徒も同じようにした
「スポンジに中性洗剤でゴシゴッシ。あ、なんか綺麗だ」
みんなはよく分かってないようだった。一方その頃、ハルト王子は……何故か人間界のコインランドリーに居た
「ここは一体なんなんだ」
「…みんなには秘密だよ」
「あ、あ、おう!(こいつが喋ったのは初めてかも)」
「よし、でけた。これ、持ってって、ここ乾燥機無いから」
「あ、あぁ」
ファルファーは近くにある鏡で異世界に戻った
「(これが…あいつの魔法…いや、それはないな。きっとサキのだ)」
ファルファーはみんながいるところに向かった
「はい、洗濯物。干してて、まだあるから持ってくるね」
「うん」
「おい、ハル…」
ハルト王子は外でタバコを吸っていた。
「…ふぅ……あっ!やっべ何?」
「いや…洗濯物を…」
「洗い終わったから一緒に持ってくよ」
「あ、ありがとう」
ファルファーはハルト王子の横顔を見て、少しだけ惚れてしまった。その後、ハルト王子はサキのことが心配で、サキのところに来た……サキは水を入れた大釜の中で溺れていた
「おう、助ける助ける」
ハルト王子はサキの頭を大釜に沈めた
「おい、逆に溺れさせてどうするだよ!」
登場人物
サキ
ハルト王子
ファルファー
アンデイル
アンドリー
ラベンダー
女生徒1
女生徒2
天気:曇り




