人々に愛された者の運命
4月27日㈯会社編
株式会社サポートスマイル。ハルト王子たちが働いている会社だ。ハルト王子は四月から、情報システム部に配属された。ハルト王子は何やら、後輩と難しい話をしていた
「最近メールとか届くのが遅いってクレームが来ましてね」
「へー」
「サーバーが混雑しているからですかね?」
「…いや知らないよ。俺に聞かないで」
「てか、なんで情報システム部は休日出勤が多いのって…」
すると、ハルト王子のスマホが鳴った
「ごめん、電話だ」
「…どうせマサキさんでしょ」
「もしもっ…」
「ハン兄!助けて!」
「何?」
「何もしてないのにパソコンから煙が!」
「煙?パソコンから?」
後輩は飲んでた飲み物を噴いてしまった
「パソコンから煙?!」
「ねーどーにかしてよ!ハン兄!」
「俺、外側からの故障は無理なんだ。得意だよね?サキ?」
「得意!出来る!オデヤルヨ!!」
「うん」
そして、電話は切れた
「どうでしたか?」
「オデガンバル。だってさ」
「ぶっ!…オデって…ふっ…やめてくださいよ先輩…ぶっ!」
後輩はとても笑っていた
「何が面白いのかよく分からないや。ん?爆発音が…気のせいか。うん、気のせい気のせい」
午後六時ぐらい。定時になり、地下鉄に向かっていた時、フードを被った白い服を着た男が来た。昨日、サキが出会った人と似ていた。ハルト王子はとても震えていた
「…どうして、人間界に…」
「まぁ、いろいろとね。あそうだ。実は昨日、サキと出会ってね」
「……なにをした」
「何も。ただ、世間話を」
「…お前を見てると、吐き気がする…帰ってくれ」
「…そういえば、ここら辺の近くにホテル街があったよなぁ」
「…そんなものはない。帰ってくれ」
「そうか。一緒に帰ってもいいか?」
「…ダメに…決まっているだろうが」
「なぜた?昔はあんなに愛し合っていたのになぁ」
ハルト王子は震えて、目が大きく見開いていた
「……俺は違う…お前が、俺の人生を壊したんだ」
「…そう、君はそう捉えるんだ」
「もう二度と近づかないでくれ。俺にも…サキにも」
「それは、どうかな?私はあの野郎を恨んでいるから」
「…」
すると、後ろから誰かが来たようだ
「あ、ハン兄さーん!!」
マサキだった。一生懸命にお手手を振っているようだ
「じゃあ忠告だ。近々、君の大切なものを奪って見せるよ」
そう耳元で囁くと、男は去って行った
「…?ハン兄さん?」
「……あぁ」
ハルト王子は力が抜けたように、崩れ落ちた
「ハン兄さん?!」
「…サキ…俺を守って」
「え?うん。出来る限りやって見せるよ。あ、あとパソコンの修理費ね」
今日、ハルト王子は色んな意味で最悪な日だった
登場人物
マサキ
ハルト王子
後輩くん
謎の男(???)
天気:曇り




