↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《黒の毎日》  作者: 主s.s
144/197

場所は変わっても…

8月22日㈭修行編

朝、ハルト王子とルカは朝ごはんを食べていた。食堂では、食器が当たる音が響いているだけである。そして、サキはなかなか起きてこなかった

「ハル、サキを起こしに行ってきてくれる?」

「はい」

ハルト王子はサキを起こしに、サキの部屋に向かった。廊下を歩いている時、彼はこう思った

「はぁ、まるで自宅と変わらないじゃあないか。まぁ、いいことだけど」

ハルト王子は、昨日の修行を思い出していた。逆立ちをし、指先に精神力を込めて立つ修行だったり、足の裏に精神力を集め、針地獄を歩いたりと過酷な修行を

「(はぁ、退院したばっかなのに、手足がボロッボロ。…また、病院行かないとな)」

彼の手足は、血が染みた包帯が巻かれていた

「はぁ、早く起こさないとッ…あれ…」

ハルト王子は一瞬、目眩がした。そして次の瞬間、唇を噛み締めていた

「う”っ!体が…痛い。後遺症か?(やばい、立っていられない…)」

ハルト王子はその場でうずくまっていた。そんな時、部屋から目を擦りながらサキが出てきた

「ん?何を…してん?」

「あ、お前を…起こしに来たんだ」

「あ〜もう飯の時間」

そう言って、サキはハルト王子の横を通った

「あ、そんなところでうずくまるなよ。腹痛いなら、トイレしてから来いよな」

サキはハルト王子がうずくまっている原因が便意の腹痛と思っていた。たが実際は、急な修行での筋肉痛、薬物での後遺症。そして、環境が変わったことでのストレスが加わったことにより、全身が悲鳴を上げていたのだ

「…」

「早く来ねえと、お前の分食べちまうぞォ…」

そう言って、サキは食堂に向かった。食堂では、食事を終えたルカが座っていた

「遅かったわね」

「さ、飯飯」

サキは席に着き、並べられた食事を食べた。楽しく食事をしているサキの目の前に、ルカは今日の修行メニューを差し出した

「ん?なになに…ぶゥゥ!!昨日よりも厳しいィ!」

「メニューは毎日変わるものよ。さ、訓練場へ行くわよ」

「えぇ!まだ食べてる途中なのに!」

サキはルカの後を追うように食堂を出ていった。ふたりは食堂を離れ、訓練場へ向かった。修行は過酷であったが、最初の方と比べるも、サキも成長してきていた。数時間、徹底的に修行をさせられたサキである

「はぁ、きちぃ!休憩もなしにやるとか鬼かよ」

「そうね…」

「否定はしなさいよ」

「いえ、ハルが来ないのよ。訓練場は事前に伝えたはずなのに…」

サキはさっきのことを思い出していた

「あら、そんなことがあったのね」

「どうせトイレですよ。あの人トイレ長いし」

「少し、様子を見に行きましょう」

ふたりはあの廊下へ向かった。そこには、ハルト王子が倒れていた

「あ!」

「大丈夫?ただの腹痛ではなさそうね。立てる?」

ルカはハルト王子を介抱し、サキの部屋に寝かせた

「けっ!わしの寝る部分が無くなった」

「今日は修行は中止よ。彼の体調次第では、再開するかもしれないけど」

「ふーん」

サキはハルト王子に近づき耳元で囁いや

「ずっと寝ててね。わしの修行時間が減るから」

「聞こえているわよ」

「うげげ」

「体にいい飲み物を作って来るわ。待ってなさい」

ルカはキッチンへ向かった。部屋にはサキとハルト王子のふたりだけ。サキは彼の頭を撫でながら言った

「…元気になってね」

登場人物

サキ

ハルト王子

ルカ

天気:曇り一時雨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。