重機関銃使いの古代人
8月13日㈫人間界編
今、サキは軍事施設の近くの倉庫に来ていた。
「クッソォ!昨日は高西のせいで一日なんにもできなかったし!記憶もないし!ふざけんな!」
サキは昨日のことがあって、少し苛立ちがあった。ここの倉庫はサキが所有している武器や乗り物が置いてある。たまに、自衛隊に貸し出しをしているらしい
「んもぅ!扉堅いな!」
サキは勢いよく扉を開けた
─バンッ!
そして、驚いたのだ。目の前にあるはずの乗り物がなかったのだ
「は?えっちょっと!なんなの?」
サキは急いで中に入り、武器も見た。だが、武器もなかったのである
「な、ない!わしのお気に入りのガトリング砲とかもない!マシンガンもない!なんにもない!なんでぇ?!」
すると、後ろで音がした。
─グチャ…グチャ
サキはその方向に振り向いた
「だ、誰だッ!ハッ!(な、なんなんだ!あいつはァ!わ、わ…わしのサブマシンガンを食べている!)」
そいつはまるで、クッキーでも食べているかのように、そのサブマシンガンを食べていた。そいつの見た目は筋骨隆々で、軍服を纏った男。ヤンキーのような座り方をしていた
「(軍服を着ているのか…近くの軍事施設の者か?いや、違う!)」
サキはそいつの顔に見覚えがあった気がした
そいつは食べていたものを飲み込み、立ち上がったのだ。
「(日本の自衛隊は迷彩柄の服。そして、こいつは!軍服!こいつは只者じゃあねえな…)」
「お前…なぁにぃものだァ!」
「ハッ!(あいつ…すんげぇ、巻舌…あ、違う違う)…こういうものは、自分から言うのか礼儀じゃあねえのか?」
そいつは足を揃え、敬礼のポーズを取ったのだ
「俺ィの名前はァァ!マゲェール!俺に搭載されている機関銃は、ここにあるものよりも優れているぞォォ!!」
そいつは自分の上半身の服を破り、そして、腕を頭の後ろに組んだのだ。すると、そいつの背中からは様々な機関銃が飛び出し、腹にはとても光り輝いている重機関砲が生えていたのだ
「…(や、やばい。あんなの食らったら、すぐには再生できないぞ。今までの古代人は切ったりするやつが多かったが…)」
サキはそいつを観察するように見た
「(こいつはなぜ、銃なんだ!古代人だろう!ないだろう!古代にッ!)」
すると、そいつは急に腰を前に出したのだ
「フッ!久しぶりに目覚めたんだ!初回はお前だァァ!!」
そして、腹から出ている重機関砲をぶっぱなしたのだ
「うわぁぁ!!(や、やばい!手で防ぐことしか出来ない!その手も再生することが出来ない!)」
弾は雨のように降り注ぎ、サキの細胞高速再生よりも早かった。弾丸はサキの皮膚にめり込み、再生の邪魔をしていた
「がはっ!」
「お前…なかなか攻撃しないな。なら、これでどうだァ!」
そう言って、そいつは腹の重機関砲をバズーカ砲に変えたのだ
「なっ!」
「これでお前は最後だッ!この倉庫も吹っ飛ぶほどの威力!最恐で最強な武器だッ!」
「や、やめろぉ!いや、本当にやめて!近くには軍事施設があるんだ!こんな所でやられたら、近所迷惑なる!」
「そんなの、知ったこっちゃあないなッ!」
そして、マゲェールはサキに向かってバズーカを向け、撃ったのだ。対戦車榴弾はサキ目掛けて飛んでいる!
「(おいおいおい!わし戦わずに、このまま退場かよ!)」
サキの視界は真っ白になり、そして飛んで行った。次の視界は青い空、最後は真っ黒な視界となった
「(うっ!やばい!水の中入った!泳げない…やばい…視界が…)」
サキの意識は朦朧とし、そして眠るように目を瞑ったのだ。海の中は何も無く、誰も来なかった
To Be Continued…
登場人物
サキ
マゲェール
天気:晴れ




