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《黒の毎日》  作者: 主s.s
135/188

重機関銃使いの古代人

8月13日㈫人間界編

今、サキは軍事施設の近くの倉庫に来ていた。

「クッソォ!昨日は高西のせいで一日なんにもできなかったし!記憶もないし!ふざけんな!」

サキは昨日のことがあって、少し苛立ちがあった。ここの倉庫はサキが所有している武器や乗り物が置いてある。たまに、自衛隊に貸し出しをしているらしい

「んもぅ!扉堅いな!」

サキは勢いよく扉を開けた

─バンッ!

そして、驚いたのだ。目の前にあるはずの乗り物がなかったのだ

「は?えっちょっと!なんなの?」

サキは急いで中に入り、武器も見た。だが、武器もなかったのである

「な、ない!わしのお気に入りのガトリング砲とかもない!マシンガンもない!なんにもない!なんでぇ?!」

すると、後ろで音がした。

─グチャ…グチャ

サキはその方向に振り向いた

「だ、誰だッ!ハッ!(な、なんなんだ!あいつはァ!わ、わ…わしのサブマシンガンを食べている!)」

そいつはまるで、クッキーでも食べているかのように、そのサブマシンガンを食べていた。そいつの見た目は筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)で、軍服を纏った男。ヤンキーのような座り方をしていた

「(軍服を着ているのか…近くの軍事施設の者か?いや、違う!)」

サキはそいつの顔に見覚えがあった気がした

そいつは食べていたものを飲み込み、立ち上がったのだ。

「(日本の自衛隊は迷彩柄の服。そして、こいつは!軍服!こいつは只者じゃあねえな…)」

「お前…なぁにぃものだァ!」

「ハッ!(あいつ…すんげぇ、巻舌…あ、違う違う)…こういうものは、自分から言うのか礼儀じゃあねえのか?」

そいつは足を揃え、敬礼のポーズを取ったのだ

「俺ィの名前はァァ!マゲェール!俺に搭載されている機関銃は、ここにあるものよりも優れているぞォォ!!」

そいつは自分の上半身の服を破り、そして、腕を頭の後ろに組んだのだ。すると、そいつの背中からは様々な機関銃が飛び出し、腹にはとても光り輝いている重機関砲が生えていたのだ

「…(や、やばい。あんなの食らったら、すぐには再生できないぞ。今までの古代人は切ったりするやつが多かったが…)」

サキはそいつを観察するように見た

「(こいつはなぜ、銃なんだ!古代人だろう!ないだろう!古代にッ!)」

すると、そいつは急に腰を前に出したのだ

「フッ!久しぶりに目覚めたんだ!初回はお前だァァ!!」

そして、腹から出ている重機関砲をぶっぱなしたのだ

「うわぁぁ!!(や、やばい!手で防ぐことしか出来ない!その手も再生することが出来ない!)」

弾は雨のように降り注ぎ、サキの細胞高速再生よりも早かった。弾丸はサキの皮膚にめり込み、再生の邪魔をしていた

「がはっ!」

「お前…なかなか攻撃しないな。なら、これでどうだァ!」

そう言って、そいつは腹の重機関砲をバズーカ砲に変えたのだ

「なっ!」

「これでお前は最後だッ!この倉庫も吹っ飛ぶほどの威力!最恐で最強な武器だッ!」

「や、やめろぉ!いや、本当にやめて!近くには軍事施設があるんだ!こんな所でやられたら、近所迷惑なる!」

「そんなの、知ったこっちゃあないなッ!」

そして、マゲェールはサキに向かってバズーカを向け、撃ったのだ。対戦車榴弾たいせんしゃりゅうだんはサキ目掛けて飛んでいる!

「(おいおいおい!わし戦わずに、このまま退場かよ!)」

サキの視界は真っ白になり、そして飛んで行った。次の視界は青い空、最後は真っ黒な視界となった

「(うっ!やばい!水の中入った!泳げない…やばい…視界が…)」

サキの意識は朦朧とし、そして眠るように目を瞑ったのだ。海の中は何も無く、誰も来なかった

To Be Continued(つづく)

登場人物

サキ

マゲェール

天気:晴れ

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