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《黒の毎日》  作者: 主s.s
129/175

三者面談

8月7日㈬暴連高校編

夕方頃、サキと父親であるユウは暴連高校の廊下を歩いていた。理由は三者面談があるからだ

「あんさ、親父」

「ん?何?」

「昨日さ、矢で頭貫かれたんだけど…」

サキはユウの方を見た。ユウは黙って下を向いていた

「やっぱり、親父だったんだ。どうせ、アリアからの命令でしょ?」

「…そうだ。いやね、本当にすまないと思っているんだ」

サキはユウの方を黙って見ていた

「……ゆる」

「…?(ゆる?もしかして、許してくれるッ)」

「許さない。絶対に!許さないからなッ!あと一歩でお泊まり出来そうだったもん!お前のせいだからなァ!低身長!」

「(あ、やっぱりわしの子供だわ)」

「絶対許さないかんなッ!アリアのせいでも、お前がやったかんなッ!橋本か〜んなッ!」

「…ブッ!怒ってんのか楽しんでんのかどちらかにしろよ」

「…フッ。怒ってるけど、楽しんでるよ」

さっきまで、少し険悪だった空気が少し和らいだ気がする

「ところで、ずっと廊下歩いてるけど、教室どこ?」

「…」

サキは黙り込んで、その場で停止した

「…おい、まさか。迷ったって言うんじゃあねえよな」

「大正解!」

「大正解じゃねぇよ!何迷ってんだよッ!」

「だってだって!久しぶりだもん!迷うよ!普通は!」

ふたりはまた口論を始めた。そこに、偶然通りかかったハルト王子が居た

「何をしているのですか?こんな所で喧嘩だなんて、大人気ない」

「あ、君か。実はなッ…」

「今こいつ!大人気ないとか言ったよ!」

「お前は黙っとれッ!このバァカのせいで道に迷ってな、教えてくれんか?」

「いいですよ」

ふたりはハルト王子について行くことになった。彼の後ろに続くようにふたりはついて行っていた

「ハン兄超優しい!どこぞの誰かさんと違ってッ!」

「あぁん?」

「ニヒッ!ちょ〜うこわあい!」

「あ、ここですね。ちょうど終わったみたいなのでどうぞ」

そうして、彼は教室の扉を空け、ふたりは教室へ入って行った。机を二個挟んで、向かいにはサキの担任が座っていた

「では、面談を始めさせてもらいます。まずこちらが、成績表です」

ユウにサキの成績表が渡された。サキは内心、心臓が破裂しそうなぐらい緊張していた。ユウはその成績表を開いた

「…おぉ、すごいな。ほぼ、四と五しかないぞ」

「はい、サキさんは授業態度も良く、提出物は必ず出していますよ。テストは高得点で、みんなのお手本になれるような生徒です」

「へーすごいじゃん」

サキは少し照れていて、自分の顔を何度も触っていた

「ですが、人前に出るのが苦手なところと…人に責任を押し付けたりすることが課題です」

「…」

そうして、三者面談が終わり、ふたりは教室を出ていった

「もう大人なんだから、人に責任を押し付けるなよ」

「親父に言われたくないよ。何でもかんでも、アリアのせいにするんだから」

「…」

ふたりは思ったのだ

「「(あぁ、やっぱりわしの、子供・父親なんだな)」」

登場人物

サキ

ハルト王子

白龍神/ユウ

近藤 彩音(担任)

天気:曇りのち一時雨

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