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《黒の毎日》  作者: 主s.s
128/172

森の愚かな者たちよ

8月6日㈫人間界編

深夜十一時、森の心霊スポットにて。ふたりのカップルがいた。彼らはとても熱々のカップルで、彼らの周りの気温は急上昇中だ

「ねぇ、たっくん。ちょー怖いんだけど♡」

「大丈夫!レナちゃんは俺が守るから」

「ちょぅー頼りにしてるよ♡」

そんな時、彼らの背後にひとりの人影があった。その視線を感じた彼らは振り返ったのだ

「「ギャァァァァ!!」」

二メートルも無いが、とてつもなく大きい人影である。たっくんこと滝川は玲奈を置いて、急いで逃げて行った

「ちょっ!たっくん!助けて!!行かないで!怖いよ…」

玲奈は今にでも泣きそうな雰囲気であった

「ごめんね。驚かせちゃったみたいで」

「え?」

そいつは彼女に声をかけ、お面を取った。人間離れした色合い…それはマサキであった

「あ、ここじゃぁなんだから山小屋にでも行く?」

マサキは彼女の連れて、人が住めるほどの豪勢な山小屋に来た。マサキは玲奈にホットココアを出した

「ありがとうございます」

玲奈はそのドリンクを一口飲んだ。マサキは彼女に質問した

「どうして、こんなところに?ここは心霊スポットだよ」

「えっと…夏休みだから、肝試しを…」

「はぁ、だよね。知ってる。わしは、君たちみたいな馬鹿ばっかが心霊スポットを荒らさないように今夜は仕事で、一晩泊まってるんだ」

玲奈は図星だったのか、俯いた。マサキはそんなことも気にせず、少しきつく言ったのだ

「身分証見せてくれる?夏休みって言ってたから、大学生?ここは一応、所有物だから不法侵入に該当する。学校や親御さんには連絡することになるかも」

「そ、そんなッ!学校には辞めてよ!退学させられる!」

「わしは当たり前のことを言っているだけだ。あ、あと…彼氏さん?かな。あの人にも連絡してね。一応、彼も同罪だから。さ、早く」

マサキは急かすように、彼女に言ったのた

「…」

彼女はスマホを取りだし、滝川に連絡をした。だが、彼は出なかった

「…もしかして、捨てられた感じ?」

そう言われ、彼女の目には涙が溜まっていった

「あ、冗談だから。あんなクズに捨てられて正解だよ」

彼女の涙の量は増えていった

「あ、(やべっ、言い過ぎたか?)」

彼女は、その涙を手で拭った

「あ、ティッシュあるよ」

マサキはティッシュを何枚も出し、彼女に渡した

「あ、ありがとうございます」

彼女はそのティッシュで目元を吹いた。ティッシュにはアイシャドウが少し付着していた

「あなたの言うとおり、あんなクズに捨てられて正解ですよ。女の子を見捨てるような人に」

彼女の目の周りは赤くなっていたが、とても清々しい顔になっていた。マサキはそれを見て少し驚いた

「…あ、もうこんな時間だし、ここで泊まってく?」

「そう、ですね」

「布団出すから待っててね」

そう言って、マサキは立ち上がった。布団を持ってきて、彼女前に出した

「どこで寝たいとかある?」

「いえ、特に」

「適当に置いとくから寝ててね。わし、少し森の方見てくるから」

「はいッ…!」

彼女が瞬きをした瞬間。マサキの頭には金の矢が頭に貫かれていた

登場人物

マサキ

たっくん(滝川 翔介)

レナ(石川 玲奈)

天気:曇り時々晴れ

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