表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《黒の毎日》  作者: 主s.s
127/171

復讐の警察官

8月5日㈪人間界編

朝八時頃、東京都・赤咲市。その中でも、何でも屋月夜堂がある中央区の新都町にて。街中では一台の自転車の音が聞こえる

「あ、おはようさん。いつもお疲れ様ですね」

「はい、マダムもお元気で」

彼の名前は葵頼(あおいら) 香月(かづき)。交番勤務の若手警察官である。今年で二十四歳である。何でも屋月夜堂のから一軒離れたところにある交番に勤務している

「巡回終わりました」

「ありがとうね。最近夏休みなのか、孫息子の涼介の生活リズムが逆転していて心配なんだ」

「大変そうですね。西野さんは三世帯で暮らしていて」

「そんなんだよ。娘の夏子は朝から晩まで働いて心配だよ」

「あはは」

そんな時、とても焦った様子でサキが交番にやってきた

「どうしたんだい?何でも屋さん」

「お、お金を…このぐらいの厚さの封筒を落として」

サキは指で、その札束の厚さを示した。5センチぐらいだろうが

「それは大変だな!ここに座って!遺失届書くからおいで」

香川の上司、西野(にしの) 康平こうへい(うなが)されサキは遺失届を書いた

「ちなみに、その封筒にはいくら入っていたのかい?」

「ひゃ、百万…ぐらい」

「結構な大金だね〜」

すると、香月は交番から出ていこうとした

「ん?どうした?」

「もう一度、この辺りを巡回していきます」

「あ、ありがとうね。なんかあったら連絡してな」

そうして、香月は自転車を押して、交番付近を調査をした

「…(サキ…いや、時川真咲。正確な年齢は不明。表は何でも屋月夜堂を営んでいるが、依頼内容によっては殺し屋になる。人を殺すことは厭わない性格)」

香月は帽子を深く被り直した。辺りは暑さで人がいなかった

「(私はあいつに復讐するのだ。私が愛した女性、相川 美来(みらい)を殺した罪は消えてないと思うな)」

彼の恋人の相川 美来は、昔、サキの殺しの依頼により殺された。彼はずっと、サキを探していた。顔を整形し、情報を集めていた。今、彼には絶好の復讐のチャンスが訪れていた

「(西野さんはお昼になると必ず娘と孫が待っている自宅に一度帰り、昼食をとる。それは人がいろうが関係ない)」

香月は交番に戻ってきて、自転車を置いた。そして、扉越しに交番内を見ていた。彼の思い通り、康平はいなかった。サキはまだ、遺失届を書いていた

「何かお困り事ですか?とても時間がかかっていますが?」

「あ、そうなんですよ。書く欄が多くて大変で…」

「へー」

香月は不気味な笑みを浮かべた。そして、右腰にあるホルスターに収められている拳銃を取り出した

「(今が、チャンス!)」

拳銃を手に持ち、サキに近づいた。そして、サキの後頭部ら辺に拳銃を向けた

「(死ねぇ!真咲!)」

そんな時、誰かが入ってきた

「おーい!あ、香月さん」

香月は急いで拳銃を隠し、後ろを振り向いた

「あ、涼介君か。どうしたんだい?」

「じいちゃんが忘れもんしてな。取りに来たんだ」

そんな時、サキは遺失届を書き終えた

「やっと終わった。あ、じゃぁ、この紙あの警官に渡しといてください。それでは」

そう言って、サキは満足したように交番を出ていったのだ

「(クソッ!クソッ!邪魔しやがって!西野家は邪魔だ。いつもいつもいいところで邪魔をする奴ら!やっぱり、最初に奴らを殺し、次に真咲を殺すか)」

奴はただの人間であるが、それが一番の恐怖である

To Be Continued(つづく)

登場人物

サキ

葵頼 香月

西野 康平

西野 涼介

近所のマダム

天気:晴れのち時々曇り

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ