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《黒の毎日》  作者: 主s.s
121/158

海の前では敵も味方も関係ない

7月30日㈫人間界編

とある日の海の砂浜にて、日傘を持った、白いワンピースの女性が走っていた

「あはは、待てごら」

「うふふ!待つわけないわ!このわしがァ!」

そう、サキとハルト王子は砂浜に居たのだ

「いった!砂痛いよこれ!なんなんだよもう!」

そこに、とある三人組の足音が聞こえた

「こんな所で遊んでいるとは…まだまだ、お子ちゃまだな」

「「…!?」」

「て、てめぇらはァ!」

日傘を持った三人衆…吸血鬼アリア達だった

「てめぇ!こんな所で戦おうってか!あぁん!?」

「そ、そうだよ。でも、落ち着くんだサキ。今は昼間、あっちもこっちも不利だ」

「あぁ、その通りだ。我々は戦いに来たわけではない…遊びに来たのだッ!」

その言葉で、その三人衆はポーズを取ったのだ

「…なんだよそのポーズ!あれか?柱の男かァ?」

「サキ、見ろ。若干ポーズが違うぞ」

奴らはポーズは取ったはいいものの、日傘がとても邪魔そうであった

「もう、解除していいか?」

「いや、勝手にあんたらがやっているだけじゃん」

「まぁ、確かに」

三人はポーズを取るのをやめた

「我々は海に遊びにいたのだ!一緒に遊べッ!」

「子供かァ?大の大人がさァ…あれ?クソ親父は…」

ユウは、もう既に浜辺で水に触れて遊んでいたのだ

「!!…これだから、吸血鬼ではないやつは…羨ましぃ!」

「ほーら!お前らも来いよ!」

「ぐぬぬ、煽り散らかしてやがる!」

「くっ!わしは水アレルギーだから、入れねぇよ!ちくしょう!」

サキとアリアは嘆いていた

「…お、親父」

「なんだ。…エ…ハル」

「俺帰りたい」

「私もだ。こんな連中に正直言うと、付き合いきれん」

「可哀想な奴ら」

「思ってなかろうに」

「さすが親父。よくわかってるな。あ、喧嘩始めた」

アリアとサキは急に殴り合いを始めた。砂埃が舞った

「…ふぅ、帰ろッ」

その砂埃がハルト王子の目に入ってしまったのだ

「あっ…うわぁぁ!!目がァ!」

「「?!」」

ハルト王子の悲鳴により、ふたりは喧嘩を止め、その場にいたみんなは彼の方を見たのだ

「あ…あ、ごめん」

「だ、大丈夫かァ!ハルゥ!」

「私の息子に近づくなッ!大丈夫が?ハル?」

「あ、うん」

「よし!これで洗え!」

ユウはポリバケツに入った水をハルト王子の目に掛けた

「ありがッ…うわぁ!これ海水じゃん!」

「お前ェ!何してんだよ!」

「てへぺろ★」

今度はユウとキュウが喧嘩を始めたのだった。それを遠くで見ていたみんなである

「本当に…お前の父親なんだな」

「うん。正直言うとわしもやろうとしていた」

「なんて最低な野郎だ」

「お”ぉ”ん”目が痛いよ」

To Be Continued(つづく)

登場人物

サキ

ハルト王子

吸血鬼アリア

吸血鬼キュウ

白龍神/ユウ

天気:晴れのち一時雨

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