花坂と海
7月25日㈭花坂高校編
現在時刻、午前九時三十分。リカの自宅にて、リカは今日にもまして気持ちが高ぶっていた。今日は花坂高校のみんなと海に行くらしい。今は玄関で靴紐を結んでいた
「よし!」
「リカ忘れ物はないか?」
「多分…ないよ!パパ」
「そうか。あのー…リカッ…あのな、学校のみんなってのは男の子もいるのか?」
「え?うんそうだけど…ん?あ!時間ない!行ってきまーす!」
そうして、花坂高校のみんなはとても鮮やかなターコイズブルーの海に来た
「わぁい!海だァ!綺麗!早速入ろッ」
「リカ、はしゃぐのはいいけど洋服が濡れるぞ。水着に着替えてこい」
「あ、はーい。ハルさんって、なんだかお母さん見たいだな…」
そして、みんなは更衣室に向かって行った
「なぁ、マサキって海入れるのか?」
「はぁ?」
「確かに、左腕義手だし」
「別に入らないけど」
「そうなんだ」
先に男子たちが着替え終わり、ハルト王子のところへ帰ってきた
「お待たせ!待ってねぇよなッ?」
「なぁ、てめぇら…女子たちの水着、早く見たいよなァ!」
「あぁ!僕も思ってた!マサキも思うよな!」
「いいや、全然。こんな毛が生えていない青っちょろいガキには興味がねェんだ!ああいう熟女が好みだッ!」
そう言ってマサキは、ナイスバディな子連れの母親を指差した
「…ここは性癖暴露大会ですか?」
そんな会話をしていたら、女子たちが戻って来た
「お待たせ!」
「…今の令和の水着って、こんな洋服みたいなのが主流なの?」
「実は言うと!僕はそういう水着よりも!スク水が好きッ!」
「(なにぃ!レン!お前そういう変態趣味があったのか!)」
次に、まるでハルトの心を読んだかのような答えをマサキが言った
「レン!お前まさかだけど、そのラッシュガードの下にスク水履いてねぇよなあ?!」
「履いてるわけねぇだろう。そこまで変態じゃあねぇよ」
「…ねぇ、あたしトイレに行きたいわ」
「あ、ランも行きたいって思ってた」
「えー俺海行きたい」
「私も」
「じゃぁ、俺たちが荷物見てるから行っておいで」
「あ、ありがとうハルさん!みんな行こ行こ!」
そうして、海にリカとハルト、さきとレンが行き、トイレにティリとランが行った。日陰のレジャーシートにはマサキとハルト王子が残っていた
「…海かァ。懐かしいな」
「懐かしいって?」
「昔、幸汰さんが…あ、今の旦那の名前なんだけどね。幸汰さんが日本にいた頃、夜に…海に連れてきてくれたの」
「…夜の海。どんな感じだった?」
「綺麗だったよ。夜空が反射していたんだ。とてもね」
「へー…それってさ、プランクトンが光っているんじゃ?」
「いや、違うから。比喩表だから」
「…夜空みたいに綺麗だったってこと?」
「そう!今でもその写真があるはず…」
サキはスマホを取り出し、その写真を探し始めた
「ねぇ、サキタオル!」
砂まみれのリカ、ハルト、レン、さきの四人が帰ってきた。そこにトイレから戻ってきた女子ふたりも来た
「水ない?水。洗い流したいの」
「あっちにシャワーあった思うから浴びておいで」
「うん。リカ行こ」
リカとさきはシャワーを浴びに行った
「てか、こんな時間だな」
「え?あー五時か…帰る?」
「うん。てかさ、ずっと思ってたんだけどさ。ハル…なんでハイネックの長袖着てんだ?暑くねえのか?」
「うん。全くもって暑くないから早よ着替えてこい」
「お、おう」
そうして、マサキとハルト王子以外のメンバーは着替えに行った。着替えが終わり、みんなは荷物を持って現地解散となった
「バイバイ!」
「また夏休み明けにね!」
「うん。またね…」
「ねぇ、ハン兄。一杯飲んでく?」
「たまには、いいんじゃない」
そうして、ふたりは夜の飲み屋街へ消えて行った
登場人物
マサキ
ハルト王子
リカ
さき
ハルト
ティリ
ラン
レン
リカの父親
天気:曇り時々晴れ




