不思議の国の殺し屋
7月24日㈬人間界編
今朝、サキは家から何でも屋月夜堂に行こうとしていた。今日はめんどくさいのか、自宅の洗面所の鏡を通って、何でも屋月夜堂の洗面所の鏡へ移動しようと思った
「荷物持ったな…あ、そうそうクッキー!小腹満たしのクッキー」
クッキーを台所から持ち出して、いざ、洗面所の鏡を潜ろうとした時、目の前に黒いうさぎが走っていた。そして鏡を抜けた時、そこは知らない場所であった。カラフルで現実離れな森である
「…な、なんだここは?」
サキは辺りを見た。すると、周りから声がした
「アリスだ。アリスが来たよ」
「えー偽物だよどうせ」
「確かに」
サキはアリスという言葉を聞いて、あの童話を思い出した
「アリス?アリスって、不思議の国のアリス?ねぇ!アリスって何?」
サキは声がした方に声をかけた。だが、返事は来なかった。目の前に道があり、サキは進んだ。森のトンネルの中、誰かが声をかけてきた
「お前、アリスか?」
サキは上を向いた。そこには白い猫がいた
「わしはアリスではない」
「確かにアリスではなッ…あれ?いないぞ?」
サキはそいつの話を聞かずに先に進んでいた
「ちょい待って!話をッ…?!」
サキはそいつに懐中時計を見せつけた。サキは少しづつ時間を止めていた
「こっちは時間が無いんだ。文句は曽祖父に言ってくれ」
そう言って先に進んだ。目の前にお茶会をしている人がいた
「あ、アリスだよ!アリスがッ…」
「うるっせぇなぁ!アリスアリスって…わしはアリスではなぁい!サキ・ロリールという名があるのだ!次アリスと言ったら、その口を喋れなくしてやるぞッ!」
その場に居た全員は黙り込んだ。サキは机に置いてある、紅茶が入ったティーカップを持ち上げて、勢いよく飲み干した。そして、机に叩きつけティーカップを割った
「わしは次を進むぞ」
サキはその場を離れ、とある城の庭園に来た。そこにペンキを持った人達がいた。そいつらは言った
「実は間違えて赤薔薇じゃなくて白薔薇を植えてしまったんだ。だから、全て塗り直しているんだ」
「あら、そう。なら…こっちの方が早いわよ」
そう言ってサキは鎌を取りだし、そいつらの首をはねた。返り血により、薔薇は赤色になった。それを見ていた女王は感心していた。サキは女王の視線に気が付き、女王の方を向いた
「貴方、とても素晴らしいわ!ここで働いてみない?」
「い・や・だ・ねッ!めんどくさィ!家に帰らせろ!」
「まぁ、私が誘っていると言うのに!」
サキは女王と口論となっていた。周りの人達は止めもしない
「あー!もうふざけんなッ!お腹空いた!クッキー食ってやる!」
そう言って、サキは持ってきたクッキーを取り出した
「なッ!それってどこから持って来たの?」
「え?自宅…この場所とは別の場所」
「だ、ダメよ!食べては!」
だが既に食べていた。そして、サキは倒れた…目が覚めると、自宅の洗面所前である
「…戻れた?なんで?」
足元に食べかけのクッキーがあった。サキはこう考えた
「(外部から持ち込まれたものを食べたことにより、戻れたのか…いや!そんなことより依頼!)」
サキは急いで、鏡に入ろうとした
登場人物
サキ
黒うさぎ
お喋りな花1
お喋りな花2
白い猫
陽気な帽子屋
トランプ兵達
女王
天気:晴れのち曇り




