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《黒の毎日》  作者: 主s.s
112/146

あいつはもう兄なんかじゃない!

7月21日㈰異世界編

深夜一時頃、サキは目を覚ました。上にはあの男、サンデイルが乗っていたのだ

「お目覚めかい?本当に美しい体をしているね」

そう言われたサキ。何か体に違和感があって、自分の体を見た

「なッ!服がない!」

サキは着ていた服がなく、下着だけの姿であった

「もう、二回戦もしているのになかなか起きなくて心配したよ」

「『二回戦』!…お前まさかァ!」

サンデイルは自分の手をサキの首にまわし、首を絞めた

「う”っ…オ”ッ」

「その意味を理解してくれて嬉しいよ。こういう抵抗してくる女性はとても好みだよ」

サンデイルは力を込めて、首を締め上げた。骨が砕けるような音が聞こえる

「あ”…最…悪な野郎だ」

「みんな最初はそう言うんだ。でも、結局は私に溺れていくんだけどな。それが私!サンデイルだッ!」

力を込め、首を絞めた。サキの意識が失っても首を締める

「どうしたァ?もっと言ってくれよ!」

そんな時、アンデイルが部屋に入って来た

「兄さん!また女性を連れてきて!なにやってんの…」

その光景を見たアンデイルは絶句した

「あ、アンデイル…どうした?」

アンデイルは黙っていた。そして、その場で硬直した。サンデイルは立ち上がり言った

「フッ!アンデイル、お前にはちと刺激が強すぎたかァ?お前はまだまだ初心(うぶ)だなァ。なんだ?どうした?」

サンデイルは煽るように言っていた

「…兄さん」

「おう、どうした?」

「いや、サンデイル!」

「っ!?」

アンデイルはサンデイルに指を指して言ったのだ

「お前は、入っては行けない領域に入ったのだ!覚悟しろッ!」

「なっ?!なんだその口の利き方はッ!?兄に向かって!」

「兄ィ?何を言っている!お前なんか兄なんかじゃあない!ゴミ以下だッ!」

アンデイルはサンデイルに近づいた

「これは、俺からの警告だ!」

そして、胸ぐらを掴んで言った

「これ以上彼女に手を出すなッ!これは弟だから言っているのではない!人間として言っているのだッ!」

そして、アンデイルはサンデイを睨んだ

「な、なんだお前…いつの間にかそんな男になったんだ…前までは、人に好かれるためなら何でもする奴だったじゃあないか。どうした、急に」

「もう、変わったんだ。俺は!昔はあんたに憧れていたが、今はもう!お前みたいなクズ野郎になりたくなァァァい!」

アンデイルはサンデイルの顎にアッパーを叩き込んだ。

─ドッカァァン!

サンデイルは空中に浮いて、倒れた。そして、意識を失った。アンデイルはサキに近づいた

「大丈夫かい?」

「ゲホッ!ゴッホッ!…大丈夫に見えるかい?君の目は何のためにあるの…ゴッホッ!」

「あまり喋らない方がいい」

アンデイルはサキの足首にある足錠(あしじょう)わを取り外した

「あの男はいつもこんな感じなの?」

「あぁ、兄さんは人の苦しげな顔が好きなんだ」

アンデイルはサキに上着をかけてあげた。そして、ふたりは部屋を出て行った

登場人物

サキ

アンデイル

サンデイル

天気:晴れ

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