あいつはもう兄なんかじゃない!
7月21日㈰異世界編
深夜一時頃、サキは目を覚ました。上にはあの男、サンデイルが乗っていたのだ
「お目覚めかい?本当に美しい体をしているね」
そう言われたサキ。何か体に違和感があって、自分の体を見た
「なッ!服がない!」
サキは着ていた服がなく、下着だけの姿であった
「もう、二回戦もしているのになかなか起きなくて心配したよ」
「『二回戦』!…お前まさかァ!」
サンデイルは自分の手をサキの首にまわし、首を絞めた
「う”っ…オ”ッ」
「その意味を理解してくれて嬉しいよ。こういう抵抗してくる女性はとても好みだよ」
サンデイルは力を込めて、首を締め上げた。骨が砕けるような音が聞こえる
「あ”…最…悪な野郎だ」
「みんな最初はそう言うんだ。でも、結局は私に溺れていくんだけどな。それが私!サンデイルだッ!」
力を込め、首を絞めた。サキの意識が失っても首を締める
「どうしたァ?もっと言ってくれよ!」
そんな時、アンデイルが部屋に入って来た
「兄さん!また女性を連れてきて!なにやってんの…」
その光景を見たアンデイルは絶句した
「あ、アンデイル…どうした?」
アンデイルは黙っていた。そして、その場で硬直した。サンデイルは立ち上がり言った
「フッ!アンデイル、お前にはちと刺激が強すぎたかァ?お前はまだまだ初心だなァ。なんだ?どうした?」
サンデイルは煽るように言っていた
「…兄さん」
「おう、どうした?」
「いや、サンデイル!」
「っ!?」
アンデイルはサンデイルに指を指して言ったのだ
「お前は、入っては行けない領域に入ったのだ!覚悟しろッ!」
「なっ?!なんだその口の利き方はッ!?兄に向かって!」
「兄ィ?何を言っている!お前なんか兄なんかじゃあない!ゴミ以下だッ!」
アンデイルはサンデイルに近づいた
「これは、俺からの警告だ!」
そして、胸ぐらを掴んで言った
「これ以上彼女に手を出すなッ!これは弟だから言っているのではない!人間として言っているのだッ!」
そして、アンデイルはサンデイを睨んだ
「な、なんだお前…いつの間にかそんな男になったんだ…前までは、人に好かれるためなら何でもする奴だったじゃあないか。どうした、急に」
「もう、変わったんだ。俺は!昔はあんたに憧れていたが、今はもう!お前みたいなクズ野郎になりたくなァァァい!」
アンデイルはサンデイルの顎にアッパーを叩き込んだ。
─ドッカァァン!
サンデイルは空中に浮いて、倒れた。そして、意識を失った。アンデイルはサキに近づいた
「大丈夫かい?」
「ゲホッ!ゴッホッ!…大丈夫に見えるかい?君の目は何のためにあるの…ゴッホッ!」
「あまり喋らない方がいい」
アンデイルはサキの足首にある足錠わを取り外した
「あの男はいつもこんな感じなの?」
「あぁ、兄さんは人の苦しげな顔が好きなんだ」
アンデイルはサキに上着をかけてあげた。そして、ふたりは部屋を出て行った
登場人物
サキ
アンデイル
サンデイル
天気:晴れ




