トイレの花子さん
7月11日㈭暴連高校編
この学校には七不思議がある。学校の七不思議といえばトイレの花子さん。今日はその話である。この学校では、こんな噂がある。三階の女子トイレにひとりで入り、入口から三個目の個室を二回叩くと彼女が現れると…サキは現在、ひとりで三階のトイレにいた。ここのトイレは外開きの扉であり、どの個室が使われているか分からなかった。サキは手当り次第ノックをし、そして三個目の個室を叩いた
「…いない?」
そんな時、全ての個室の使用マークが赤になり、その個室だけ青に変わった
「え?え?なッ…え?」
雰囲気は暗くなり、まるで異空間にいる感じだった。そして、そこの扉が勢いよく開いた
「…な、なんだ?」
サキはそこを覗いたが、何も無かった
「…便器…はっ!」
いつの間にか便器に顔を近づけていたサキ。まるで、引き寄せられるかのように
「うっ…(い、嫌だ。やめっ…)」
そんな時、誰かが入ってきた
「ねぇ」
サキは声がする方を振り向いた
「ねぇ、休み時間終わっちゃうよ」
「…あ、うん」
その異質な空間が消えたような感じがしたサキ。手を洗い、そのトイレを出ていった。次の休み時間、サキは尿意を催してきて、またあのトイレにやって来た。またしても、人がいない
「…(おかしい、いつも鏡を占領している女子たちがいない…)」
瞬きをした瞬間、あの便器に顔を近づけていた。さっきと同じ状況であった
「…(あ、あれ?口が勝手に開いて…)」
自分の口が開き、舌が伸びた。そして、その舌は便器の中へ入っていくのであった
「あ…(嘘だろう…)」
数センチで便器の底を舐めてしまう…そんな時だった。またもや、後ろで声がした
「何やってるの!せっかく助けたのに、またやる気?」
「(だ、誰だ?)」
振り向こうにも、今回は何故が何かしらの力で、振り向くことが出来なかった
「あなた、私の偽物と何やってんだか」
「(な、何が?!)」
何か後ろで打撃音がした。何が起こっているか分からなかった。そして空気が変わり、いつもの古臭いトイレの空気になっていた
「あっ!」
いた場所は便器ではなく、トイレの手洗い場
「(一体…ん?誰だ?)」
トイレの真ん中に女の子が立っていた。赤いスカートを着た
「あ、君!」
「しー…あなたのおかげで退治ができたわ。たまにいるのよね、私を語るモノノ怪が。ありがとう」
「君は一体!」
「私の名前は花子。いわゆるトイレの花子さんよ。学校の七不思議とかでもあるでしょ?あれよ。あれ」
「え?知らない…」
「えぇ!結構有名だと思ったけどな…まあいいわ。ありがとう…神様」
そうして、彼女は姿を消した。サキは七不思議とか知らない人であり、どうも何が起こっていたのか分からなかったのである
To Be Continued…
登場人物
サキ
トイレの花子さん(女子生徒)
天気:曇り




