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《黒の毎日》  作者: 主s.s
101/125

真夏日とエアコン

7月10日㈬暴連高校編

現在、サキのクラスは体育の授業が終わり教室に戻ってきたところである

「ふう、疲れた。今日は体育館でやったけど…うちの学校って、なんで体育館にエアコンがないのかな?」

「それが普通だからだよ」

「たしかにそうだけどさ…」

女子生徒たちは更衣室から戻ってきた。教室はなんだか生暖かい感じがした

「ふう、次の授業なんだっけ?」

「数学だよ。数学」

「山ティか…」

そんな時、教室の扉が開いた

「あ、山ティだ。ねぇ、山ティ聞いてよ。カナちんまじ酷くてさ」

「あ〜金沢先生は厳しいけど、楽しいよな。この前飲みに行ってさ…」

彼は生徒から山ティと呼ばれている先生。本名は山泉 海翔だ

「てか、暑くないか?冷房少し下げようか?」

「え、いいの?ありがとう!」

海翔はエアコンのリモコンを手に取り、温度を下げた

「じゃぁ、授業始めるから席に着けー」

生徒は各々席に着き、日直が挨拶をした。そして、数学の授業が始まった

「じゃあ、前回の続きで二次関数な」

先生は二次関数について説明をしだした。サキの席は真ん中の列の後ろの方であり、結構エアコンの風が当たるのだ。いつもは冷んやりとする背中は、今日はなんだか生暖かい

「…(ま、まさか。誰か…いるのか?)」

サキは後ろを向いたが、何も無かった。気を取り直して、前を向いた。先生は暑いのか、エアコンの風量を上げた。すると、本来冷風が出るはずのエアコンから温風が出てきた

「え?あ、間違えたか?」

先生は冷房と暖房を間違えたと思いリモコンを確認したが、リモコンには冷房と表示されていた

「あ、え?あ…ちょっと切るな」

先生はエアコンを一度切り、教室に付いている電話で職員室に連絡した

「あ、失礼します。一年A組で授業をしていまして…」

教室はざわついていた。そして、先生は電話が終わり言った

「あ、じゃあ空き教室に移動な」

そうして、生徒たちは隣の多目的室に移動した。一部の生徒は何が起こったのか分からなかった

「えー何が起こったの?」

「まさかだけどエアコン壊れたとかないよね」

「有り得る」

そうして、別の教室に移動が完了した生徒たちは数学を再開した。その間に、ほかの先生がA組のエアコンを調べていた。

数学の授業が終わり、原因を知らされた生徒たち。この学校のエアコンは外の空気を冷却パイプを通して、冷たい風がエアコンから出る仕組みだった。だが、何故かサキたちのクラス…A組の冷却パイプが暑さによって機能してなかった。そして、外の温風がそのまま室内に放出されたことによりこうなったらしい

「なんだよ、エアコン壊れたのかよ」

「まあ、今日ぐらいはいいか。明日、直っていたらいいけど」

「確かに」

そうしてお昼休みの後、そのクラスの教室のエアコンが復活したことを知らされた

「いやー良かった良かった。でもよォ、あの仮教室…椅子がないからいちいち運ぶのめんどくせぇ!」

「それな!」

登場人物

サキ

女子生徒1

女子生徒2

女子生徒3

男子生徒1

男子生徒2

山泉 海翔

天気:晴れのち曇り

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