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12/31〜1/1 おかえり
「ーー所在くん!」
「汐っ!!」
声がーー聞こえる。
大切な人が、呼ぶ声が。
「……」
「…………」
ぼんやりと、目を開ける。
見上げた空は、白ではなく。
深い夜の色をしていた。
二人同時に、はっと身体を起こす。
栗色の瞳と。
黒と、蒼の瞳がーーぶつかる。
夜の闇の中で、つやりと光を弾く。
泣きそうな……笑み。
「おかえり」
重なる声。
その一言に、所在と汐は同時に目を瞬かせる。
汐は所在を見上げ。
所在は汐を見下ろして。
ふっと、同じように笑った。
夜輝石の光が、静かに夜にほどけていく。
「「ただいま」」
今度は、揃えて。
迷いなく。
所在は、太陽のもとへ。
汐はーー
「……馬鹿野郎」
低く、吐き捨てるような声が波間に聞こえた。
次の瞬間、強く腕を引かれ。
フィルの胸に、抱き寄せられる。
押し殺した息づかい。
その腕は、離れなかった。
所在もまた、太陽に抱きしめられていた。
確かに、ここにいる。
その温もりを、確かめるように。
ーーやっと、帰ってこれた。
本編大筋はなんとか終了
あとそれぞれ後日談書いて、締めようと思います




