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ねぇ覚えてる?
ねえ?覚えてる?
そういきなり彼女に呼び止められた僕は後ろを振り返える。
「・・・・どなたですか?」
「やっぱり・・・・覚えてないよね。」
黒髪ロングストレート美女はガッカリした表情を浮かべた。
「ごめんなさい、どこかでお会いしましたか?」
「智が覚えてなくても無理はないわ」
僕はハッとした。姿も形も知らない女性が僕の名前を1回で当てたからだ。
「どうして僕の名前を?」
智は意味が解らず問い掛けた。
すると女性の口から出た言葉は智を更に混乱させた。
「前世で約束したわよね?来世でも一緒になろうって」
なんと彼女と智は前世で恋人だったと言い始める。
「いや~最近物忘れが酷くてっていうか覚えてるわけもないじゃんそれ!
」
「本当そういうところ前世と何も変わってなくて安心する。で?あの日の約束は果たしてくれるんだよね?」
「あの日の約束?」
「こうして来世でも一緒になったんだから一緒になるんだよね?」
智は女の話が嘘か真か詐欺か夢かよく解らなかったが独り身だった為聞き入れて付き合うことにした。
そして喧嘩もせず縁側でお互い白髪が日々増えていきながら幸せな毎日を過ごしたとさ
おしまい。




