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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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66話 シルフ達の報告 別にも起きていた問題

「そうか。それも調べた方が良いのは当たりなんだが、お前達の住んでいた場所がいまいち分からんからな。下手をしたら国を跨ぐことになる」


『まぁ、全部倒したから、とりあえず今は問題はないと思うけど』


「しかし、状況がかなり酷似しているからな」


『何かあったらすぐに、俺に知らせてくれって。特別な石、何個か置いてきたから、大丈夫だぞ』


『フルールじゃありませんが、私達も同じように石を置いてきましたから。襲われなくとも、何か少しの変化でもあれば連絡がきます』


「いろいろやってくれてありがとうな。明日はハーチーを使ったご飯を、たくさん作ってやるからな」


「俺も、お菓子をたくさん作るぞ」


『やったぁ!!』


『ご飯にお菓子!!』


『た、楽しみ』


『お腹を空かせておかなければ』


 俺達は今、家族全員でハッチ達の巣へ向かっている。家から少し離れた場所に、良さそうな巣をタイラーが見つけて来てくれたから。朝早く家を出て、もうすぐ着く頃だ。


 そして巣へ向かっている間に話しているのは、シルフ達の報告についてだ。昨日帰ってきたシルフ達に、すぐに話しは聞いたけれど。それの延長って感じかな。


 まず結論から言うと、問題ありと問題なしだった。シルフとプルルとコロンの方では、何も問題はなく、みんないつも通りの生活をしていたと。そのためシルフ達は注意だけして、その後は別の場所にも行ってきてくれて、その全てで問題は起きていなかった。


 が、問題はフルールが前に住んでいた場所だ。フルールはどこかの広い林に住んでいて、俺達が住んでいる森じゃないけれど、それなりに強い魔獣達が多く住んでいる場所だった。


 そしてその林には、オークの群れがいて、森の魔獣達とよく揉めていたらしい。そう、このオーク達に問題が起きていたんだ。

 フィノが見たと言う、黒い霧とは違うかもしれないが。やはり黒い霧が林に立ち込め、なぜかオークだけが意思疎通できなくなったと。


 元々意思疎通なんて、自分達の群れ以外とは、ほとんどなかったが。それでもオークの上位種などなどは、しっかりと意思表示をし、時々皆を苦しめては、それを見て大笑いしていをしていた。


 そしてそれに対し、森の魔獣達を守っている、森の上位魔獣達が注意をし、話し合いをしようとする時もあったという。が、その上位種達も、完全に意思疎通ができなくなってしまい。


 と、ここでどこからともなく現れたのが、オークキングだった。しかも変異種の。変異種とは、通常の魔獣とは違う、特徴や能力を持つ魔獣の事を変異種と言い。ただ、体の特徴が違うだけなら良いんだけど。


 能力が問題で。能力の方も、変わった能力ってだけで、何も害がないになら良いのだが。絶対にそれだけのわけがなく、変異種になった事で能力の質が上がり、攻撃力が上がると……。


 ミルフィーのような小型魔獣ならば、強い力でも何とか対処はできる、だが、元々力を持っていた、または新しい強力な能力を身につけた、攻撃的な中型魔獣以上になれば。どれだけ被害が出ることか。


 オークキングはもともと、かなり強い魔獣として登録されており。冒険者でも騎士でも、何十人と集まって戦わなければ、勝てる相手ではないんだ。それなのに変異種だなんて。


 突然現れたオークキングの変異種は、それまで森にいた群れのリーダーの、オークキングを一瞬で倒し、自分が群れのリーダーとなり。その後はワイバーンの群れのように、かなり暴れ回ったらしい。


 が、言った通り、フルールが住んでいた林には、強い魔獣達が多かったため、皆が力を合わせて変異種のオークキングを倒し、他のオーク達も全て倒して、何とか問題を解決したようだ。


 酷似している事が多く、関連があるかもしれないと言う事で、リカードさんに知らせるか、と考えたら父さん。だけど場所がさ。それぞれ森や林、岩原や海には名がついていて、俺達はその名前を使っているけれど。


 魔獣にはそんな名前なんて関係なく、森は森、林は林だから。フルール達が住んでいた場所がどこか、まったく分からなかったんだよ。


 じゃあ、この前みたいに、運んでもらおうとも考えたけど。それも距離が長過ぎると、俺達人間は、体に異常が出る場合があると。


 さっき父さんが言った事じゃないけど。下手をしたら国を跨ぐほど、遠くの可能性もあるからさ。そうなるとさすがに……。


 だから報告するのが難しいって事で。とりあえずは様子を見ることになったんだ。だけど何かあった場合に、遠くにいるシルフ達にすぐに連絡が取れるように、シルフ達が特別な石を置いてきてくれた。


 シルフ達は遠くにいる友達と、連絡を取れるけれど。それはシルフ達から連絡をした場合だ。相手もその能力を持っていれば問題ないが、普通の魔獣達はそうそう簡単に、連絡を取る能力は持っていないからな。


 だから魔獣や妖精や精霊達と連絡ができるように、特別な石を置いてきてくれたんだ。シルフ達の魔力を流してあって、その石に自分の魔力を流すと、シルフ達と連絡を取れるらしい。


 試しに昨日、その石を使わせてもらったけど。何故か魔獣は連絡を取れたけど、俺達は連絡することはできなかった。本人達も、なぜ俺達だけダメなのか分からず。たぶん魔獣や妖精、精霊専用なんじゃない? ってシルフが簡単に終わらせていたよ。


『まったくみんな楽しく暮らしたいんだから、余計な問題はやめて欲しいよ』


『普通に暮らしてて、戦うのはしょうがないけどな』


『お、おかしいのはちょっと』


『このまま、何も起きないと良いのですが』


『ま、今はハーチーだよ。僕達のお腹と羽と嘴と皮膚のために、しっかりと貰ってこようね!!』


『ボル君、みんなの分、頑張って採るなの!!』


『ぼくも頑張る!!』


『みんな、頑張るぞ!!』


『『『おー!!』』』

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