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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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65話 蹴りぽんぽん

「何だ、まだみんな帰って来てないのか?」


『うん、まだ帰って来てない』


『まだまだかなぁ。あしたまでに、かえってくるかなぁ?』


『大丈夫なの。絶対の帰ってくるなの。ハーチーはだいじだもんなの』


『うむ。とても大事。それに今度センプウキと一緒に使うから、絶対に帰ってくる』


『そか!! みんなであそんでまってればすぐ!!』


『そうだよ。みんなで遊んで待ってよう!!』


『何するなの?』


『けりポンポン』


『良いね!!』


『うむ。じゃあ用意する』


 そう話がまとまり、庭に飛び出していくミルフィー、トール、フィノ、ボルクスの4匹。フィノが来てからすぐに、フィノが家の中でゆっくり過ごせるように、家をリフォームをした。


 玄関を簡単に通れるようにし、各部屋のドアをフィノサイズに。重さに耐えられるよう、床の張り替えもしたし、まぁ、いろいろリフォームしたよ。一応家と外と、どっちで過ごす? と聞いたら、家が良いと言ったからな。


 狭い家よりも、外の方が良いと言われたなら、外で1人で寂しくないように。ミルモーとニワットの小屋の隣に、大き目の小屋を作ろうと、父さんと相談していた。


 内装も考えていたぞ。フィノが気に入っているおもちゃや、ぬいぐるみなんかを置ける台とか。父さんがフィノがゆっくり寝られるように、大型のクッションを置いたり、明るいもの、キラキラした物で部屋を飾かるか、なんてな。


 街から戻ってくる前に、フィノに好きなものを聞き、俺達はその買い物をした。フィノは人間に興味があったからな。玩具やぬいぐるみを知っていて。とりあえず3つずつあれば良いかと、それぞれ3つずつ買った。


 また暗い場所が嫌いで、明るい場所が好きだと言うので。可愛いランタンをたくさん買い、またキラキラ光る石も買って。それを地面に置いたり、天井につけたりしたらどうかな、って考えててさ。


 ちなみに今は、俺の部屋にすべて置かれているぞ。夜は俺達が寝られるくらいには、灯りを暗くしても大丈夫ということで、周りが分かるくらいに暗くして寝ている。

 光る石がそこら中に置いてあるから、暗くなるとキラキラと光って、星空に寝ている感じになり、俺も含めて全員が喜んでいるよ。


「何だ? どこ行ったんだ?」


「シルフ達が帰ってくるまで、外で遊んでるみたいだ」

 

「何だ、まだ帰ってこないのか? まぁ、明日はハーチーを取りに行くから、そのうち帰ってくるだろう」


 俺達と同じ反応をした父さん。シルフ、フルール、プルル、コロンは今。もともと自分達が住んでいた所や、他の森や山、いろいろな場所に住んでいる友達の所へ、話しを聞きに行ってくれている。


 シルフ達で話し合ってくれたらしく、ワイバーンの事があったから、他の場所の状況を確かめて来てくれるって。それから友達にも話しを聞いて来てくれると。

 それで朝早くから出かけて行ったんだけど、おやつの時間を過ぎても、まだ帰って来ていないんだ。


『リョウパパ~!! きてぇ!!』


「分かった!!」


『何かあるのか?』


「いや、俺に確認して欲しいんだろう。蹴りポンポンをしに行ったからな」


『ああ、あれか。……あれは遊びなのか?』


 タイラーが、俺が思っている事と同じ事を、ぽつりと言った。


『リョウに教わった通りにすれば遊びだが、蹴りを入れたら訓練では?』


「だよね、俺もそう思ってたんだよ。でもまぁ、みんなが楽しいなら、それで良いかなって」


『まぁな。どれ、俺も見に行ってみるか』


 タイラーと2人で庭に出る。少し歩いた何もない場所に、ミルフィー達は棒を持って並んでいた。


『リョウパパ、みてみて、きれいなまる、いっぱい!!』


『うむ、綺麗にできたと思う』


『リョウパパ、どう?』


『綺麗なの!!』


「ああ、綺麗に描けてるじゃないか!!」


『本当にまん丸だな』


『えへへ~、でしょう』


『えへへへ~、なのぉ~』


 4匹はニコニコ。それから少しの間遊ばずに、丸を眺めるっていう。俺が教えたのはケンケンパだった。地面に丸や四角を描いて、その丸や四角の中に、片足や両足でジャンプしながら入って、進んでいくっていう遊びな。


 それを教えてあげたら、とても喜んだみんな。でもそのケンケンパが、ここに来て進化を見せた。蹴りポンポンだ。ポンポンはケンケンじゃなくてポンポンだよと、みんなが言葉を変えただけなんだけど。問題は蹴りの方。


 ポンポンと飛んで進んで、時々飛んでいる最中に飛び蹴りを入れたり。着地とともに蹴りを入れたりする。それが蹴りポンポンだ。


 何でそんな事を思いついたのか。それはたまたま、ミルフィーがケンケンしていた時に、転けそうになったのが原因だ。転けそうになり、そのままフンッと踏ん張ったミルフィー。そうしたらその踏ん張ったんだ姿が、蹴りを入れているような格好で。


 その姿が、なぜかみんなの心を掴んだらしく。格好いい、面白いって。それからケンケンパと蹴りポンポン、2つの遊びをやるようになったんだ。そしてそれを見たニワット達曰く、訓練にちょうど良いじゃないか、と。


 な、遊びと言っているが、蹴りの訓練にもなっているんだよ。本人達が楽しんでいるから、別に何も言わないけど。どうにも遊びと言う言葉に違和感がある。


『ぽんぽん、けり!!』


『蹴り蹴り、ぽん!!』


『ぽん蹴りぽん!!』


『ぽんぽん、蹴りーなの!!』


 そして1番上手なのはフィノだ。体重があるからどうかと思ったけど。やってみたら1番上手だった。みんなフィルに習う程で、まさかの友達魔獣達も習いにくるほどだ。ケンケンパだけで、えらい輪がひろがったよ。

 

 と、そんな蹴りポンポンを見ている時だった。


『リョウ!! ただいまー!!』


『帰ったぞ!!』


『た、ただいま』


『ただいま帰りました』


 シルフ達が全員一緒に帰ってきた。

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