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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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57話 新しい扇風機魔法『ミディアムライズ』

『あ、元の大きさに戻っちゃった』


『リョウ!! 魔力魔力!!』


『リョウパパ! はやく!!』


「みんな、今ので最後だって言ったろ! 今は家に帰ってる途中なんだから、扇風機はやめてサッサと歩けよ。お前達がはやく歩かないから、予定よりも遅れてるんだぞ?」


『これで最後だからさ! 魔力流してくれよ』


 お前は火の精霊王だろ。火に風って。今更だけど、そんなに風をあびて大丈夫なのか? まぁ、風によって、火が強くなる時もあるけど。風が強すぎると消えるだろう。王だから大丈夫なのか?


『り、リョウ、もう1回だけ』


『うむ、リョウ、もう1度』


『お願いします』


 はあぁぁぁ。俺は大きな溜め息を吐いて、少しだけ後ろに下がるとフィノのから扇風機を受け取り。扇風機に魔力を流した。


 ワイバーンに街が襲撃された事は問題だけど。でもそれのおかげで、俺は魔法を使いまくって、いつの間にか一瞬で、魔力を流せるようになり。魔法も魔力のことを、意識しなくても、一瞬で使えるようになった。


『早く、早く!』


「フィノ、ちょっと待て、今やるから。『ミディアムライズ!!』」


 そう俺が呪文を唱えると、俺の愛用小さめ扇風機が全体的に、通常の扇風機の2倍くらいの大きさになった。俺が持つには大き過ぎる扇風機。重さも重くなって持ちにくいったら。すぐにフィノに扇風機を渡した。


『わ~い、大きくなった!!』


『フィノおにいちゃん! はやくつけて!』


『うん!!』


 すぐにスイッチを押すフィノ。すると強を押したらしく、チビもふ組が風に飛ばされ、空中をコロコロ転がって、俺に当たってきた。そして大笑いだ。


『楽しい、もう1回!!』


『次は横向きで転がってみるか』


『トールおにいちゃん、ぼくのて、あしでつかんで。2ひきでコロコロころがる』


『うむ、分かった』


『みんな気をつけて! そのまま移動すると、何もする前に飛ばされるよ。ちゃんと避けてから移動ね』


 みんなが扇風機に戻り、横からヒョイッと扇風機の前に。すると今度は、それぞれがいろいろな格好をして風に飛ばされ。フルールは言った通り、横にコロコロ転がり飛ばされ。

 ミルフィーとトールは、お互いの手と足を掴み、2匹で今上手いこと、風車のように飛ばされていった。


「だからみんな、このままだともっと遅れて、家に着くのが真夜中になるって言ってるんだ。つけてやったんだから、今は言葉遊びくらいで、サッサと歩けって」


『『『は~い』』』


「本当に分かってるのか?」


「言われても、魔力を流さなければ良いだろう」


「でもそれだとそれで、ずっと煩い挙句、不貞腐れて結局歩くのが遅くなるよ」


「はあぁぁぁ、今度から道では禁止にするか」


『それにしても、新しい魔法が魔獣達の遊びのための魔法とは。しかし、これをいかし、またいろいろ試してみろ。今できる魔法の威力も上がるだろうしな。が、今のお前では、まだまだ訓練が必要だろうが』


 新しい魔法。それは本当、まさかの出来事だったよ。フィノとボルクスと合流して、森へ向かって歩き始めた俺達。すぐにチビもふ達は、フィノとボルクスに、扇風機の説明を始めた。

 そして俺が実際に扇風機を付け、チビもふ組が扇風機を実践して見せれば。初めてみんなが扇風機を使った時のように、フィノもボルクスもとても喜んで。


 ただ、フィノは。父さんとタイラーから見ても、フィノは小さいと言われていたが。それでも俺達の中では、1番体が大きいため。どう考えても扇風機が小さく。風の強さを強にしても、やはりそんなに強く、風を感じることができなくて。


 その時フィノがポソッと。


『せんぷうき、大きくなったり、元の大きさに戻ったりすれば良いのに』


 と言ったんだ。さすがに大きくする魔法はなぁ、風を強くするなら何とかなるかもしれないけど。なんて大きくなった扇風機を思い浮かべた俺。


 すると、はい。イメージと呪文が、お頭に浮かんだよね。『ミディアムライズ』だ。ステータスの説明によると、程よく大きくで。そして魔法の分類は、特殊魔法らしく、扇風機の項目が1つ増えていた。


 まさかフィノのための、大きな扇風機を思い浮かべて、新しい扇風機魔法を身につけるとは。


 そして大きくなった扇風機は、弱が今までの強の強さで。そのため強だとかなり強く。フィノがちょうど良い風だって、最初よりもとっても喜んでくれた。

 ただ、チビもふ組には強すぎきて、風に乗れば、綺麗に飛ばされることに。それも楽しいと喜んでいるから、まぁ良いだろう。


 しかし涼むには適さないから、今度涼む時は順番ね、なんてことまで自分達で決めていた。強い風じゃ、チビもふ組はゆっくりできないからな。それと、その順番の中に俺は入っていなかった……。


「ほら、進んで進んで。本当に扇風機を取り上げるぞ」


 そう言うと、何とか普通くらいのスピードまでは進み始めたけど。結局予定よりもかなり遅くに、森の入り口に着くことに。そして俺達が入り口につくと、気配に気づいたルーガーが、すぐに茂みから出てきてくれたんだけど。


 遠くからフィノの気配にも気づいていて、何事かと思っていたと。それはそうだよな。ワイバーンの気配と一緒に、俺達が戻ってきたんだから。しかも契約したって言ったら、口をあんぐり開けて驚いていた。


 それから俺達は地上から。そしてフィノは、小さいと言っても、さすがに木々に当たって飛べないだろうと。それだとタイラー達のスピードに付いてこられないってことで。空を飛んでもらい、家についてたら降りてきてもらった。


 こうしてフルール、ぷるる、コロンのプレートを作りに行っただけなのに。ワイバーンの襲撃に遭い、まさかの家族が増えるっていう、俺達のドタバタな数日間は。ようやく終わりをむかえたんだ。

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