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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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27話 またまた来訪者

 結局夜まで遊んでいたみんなに、いくらシルフの結界があっても、夜の森では何があるか分からないってことで。その日はみんなに泊まってもらうことに。

 魔獣小屋と家とで別れてもらって、魔法でふわふわのワタを出せる魔獣がいたから、その魔獣にワタを出してもらい。みんなにはそのワタの上で寝てもらった。


 そうして次の日、お昼ご飯まで遊んだ魔獣達は。俺がお土産に作ってあげたクッキーを、大きめの木の葉に包み、ツルで体に結んであげると、喜んで帰って行った。次回来る時の約束をして。

 よほど楽しかったのか、また遊びに来たいと言われたんだ。だからシルフに連絡係になってもらって、遊びにくる前には必ず伝えるこを約束させたよ。


 魔獣達が帰ってからは、ようやくゆっくりできて。扇風機のことは一旦置いておいて、みんなでゆっくりする事にした。そう、したんだ。


 そうしたら、今度はその2日後に、また来客があったんだよ。まぁ、この来客については、とても大切な用事だったから、仕方がないんだけど。


 何だろう。俺も地球でブラック企業に勤めていて、バタバタした日々を過ごしていたけれど。異世界は異世界で、みんなこんなに慌ただしく生活しているんだろうか。


 訪ねてきたのは。父さんは昔、リカードさんをリーダーとした冒険者パーティーに所属していたんだけど。その時の仲間で、薬草師のリリースさんだった。


 薬草の採取、調合をして。それで魔獣や悪人と戦ったり、治癒師がいない時は、治癒薬でみんなを助けてくれたり、そういう事をする人達を薬草師と言い。とても難しい職業なため、薬草師になれる人はそんなに多くないらしい。


 リリースさんは、そんな薬草師の中でもトップクラスの方で、王族にも呼ばれるとか。とて凄い人だった。


「よう、久しぶりだな」


「久しぶり。元気にしていた?」


「おう! お前は? この前家お店の前を通ったら、立ち入り禁止の看板が下がってたからな。また籠ってるんだろうと、寄らないんでいたんだが」


「あら、そうだったの。リカードに頼まれた薬を作っていたのよ。まったく、あんなに大量に頼んでくるんだもの。いつもよりも少し高めに売りつけてやったわ。私も元気よ。それで……、あなたがリョウね」


「は、初めまして。リョウと言います。よろしくお願いします」


 モデルのようにスタイル抜群で、とても美人なリリースさんに。思わず見つめてしまっていたため、声をかけられて慌てて挨拶をした。


「私はリリースよ、よろしくね。うん、健康って感じの肌の色だわ。カーライルはちゃんとあなたの世話をできているみたいね」


「当たり前だろう! なにせ俺達は家族だからな。で、今日はどうしたんだ? お前のことだから、魔法を使って普通の人間より、早くここへ着いたんだろうが」


「そうね。でもそのおかげで、早く大切な話しをしに来ることができる。ちょっと問題が起きてね、それであなたに話しを聞きに来たによ。それと何かが起こっていないかと思ってね」


「問題? 分かった。とりあえず中へ入ろう。リョウ、お茶を淹れてくれるか」


「はい!」


 俺は軽くお辞儀をして、父さん達よりも先に家の中へ入った。そして台所へ行くとお湯を沸かし、お湯が沸くまでにお菓子を用意。お湯が沸くと、森で採取した草を乾燥させた物をコップ入れお湯を注げば、お茶に用意も終わり。すぐに父さん達の所へ運んだ。


「よし、じゃあ話しを聞くか。リョウはどうする?」


「大事な話しみたいだから、俺はみんなと外にいるよ。ミルフィー達が遊びたいって」


「分かった。じゃあ話が終わったら呼ぶから、時間を見てみんなでお昼を食べよう」


 俺は一旦自分の部屋に戻り、扇風機を持つと外へ。そうしてすぐに、扇風機をつけてやった。


『ひょおぉぉぉ』


『ぶ~ん』


『びよおぉぉぉ』


 みんなが口を大きく開けて、扇風機の風を受ける。


『リョウ、もっと風を送って! ……う~ん、気持ちいい~!』


「いやさ、お前、風の精霊王だろ? 扇風機の風も良いかもしれないけど、自分で風を吹かせて遊ばないのか? 俺的には、風の精霊王のお前の方が、良い風を出せると思うんだけど?」


『僕はこのセンプウキの風が好きなんだよ。この何ともいえない感じ。今までに感じたことがないくらい、とっても気持ちが良いよ』


「そういうもんなのか?」


『あ、そういえばさ、リョウ。今度は仲間が、リョウに会いたいって言ってるんだけど。言ってるっていうか、前から来たいって言ってたんだけど。来ても良い?』


「別の? 良いけど。そうだな、後で父さんと相談して……」


『いつでも良いよ。みんないつでもすぐに、ここに来られるから』


「そうなのか? 近くに住んでるのか? この前の魔獣達みたいに」


『とっても遠くに住んでるけど、魔法で一瞬で来られるんだよ。僕もその魔法使えるんだ』


「へぇ、便利な魔法だな。よし、分かった。じゃあ父さんが良いって言って、遊ぶ日が決まったら言うから、そうしたら呼べば良い」


『ありがとう! あ、そうそう。その仲間なんだけど。もしかしたらみんなも、リョウと契約したいって言うかも』


「は? 契約?」


『うん。僕が契約したって言ったら、じゃあ俺達もって言ってたんだ。だからたぶん大丈夫だよって言っといた』


「おいおい、だから勝手に約束するなって。いやこの場合は。勝手に話しを進めるな、か。契約するなんて、そんなのまだ分からないぞ? 大体俺は、そのお友達の事を知らないんだから」


『お友達じゃないくて、仲間だよ。でもリョウは、僕のこと知らなくても、契約してくれたでしょう? だから大丈夫って言ったの』


「はあぁぁぁ。まったくお前は」


『みんなもリョウと契約できたら、僕とっても嬉しいなぁ。あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛』


 あ~、じゃないよ、まったく、魔獣っていうのは、いや精霊っていうのは、みんな勝手に話しを進める奴ばっかりなのか? 他の精霊は会ったことないけど。はあぁぁぁ、今度は誰が来るんだか。

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