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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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15話 その後の俺達はといえば

「じゃあ父さん、練習しに行ってきます!」


「おう! いいか、結界からは出るんじゃないぞ。それと最近面倒な野菜虫がだいぶ増えたから、見かけたらすぐに知らせてくれ!」


「はい!! ミルフィー行こう!」


『うん!! くんれんがんばる!!』


 父さんに外へ行く事を伝えてから、ミルフィーと共に家を出る。街へ行ってから1週間ほどが経ち、父さん達と家族になった俺は、今も森の家に住んでいる。


 1週間でいろいろな事があった。まず、父さんとの家族の手続きだけど。それについては簡単に終わった。というか、家族になると決まると父さんが。プレートを作ってもらっているうちに申請してこよう! と言い出して。


 この世界では王族が国をまとめているんだけど。その王族が住民の管理もしていて。正式な家族だとわかる証明書を発行しているため。

 その証明書を作ってもらいに、後は頼んだぞとだけリカードさんに伝えると。証明書を発行している協会へ向かい。ほんの1時間ほどで証明書を発行してもらった。


 本当は1週間くらいかかるらしいんだけど、父さんは有名な冒険者で信頼もあり。いろいろ調査しなくても大丈夫だろうと判断され、すぐに証明書が発行されたんだよ。


 国が管理している、しかも家族っていう大切な証明書を。そんな簡単に父さんだからって、発行して良いのか? とは思ったけど。父さん達がとても喜んでいたし、俺も嬉しかったから何も言わないでおいた。


 そして証明書の発行が終わって冒険者ギルドに戻れば、すでにプレートが完成していて。最後の仕上げに俺の血液をプレートに垂らした。垂らした瞬間、プレートは数秒光って、元通りに戻った。これで詳しいステータスは、俺しか見る事ができなくなったと。


 そして父さんがリカードさんに、俺達が家族になって、証明書を発行してきたと伝えたら。一瞬驚いた顔をしたが、その後はニヤッと笑い。何か父さんに小声で伝えた後、俺に良かったなと言ってくれた。

 父さんに何を言ったのかは分からないけど、父さんもニヤニヤしていたから、悪いことじゃないはずだ。


 こうしてその後は、街を少し見学した後、町で夕飯を買い、森の家へ帰ってきたぞ。ちなみのこの時から、カーライルさんのことを父さんと呼ぶようになった。


 そして次の日は、フェアリーラビットのミルフィーと契約をした。魔獣使いのレベルは9だったから、問題なく契約できるだろうということで、何の練習もせずに魔獣使いの能力を使うことに。


 まぁ、契約だからな。契約するつもりもないのに、誰かで魔獣使いの練習するのは不味いだろう。最初からやってみるしかなかったんだ。


 そうしてミルフィーの意思を再度確認した後、ついに俺は力を使うことに。魔獣使いの呪文は、『テイム』だった。思わずテイムかよって言いそうになったけど。だってさぁ、呪文がテイムなら、そのままの意味だから、能力表示もテイムで良いじゃないかよ、って思ったんだよ。


 まぁ、何はともあれ、すぐに気を引き締めなおした俺は。魔力を溜め、契約する事を考えて『テイム』と唱え。初めての契約は無事に成功した。うん、なんてことなく一瞬だった。


 また。契約したことにより、ミルフィーと会話できるようになり。タイラーの通訳なしで過ごせるようになったぞ。

 ちなみにミルフィーという名前だけど。ミルフィーは真っ白な毛をしていたので、ミルクのミルと、フェアリーのフェをフィーに変えて、ミルフィーという名にした。


 プレートを確認すれば、ステータスの最後の所に、契約魔獣フェアリーラビット、という表示がしっかりと増えていて。契約もステータスの更新も、ちゃんとできた事を確認する事ができた。


 そして、楽しい事が全て終われば、今度は固有武器、扇風機の話になり。ここ3日ほど、俺はずっと扇風機を使って、いろいろ実験をしている所だ。


 最初、テーブルに扇風機を乗せて考えていた俺。いやさぁ、電気といえば、関係ありそうな雷魔法はあるけれど、地球みたいなコンセントがあるわけじゃないだろう? それに扇風機の方にも、付いていたはずのコードがなくなっていたし。


 だから、普通に涼むって事もできなくてさ。おそらくそれが癒しの力だとは思うんだけど。使うだけでもどうしたら良いのかと悩んでいた。


 そうしたら父さんが、何をそんなに悩んでいるんだ。魔力で動かすに決まっているだろうって。固有の道具を動かすのは魔力と決まっているらしく。俺の武器も、同じように魔力で動くだろうって。


 考えたらこの世界で何かするには、魔力だもんな、言われてみればそうだなと。すぐに魔力を溜めて、羽を動かすイメージをし、扇風機に魔力を流した俺。するとしっかりと扇風機を動かす事ができたんだ。


 しかもちゃんとボタンを押せば、弱、中、強と風の強さを変える事ができたし。首振りのボタンを押せば、ちゃんと左右に首を振ったぞ。


 その扇風機の動きに、俺以外の全員が興味津々で。結局その日1日、みんなに扇風機を占領されてしまったよ。


 あ、そうそう、魔力だけど。この頃は溜める魔力の量を、調節できるようになってきた。たくさん溜め、それを扇風機に流せば長い時間、扇風機は周り続け。弱ければ1時間くらい使えるくらいか。


 父さん曰く、もっと慣れてくれば、自然と魔力を出す事ができ、それと同時に魔法が一瞬で使えるようになるそうだ。そうだよな。魔獣に襲われた時や、討伐する時に、いちいち魔力を溜めて魔法を使っていたら、その間にやられて終わりだ。


 そうして扇風機の基本的な使い方が分かってからは、他の能力について、調べ始めたんだ。

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