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エンタープログラム

中はかなり広く、廃墟とは思えないほど綺麗だった。


入ってすぐにみんなが集まるのであろうソファーやらテーブルやらが置かれている。談話室だろう。


窓の外は今と変わらないが、まるで外観は廃墟、内面は屋敷みたいな感じを思わせる。いや、そうだ。


テーブルの上には自慢げにフルーツまで置かれている。


また、左右どちらからでも登れる階段が奥にあり、上を見れば大きなシャンデリア、扉の隙間から見えるリビングには長テーブルが置かれている。


談話室には、人が4人ほどいた。


部屋の隅のパソコンをいじっている眼鏡をかけていて、頭が良さそうに見える男性は髪が長くニートのようなやつだ。


テーブルを囲んで話が盛り上がっている女性陣は左端が子供で、小学生ぐらいだろうか、外国人なのだろうか、髪は金髪である。


真ん中には間を歩いていたら誰の目にでも止まるかのような顔立ちの良い黒髪の美少女だった。俺と同い年ぐらいだろう。


最後に………?どっかでみたことは……ない…と思う。

俺より少し年上のお姉さんだ。

髪は全ておろしている。これぞ日本だって言わせる和服が似合いそうな人だな。


「本当はあと3人いるんだが、事情があって今は出れない」

「リーダー、そんなことより現状を説明して早くこの状況を打開しなければ」

「そうだな……おい!オタ会議始めるぞ!」


オタと呼ばれたパソコンをいじっていたいかにもオタクだと言わんばかりの男はなにか生暖かい雰囲気でも感じさせるような顔でゆっくりとこちらに来た。


「いつもの役割で始めてくれ」


クラウドがそう言うとテーブルの真ん中の美少女がノートとペンを取り出した。


そして、進行役なのか隆二が話出した。


「それでは、君にまずこの状況を説明しましょう


ここは、君が……」

「ちょっと待ってくれ、その君って言い方はやめてくれ、俺たち高校で友達だったじゃないか」

「はい、じゃあ勇太ここは勇太の知っているところであり知らないところでもある」


なんだ藪から棒に


「率直に言うと未来です」


な、なんだって⁉︎


と俺は顔では表現したものの薄々気づいていたことなので、あまり驚かない

さっきも賞味期限を見たばかりだし


「驚かないのも無理はないでしょう」


えっ⁉︎


俺は驚いたつもりだぜ?


「勇太の心はもう丸わかりなんだよ」


な、なんでだ?


「勇太のためにも秘密だ」


まあいい


「勇太は昔からなかなか心情が読めなかったんだよ」


それもこれも図書館のせいだけどな


「ああ…話が途切れてしまった。でだ、何故勇太が未来に来なければならなかったのかというと、勇太が3年前のあの日何があったかは覚えているはずだ」


「世界の滅亡……だろ?」


「そう、僕たちはあれのせいで地球の総人口の9割ほど失った」


まあ、そうなるだろうな


「そして、生き残ったのが私たち」


急に会話に入ってきたお姉さんは一言だけそう告げまた無言になった。


しかし、生き残ったのがお前ら?偶然か?


「僕たちは勇太に助けられたんだよ」


はっ?

あ!ああ……なるほどな


「理解してくれた?つまり…」


俺はもう十分理解したので、自分で言う。


「つまりお前らが俺をここに連れてきたのは過去のお前らを助けてやらなければならないため…………か?」


「うん、そうだ。簡単でしょ?」


は?何言ってんだ?

何が簡単でしょ?だ。

全く簡単じゃないだろ


「実は勇太が来たまでは覚えてるんだが、そっから先はどうも記憶がないんだ。これは勇太が消すらしい」


俺、勝手になにしてくれんだよ!

重要なとこだけ抜けてるとかないぜ

なんで記憶なんて消す必要があるんだ?


「質問はある?」


ありすぎる!

だが、聞いても今の俺にはわからないだろう。後々聞いてけばいいだろう。


「ないなら、以上だよ」


いつの間にか隆二も心が解れたのか俺と話す時のいつもの口調に戻っていた。


「あと、自己紹介をしておこう」


クラウドがそう言うとみんな次々に名乗っていく。


「あ…………オタ………」


オタと言ったそいつは俺との挨拶が終わるや否や即座にパソコンへと向かった。コミュ障かよ。


「はじめまして、私の名前はセイラです」


ものすごい幼女が名乗った後に


待ってました美少女!


「こんにちは、勇太さん私の名前はユウナ!」


スマイルいただきました!


んで、ラストはお姉さん……いやおばさん?


「おばっ!!!あたしの名前はユルレーカ、ふんっ!」


クラウドが手をパチパチと叩き一人だけの悲しい拍手の後、会議は終わり。俺は隆二に個人の部屋へと案内された。


2階に上がると、そこは一本の細長い廊下があり左右に伸びており、部屋は8つあった。


「勇太の部屋は一番端だ。明日は一日でタイムマシンの乗り方を教える。後は自分でやってほしい」


俺はもう何を聞いても耳に入らないくらい疲れていたので、


「ああ、わかった。おやすみ」


と言って部屋に入った。


部屋は駅前ホテルような広さでベットと机がポンと置いてあるだけだった。もちろん、トイレや風呂はあるんだが、俺は全力で思考停止させベットに倒れこみ死ぬ勢いで寝た。

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