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サトシの人生をおもしろくしてくださいっ!!  作者: エロマンガ島の勇者
シーズン2 ファミレス・スカイピーチ編
32/34

弟32話 マジかよW カツ丼決戦!! もう、どうにでもなれ!! ③

 チン毛大根は思い出す。


 『カツ丼勝負』が始まる前。


 『24時間超絶ブラック労働(しかも無給)』が終了する直前。


 『ホール』で接客中の午後3時30分頃~4時までのことを。


✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕


「大学って『埼玉』だっけ?」


 春奈は聞く。


「はい。『埼玉農業大学』です」


 あやみは答える。


「『山形』の『牧場』と『埼玉』の『農業大学』、そしてここか。いろいろ大変そうだな」


 チン毛大根は言った。


「チン大根さんも大変ですよね? ここで24時間働いた後、ハクマイさんと『カツ丼勝負』するんでしょ?」


 あやみは聞く。


「(口が勝手に動く)知ってたのか。ご褒美(ほうび)に俺様のウインナーを舐めさせてやろう。こんなチャンスめったにないぞ。ヘヘヘッ」


 チン毛大根は言った。


「もう、みんな知ってると思う。『カツ丼勝負』は勝てそう?」


 春奈は聞く。


「無理です」


 チン毛大根は即答する。


「今日の夕方5時からですよね?」


 あやみは確認する。


 チン毛大根は店内時計を見る。


 時計の針は、午後3時30分を指している。


 春奈は、あやみに、

「私、『休憩』に入るから、あとはお願いね」

 と、言って、足早に去って行く。


 それが合図であったかのように、出入り口から客が入ってくる。


 テーブル席の客が追加注文してくる。


 チン毛大根とあやみは、それぞれ対応する。


 

 時計の針は、午後3時40分を指している。


 客は2、3人ぐらいで、暇な時間帯。


 チン毛大根は、客が使った、テーブルの後片づけと席の掃除をする。

 

 あと少しで4時だ。

 

 やっと、『不眠不休』の『24時間超絶ブラック労働(しかも無給)』が終わる。


「『カツ丼勝負』、諦めないでください」

 

 あやみが声をかけてきた。


「最後まで諦めないつもりだけど、たぶん無理だろうな」


 チン毛大根は言った。


「どうして? 料理の腕はすごいけど、ハクマイさんも同じ人間です。つけ入るスキはあると思います」


 あやみは言った。


「例えば、どんな?」


 チン毛大根は聞く。


「う~ん……食材とか? ハクマイさんより、いい食材を使うとか」


 あやみは言った。


「(口が勝手に動く)『キッチン』の由美も同じこと言ってたぜ!! よく聞け。暇さえあれば、スケベなことを妄想してる官能小説娘よ!! これは遊びじゃないんだぜ!! 真剣勝負なんだぜ!! ハクマイも同じことを考えて、こちらより上の食材を用意してくるはずだ!! 料理の腕も食材も太刀打ちできない」


 チン毛大根は言った。


「ハクマイさんが、チン大根さんより上の食材を用意するんであれば、さらにその上をいってやりましょう!!」


 あやみは力強く言った。


「(口が勝手に動く)さらにその上をイッテやりましょう、か……。そうだな。今日はおまえで1発イッテやるぜ!!」


 チン毛大根は言った。


「何言ってるんですか!? ハクマイさんが、こちらより上の食材を用意するんであれば、こちらは、さらにその上の食材を用意するんですよ」


 あやみは同じことを言った。


「(口が勝手に動く)そんな都合良く、ハクマイが用意する食材よりも、上の食材を用意できるかっ!! そんなこと考えてる暇があったら、俺様にどうやって痴漢されたいか、レポート書いて提出しなさい。ヘヘヘッ」


 チン毛大根は言った。


「ハクマイさんが用意しそうな食材、なんとなくわかります」


 あやみは言った。


「(口が勝手に動く)ほぅ。言ってみろ。逆に俺を痴漢するような勢いで。バレないように、こっそり俺のアソコを触ってるイメージで。今日、おまえと1発やることを想像してヌクことは決定してるが、返答によっては、2発ヌクことも考えてやろう。ヘヘヘッ」


 チン毛大根は言った。


「おそらく、ハクマイさんが用意する食材は、肉は『鹿児島県産の黒豚』、タマゴは『夢王』、米は『新潟県魚沼産のコシヒカリ』だと思います。食材としては超有名だし、最高級食材です」


 あやみは言った。


 チン毛大根は腕を組みながら、

「だとすると、その食材より上の食材を用意すればー」

 と、言って、考え込む。


「いや、その上ってあるのか? それが最高級食材なんだろ?」

 

 チン毛大根は言った。


「……ありますよ。上かどうかわからないけど。私は、互角か、それ以上だと思ってます」


 あやみは言った。


「それはなんだ? どんな食材だ? すぐ用意できるのか?」

 

 チン毛大根は聞く。


 あやみはスラスラと答え始める。


「肉は、『山形』の『平田牧場の金華豚』。ウチの実家も『山形』の『牧場』だから、繋がりがあって、最近、親が仕送りで送ってきました」

 続けて、

「タマゴは、『埼玉』の『たかはしタマゴ』。少し前に『埼玉農業大学』のレポートのために、購入しました」

 続けて、

「米は、『山形県産のつや姫』。小さい頃から、ずっと食べてます。今も自炊で使ってます」

 続けて、

「一旦、家に戻らないといけないけど、チン大根さんが『カツ丼』を作る頃には、用意できるかな」

 と、答えた。


「マジか!? マジで俺が『カツ丼』を作る頃には、用意できるのか?」


 チン毛大根は驚く。


「たぶん」


 あやみはうなずく。


 客が出入り口から入ってくる。


「ついでに、食材説明のメモ用紙もつけておきますね」

 

 あやみは言った。

 

「ありがとう!! ここまでしてくれるなんて!! 本当に感謝する!!」


 チン毛大根は頭を下げる。


「お礼なら勝ってからにしてください!! 絶対に負けないで」


 あやみは、ファイティングポーズをとって、客の出迎えに行く。


 そして、とうとう午後4時となる!!


✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕

  

 チン毛大根は、ポケットからメモ用紙を取り出す。


 『メモ用紙』には、あやみが用意した食材の説明が書かれている。


 チン毛大根は、メモ用紙を見ながら、再び、自分が料理した『カツ丼』の説明を始める!!


「『幻の金華豚』は、生産頭数が少なく、とても貴重です。長い時間をかけて、丁寧に育てられています。繊細で柔らかい肉質、上品な脂の甘み、とろけるような口溶けで、極上の味わいを体験できます。豚肉の常識を変えるでしょう」

 と、説明して、続けて、

「『自称・世界1おいしい・たかはしタマゴ』は、最高級のタマゴで、『キングオブエッグ』と呼ばれるほど、超濃厚な黄身でコクが強いです」

 と、説明して、続けて、

「『山形県産つや姫』は、10年の歳月をかけて開発された、最高級の米です。大粒の大きさで、炊き上がりは、真っ白でツヤツヤした輝きです。甘味、うまみ、粘りなど、米のバランスも抜群です」

 と、説明した!!


「説明どおり、肉もタマゴも米も最高だった!! ハクマイさんの『カツ丼』も最高だったけど、この『カツ丼』も最高!!」

 

 キャッスル京子は言った。


 チン毛大根は、スタッフ達が座ってるテーブル席に目をやる。


 あやみと目が合う。


 あやみはウインクする。


 うまくいったね、という意味だろう。

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