第19話 マジかよW 天使アミムラのめちゃめちゃ展開⑤
「は? いや、ちょっと待てよ」
チン毛大根は、間を置く。
『なんでもできる力』は1日3つまでだろ。『注文したすべてのものが激辛』、『料理のぶっかけ』、『24時間超絶ブラック労働(しかも無給)』、これで3つだ。もう使えないはず」
チン毛大根は言った。
アミムラは、クスクスッと笑って、
「『注文したすべてのものが激辛』って、この店の『エイプリルフール企画』よ。知らなかったの? 今日は4月6日だけど、この店では4月1日から、1週間はその企画をやってる。料金はすべて半額。おもしろい企画ね」
と、言って、続けて、
「だから、私は、それには力を使ってないの」
と、言った。
「(口が勝手に動く)ㇵァㇵァ言いながら足首舐めまわすぞ!! それなら、おまえらも激辛料理を食べてたはずだろ? おまえら、全然おいしそうに食べてたじゃないか!?」
チン毛大根は言った。
「私もオルーレも元は天使よ。人間に化けてるけど、激辛料理なんて全然平気よ。人間の味覚と一緒にしないで」
アミムラは淡々と言った。
オルーレは、テーブルステッカー(テーブルに直接貼ってある広告)をさわる。
「ごめん。おもしろそうな企画だったし、素のリアクションが見たくて、『ダミー広告』を上にかぶせて、隠しておいた」
オルーレは、上にかぶせておいた『ダミー広告』をとる!!
『エイプリルフール特別企画。友達、恋人、家族に内緒で驚かせよう!! 4月1日~4月7日まで、当店の注文商品すべて激辛です!! 料金は半額』と、書かれた広告が現れる!!
チン毛大根は驚く。
チン毛大根は、オルーレを見ながら、
「(口が勝手に動く)このクソ馬鹿天使!! 余計なことしやがって!! あとでケツの穴の匂い、嗅ぎまくってやるぜ!! いいな? 逃げるなよ!! いつ『ダミー広告』をかぶせたんだ?」
と、聞く。
「入店して席に座って、メニューを注文する前」
オルーレは答えた。
「あの時か」
チン毛大根は思い出す。
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(シーズン1の14話)
店員の女は、そのまま席に案内して、水、おしぼり、メニュー表を持ってくる。
「疲れたぁー。とりあえず、水だ」
チン毛大根は、メニュー表には目もくれず、コップの水を3杯ほど一気飲みした。
「ふぅ~、生き返ったぁぁぁ」
チン毛大根はそう言って、続けて、ダメ出しをするように、
「オルーレ、今日みたいな過激なことは、やめてくれ。死んじまう」
と、言った。
オルーレは、反応せずに黙ったまま、メニュー表を見ている。
「オルーレ?」
チン毛大根は反応を確かめる。
「えっ!? なんだっけ?」
オルーレは反応する。
「今日みたいな過激なことは、やめてくれって話。死んじまうから」
チン毛大根は、同じことを再び言った。
「でも、おもしろかったよ」
オルーレは言った。
「俺は全然そう思わない。もっと安全なやつにしてくれ」
チン毛大根は言った。
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「(口が勝手に動く)ふしだらなことしか興味がない天使め!! 俺の乳首舐めさせるぞ!! 喜ぶなよ!! あの時、反応がなかったのは、『ダミー広告』のことで頭一杯だったからだろ?」
チン毛大根は聞く。
「誰がふしだらなことしか興味がない天使よ!! チン毛大根は、水を飲むことに夢中で、『エイプリルフール企画』の広告に、気づいてなかったみたいだし、おもしろそうだから、とっさに鞄の中に入ってた広告をかぶせたの」
オルーレは答えた。
「(口が勝手に動く)アミムラ、俺の股間を想像しながら答えろ!! おまえは、『ダミー広告』だっていつから気づいてた?」
チン毛大根は聞く。
「チン毛大根が席を立って、ドリンクバーに行った時に」
アミムラは淡々と答えた。
チン毛大根は思い出す。
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(シーズン1の14話)
アミムラは、チーズケーキを食べ終えて、
「そうよ。少し考えたいから、先に出るわね」
と、言って、席を立つ。
「『なんでもできる力』の呪文を唱えてから、また戻る」
アミムラはそう言って、出入り口へと向かう。
チン毛大根は、不安そうに、
「どうにも嫌な予感がするな。まぁ、舞台がファミレスなら、今までのような、生きるか死ぬかみたいな、極限状況は起きないはず」
と、言って、席を立つ。
チン毛大根は、ドリンクバーのメロンソーダを注ぎに行く。
オルーレは、イチゴパフェを食べ終える。
オルーレは不思議そうに、
「どうやって、おもしろくするつもりなんだろう?」
と、独り言のようにつぶやく。
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「あの時か? 気づいてる感じは、しなかったけどな」
チン毛大根は言った。
「あの時なんだけど、実は戻ってオルーレに聞いたの」
アミムラは思い出す。
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(シーズン1の14話)
アミムラは、チーズケーキを食べ終えて、
「そうよ。少し考えたいから、先に出るわね」
と、言って、席を立つ。
「『なんでもできる力』の呪文を唱えてから、また戻る」
アミムラはそう言って、出入り口へと向かう。
チン毛大根は、不安そうに、
「どうにも嫌な予感がするな。まぁ、舞台がファミレスなら、今までのような、生きるか死ぬかみたいな、極限状況は起きないはず」
と、言って、席を立つ。
チン毛大根は、ドリンクバーのメロンソーダを注ぎに行く。
アミムラが戻ってくる。
オルーレは、イチゴパフェを食べながら、
「どうしたの? 少し考えたいから、先に出るんじゃなかった?」
と、聞く。
「オルーレ、あなた、『ダミー広告』をかぶせたわね。このテーブルだけ、他のテーブルに貼ってあるのと違うわ」
アミムラは言った。
オルーレは、イチゴパフェを食べながら、
「そうよ。本当の広告は、『エイプリルフール企画』の広告。相手には内緒で、びっくりさせようとする激辛料理の企画。でも、テーブルに貼ってある以上、バレる。だから、『ダミー広告』で隠したの。チン毛大根の素のリアクションが見たくて。どう? 見たくない?」
と、聞く。
「見たいかも」
アミムラは答えた。
オルーレは、イチゴパフェを食べながら、
「じゃあ、決まりね。チン毛大根は気づいてないみたいだから、そのまま黙っておいて。いいリアクションが見れると思うわ」
と、言って、ニヤリとする。
「『注文商品が全部激辛』なんて、おかしな企画だけど、おもしろいわ。私もこれに負けないぐらい、おもしろそうなことを3つ考えなきゃね」
アミムラは去って行く。
オルーレは、イチゴパフェを食べ終えて、不思議そうに、
「どうやって、おもしろくするつもりなんだろう?」
と、独り言のようにつぶやく。
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「つまり、私が使った『なんでもできる力』は、『料理のぶっかけ』、『24時間超絶ブラック労働(しかも無給)』、そして、『午後6時から、チン毛大根は、乱暴で下品な言葉を、仕事終了まで連発するようになる』という設定、この3つよ」
アミムラは言った。
「(口が勝手に動く)どいつもこいつも、チ〇カスみたいなことしやがって!! そんな話より、今日、俺様が誰をオカズに1発決めるか、知りてぇだろ? ヘヘヘッ」
チン毛大根はそう言って、続けて、
「とりあえず、これ、やめてくれよ。こんなんで、接客できるかっ!!」
と、言った。




