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「芹香ちゃんのバカ……」
陸君との楽しいひと時を邪魔された私は1人部屋で呟いた。
芹香ちゃん…… 中学の時はそんなに私と親しい方じゃなかったんだけど急にどうしたんだろう?
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「姫花、前からお前の事好きだったんだ」
「え?」
中学2年生、それは仲が良かった男の子からの突然の告白。 私はその当時恋愛とかそういうものはまったく興味もなかった。
その頃からかな? 周りからは私が可愛いとヒソヒソと言われていた。 前から「姫花ちゃんって可愛いね」とか言われていたけどこの頃から一気に私はそういう目で見られてきた。
だけどそんな変化に私はついてこれず目の前の男の子もただ純粋に仲の良い友達だと思っていた私は……
「ごめんなさい、そういう目で見れない……」
「そうか…… ごめん! なんか俺姫花の事友達だと思ってたんだけどだんだん女の子として好きになって抑えきれなくて」
「あ、あのそれは嬉しいんだけど私は…… 今まで通り友達じゃダメかな?」
「あ、ああ! 今の忘れて! 友達だよ」
「よかった、なんか私こそごめん」
元通りになれた。 私はそう思っていたけどそれは私だけだった。 その瞬間からその男の子は私によそよそしくなりその告白をキッカケに私は周りの男子から告白される事が多くなっていった。
そしてそういう事に敏感な女子達が私の周りに集まり始めて私といると男の子が集まって来るからとそんな子達が仲良くし始めた。
だけど周りの子より男子達は私に告白してその女子達も「結局姫花だけじゃん。 断るなら他の男子こっちにも回してよね?」とか「姫花が上手く男子誘導出来ないし使えない」とか言われるようになった。
私ってなんだろうね? そんな時同じクラスでモテていた芹香ちゃんがいた。
「姫花、また男子から告白されたんだ?なのに断ってばかりなんだね?」
「私お子様なのかな? そういうのまだよくわかんなくて。 芹香ちゃんは凄いよね。 付き合ってるとかよく聞くしそういうのってどんな感じ?」
「あはは、私だってよく告白されるけど適当に付き合って上手く躱して別れたりしてるだけだよ。 おままごと!」
「そうなんだ? 私そんな器用な事出来なくて……」
「ぶっちゃけ私も手を繋いだくらいしかしてないよ。 ろくな男いないじゃん、この学校。 ああ、高校に行ったらいい男いるかなぁ?」
高校か。 高校生になったら何か変わるのかな?
「あ、そうだ! どっちが男子からモテるか勝負してみない? 面白そうじゃん」
「あはははッ、芹香ちゃんと私とじゃ勝負にならないよ」
芹香ちゃんの方が人当たりも良いし何より仕草とか私なんかより可愛らしい。きっと男の子はこういう女の子が好きなんだろうな。
「何それ? 私と姫花とじゃ勝負にならないってわけ? そりゃあ姫花の方が美人だけど」
「違うよ、そうじゃなくて私は芹香ちゃんと同じ位置にすら立ってないの。 だって告白されたいとか思ってないし私自身受け止められないもん」
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そんな提案してくるなんて芹香ちゃんも周り子と一緒で私の事男の子が釣れるいいカモとしか思ってないのかな? そう思ってた。 だから私は芹香ちゃんと一定の距離を置いた。
そんな私は高校生になって陸君に興味を持って人を好きになるってこういう事なんだってわかった。 私自身そこは成長したんだなって思えた。
そして私は陸君に好きって伝えて海ちゃんと空ちゃんとも友達になれた。 いろんな事があったけど毎日楽しかったけどそんな時芹香ちゃんが突然絡んできた。
中学の時とは考えが変わった私に芹香ちゃんは意地悪をしてきた。 前に話してた時と意見がまるで変わっていた私にムカついたのかな?
それとも前から私の事が気に食わなかっただけなのかな?
「はぁ、陸君に会いたいな」
結局私は最終的に陸君に会いたいという結論に達した。




