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適当なカフェに行きみんなでケーキを食べてる中俺はお腹が空いてたので1人だけカレーセットを頼んでいた。



「陸…… この後夕飯もあるのに」


「よほどお腹空いてたんだね陸君」


「まぁ昨日まで寝てたから急に学校来てお腹空いちゃったんだよね、りっくんは! あたしにもちょうだい!」



最初に3人のケーキが来た。 すると海が俺にケーキをフォークに一口分差し出した。



「治って良かった。 はいどうぞ」


「あ! あたしも!」


「陸君、私のも食べて?」


「あ、ああ。 サンキュー」



そしてみんなのケーキを一口ずつ貰い3人はシェアしながら食べ合っていた。



そして少し経ち俺のカレーセットも来た。 嘘だろ、なんか結構辛そうだ。 メニューを見ると小さく激辛と書かれていた。



「うわぁ…… なんかもう匂いが辛そう。りっくんそんなに辛いの得意だっけ? 前あたしのパン食べてくれた時も汗びっしょりだったし」


「これは…… またそうなりそうな予感がする」



でも食べてみない事にはわからない。 俺は大きく一口スプーンにとり口に運んだ。いけそうかと思ったが数口後には……



か、辛い! ヤバい、でギブしそうだ…… だけどなけなしのお金で頼んだカレーだ。 なんとか食べ切らないと。



「りっくん…… 辛そうだけど?」


「とりあえず私にも一口ちょうだい?」



海はこの前辛いのダメだったのに食べてみたいのか?



「海ちゃん前は一口でギブしてたのに大丈夫?」


「怖い物見たさで食べてみるだけよ? それにデスソースなんてさすがに入ってないでしょ」



いや、入ってなくても辛い物は辛い。 まぁ海が食べたそうにしてるし皿を海に渡した。



「ありがと。 じゃあいただきます。 …… あれ? 意外といける?」



最初はそうだがちょっと経ち海が辛そうな顔になってきた。



「や、やっぱりらめぇ…… これも口がいひゃい」



海は水を飲み、それでも辛いので空の水まで飲んでしまった。



「ほらね、りっくんが食べるから食べたかっただけでしょ? あたしがそうだし。 一口いただきッ!」



姫花もそうなのかモジモジしているしこの際食べてもらえるとありがたい。



「姫花も食べるか? 出来れば減らしてくれると嬉しいんだけど」


「いいの? じゃあ…… あ、美味しいね! だけど辛い……」


「あははは、そうなると思った」



なんとか食べ終えカフェを出て街から少し離れた所でブラブラしていると……



「ト、トイレ行きたい……」



海がなんか足をくねらせたり足踏みしたりそれに切羽詰まった顔をしている。



「あんなに水飲んだもんねぇ。 てかいきなりだね」


「も、漏れちゃう、空トイレ探して」


「ええ?! マジでか? ほんといきなりだな、誰もいなそうな所でその辺にコソッとすれば……」


「陸君、それはいくらなんでも海ちゃんはしないと思うけど……」


「だよな、子供じゃあるまいし」


「そ、そんな事言ってないで早くトイレあるとこ行こう? 海ちゃんのあの顔はもう限界間近だよ!?」



空がそう言ったので海を見ると本当だ。 顔が真っ青だ……



「オシッコ…… ガマン…… スル」



これはヤバい、なんか極限状態になってる…… 別に海が漏らしてもネタにするつもりはないけど海にとっては大問題だろうから急いで探すとカラオケ店があったのでそこに入る事にした。



「海ちゃんあったよ! 急げーッ!」



そして店に入ると海は一目散にトイレに駆け込んだ。 ふう、慌てたけど食後の運動にはなったかな。



少しすると海が出てきた。 スッキリした顔をしているけどなんか海の後ろから出てきた。



「やっほ! 何々? こんな所で会うなんてみんなして私達の後つけてきたの?」



芹香だった。 そういえばカラオケ行くからって言ってたけどここだったのか。



「いや、俺達海がトイレ行きたいからってここに寄っただけだよ」


「へぇ? それでたまたま私達の所だったんだ、偶然だね! よかったら姫花達もカラオケしてかない?」



芹香がそう提案してきた。 確かにまだ時間的に余裕だけどカフェにも行ったしもうお金も心許ない。



「いや、お金ないからやめとくよ」


「ああ、そんな事は芹香ちゃんが払ってあげるよ? 私姫花もいるしそっちにお邪魔しちゃおうかなぁ」


「姫花と芹香ってそれほど仲良いわけじゃないんじゃなかったか?」


「ふふふッ、だからこそだよ! ねぇ?姫花」


「え? ええと…… そうかな? どうしよう? 陸君」



もうこの流れはパターン的に決まっていたような気がする。




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