第九十九話 黒月に与えられた望み
「南瓜畑が欲しいのか?」
「違います」
リリスは。
すぐに否定した。
白耀謁見の間へ。
小さな笑いが広がる。
国王も。
玉座の上で楽しそうに目を細めていた。
「そうか。少々意外ではあったが、王家直轄地に南瓜畑を用意する程度なら容易いと思ったのだがな」
「南瓜は自分で育てられます」
『そこは自信を持って答えるのだな』
クロの念話が届く。
リリスは。
何も聞こえなかったことにした。
秘密の《神獣楽園》では。
小さな陸皇ベモが。
甘露南瓜のなくなった畑を歩き回っている。
帰ったら。
畑の規模を十倍くらいにしよう。
「では、改めて聞こう」
国王が。
《黒月》の全員を見渡す。
「諸君が望むものを、余へ告げてほしい」
「一人ずつですか?」
フィオナが尋ねる。
「無論だ。此度の戦いでは、誰一人欠けても被害は大きくなっていた」
国王は。
穏やかな口調で続ける。
「遠慮は不要だ。ただし、王国そのものを譲れと言われれば困るがな」
「王国はいりません」
リリスが答える。
「即答か」
「管理が大変そうなので」
宰相が。
思わず咳払いをした。
王太子は。
笑いを堪えている。
『理由が現実的すぎる』
「クロも王国はいらないでしょ?」
『当然だ』
「では」
国王の視線が。
最初にフィオナへ向けられた。
「フィオナ・ルーヴェル。そなたは何を望む?」
「私は……」
フィオナは。
胸の前で両手を重ねた。
金銭。
領地。
貴重な魔道具。
望めば。
どれも手に入る。
けれど。
フィオナが思い浮かべたのは。
戦場で見た人々だった。
崩れた前線。
負傷した兵士。
家族の名を呼びながら。
救護所へ運ばれていった若い騎士。
「ベヘモスの進行経路には、被害を受けた村や農地があると聞きました」
「その通りだ」
「でしたら、私への報奨の一部を、被災地の復旧に使っていただけませんか?」
謁見の間が。
静かになる。
「そなた自身の望みではないのか?」
「私の望みです」
フィオナは。
真っ直ぐに国王を見た。
「昨日は、運よく一人も亡くなりませんでした。ですが、家や畑を失った方々はいます」
大きな狐尾が。
礼装の後ろで静かに揺れる。
「皆さんが元の暮らしへ戻れるようにしたいです」
「分かった」
国王は。
力強く頷いた。
「王国は既に復旧部隊を派遣している。そこへ追加の予算と物資を送ろう」
「ありがとうございます」
「ただし」
国王の口元へ。
僅かな笑みが戻る。
「それだけでは、そなた個人への褒賞にならぬ」
「ですが――」
「王立魔法図書院。その治癒、結界、精霊、錬金術に関する区画への自由閲覧権を与える」
フィオナの狐耳が。
ぴんと立った。
「王立魔法図書院……」
「師として慕うノクスを追うのであれば、学ぶべきことは多いのだろう?」
「はい!」
フィオナは。
今度は隠しきれない笑顔で頭を下げた。
「ありがたく頂戴いたします」
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フィオナ・ルーヴェルへの特別褒賞
・西方被災地域への追加復興支援
・王立魔法図書院特別閲覧権
・王立治癒院の研究設備利用権
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「次は、シグレ・ヤルク」
「うん」
「そなたは何を望む?」
シグレは。
少しの間。
考えた。
「金も土地も、今は必要ない」
壁際の貴族たちが。
僅かにざわめく。
国王の前で。
ここまで普段どおりに話せる者は少ない。
だが。
シグレは気にしなかった。
「王城へ来る途中、東方の刀を描いた古い絵を見た」
「ああ。三百年ほど前、東大陸より献上された刀剣の記録だ」
「王城には、他にも刀や剣術書がある?」
「王家の剣庫と記録院に保管されている」
「それを見たい」
シグレの赤い瞳が。
僅かに輝く。
「古い刀。失われた剣術。できれば、実物にも触れてみたい」
「よかろう」
国王は。
すぐに許可した。
「王家剣庫の第二層まで、特別閲覧を認める。保管武器についても、管理者の立ち会いのもとであれば手に取って構わぬ」
「ありがとう」
「ただし、斬れ味を確かめるために壁を斬ってはならぬぞ」
「斬らない」
「師匠ではありませんから」
フィオナが付け加える。
「私も壁は斬らないよ」
『地面には穴を開けるがな』
「最近は開けてない」
最近。
一日ほど。
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シグレ・ヤルクへの特別褒賞
・王家剣庫第二層特別閲覧権
・東方古流剣術記録閲覧権
・保管刀剣の試用許可
・王城演武場優先利用権
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「リゼット・ヴァルカン」
「はい!」
名前を呼ばれる前から。
リゼットは。
少し身を乗り出していた。
「望みは決まっているようだな」
「幻想機を一機ください!」
謁見の間が。
再び静かになった。
王国軍務卿が。
ゆっくりと眉間を押さえる。
幻想機兵団大隊長クラリスは。
予想していたのか。
静かに腕を組んでいた。
「一機、か」
「できれば《アルカディア》! 汎用型なら構造を調べやすいし、拡張性も高いと思う!」
「リゼット」
フィオナが。
小声で呼びかける。
「ちゃんと許可を取ったよ?」
「確かに取っていますが……」
「最新鋭の軍用幻想機を、個人へ譲ることはできぬ」
軍務卿が。
重い声で答えた。
「王国の軍事機密だ」
「じゃあ、古い機体でもいい!」
「諦めないね」
リリスは。
少し感心した。
リゼットにとって。
幻想機の前では。
国王も軍務卿も関係ないらしい。
「クラリス」
国王が。
幻想機兵団大隊長を見る。
「可能な範囲は?」
「退役した訓練機であれば、一機だけ用意できます」
「本当!?」
「十五年前に製造された《汎用幻想機》。武装と機密術式は取り外されていますが、基本骨格、操縦系統、魔導炉は残っています」
「十分! というか最高!」
「ただし」
クラリスの視線が。
鋭くなる。
「機体の管理記録を提出すること。無許可で軍用武装を搭載しないこと。王国外へ持ち出さないこと」
「分かった!」
「返事が早すぎて不安だな」
軍務卿が呟く。
「師匠と一緒に改造するから大丈夫!」
「私も入ってるの?」
「手伝ってくれるでしょ?」
リリスは。
少し考える。
「手伝う」
『そこで断らないから不安なのだ』
「安全にはするよ」
武装を外された訓練機。
基本構造を調べ。
操縦方法を学ぶには十分だった。
リリスの頭の中では。
既に。
自分専用幻想機の姿が浮かび始めている。
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リゼット・ヴァルカンへの特別褒賞
・退役訓練用幻想機一機
《汎用幻想機》
・機装要塞工房研修権
・王立魔導技術院特別研究員資格
・幻想機操縦適性試験受験権
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「やった!」
リゼットは。
謁見中であることを忘れ。
両手を上げた。
すぐに。
フィオナが袖を引く。
「ここは王城です」
「あ」
リゼットは。
慌てて姿勢を戻した。
「ありがとうございます、陛下!」
「うむ。壊した時は、きちんと直すようにな」
「壊す前より強くする!」
「軍用機へ勝手に改造するな」
軍務卿の注意が。
すぐに飛んできた。
◇◇◇
「クロ殿」
『私にも聞くのか』
「無論。そなたも《黒月》の一員であり、王国の民を守った功労者だ」
クロは。
少しだけ顔を上げた。
金。
土地。
武具。
クロに必要な物は。
ほとんど存在しない。
『ならば、一つだけ望もう』
「聞こう」
『我らの自由を、余計な義務で縛らないことだ』
貴族たちの間に。
小さな緊張が走る。
『リリスは、地位や名声を求めて動いたのではない。フィオナも、シグレも、リゼットも同じだ』
クロの声が。
謁見の間へ直接響く。
『此度の功績を理由に、王国軍への常時参加や、貴族間の争いへ関わることを強制しない。それを約束してほしい』
「クロ……」
リリスは。
隣の神狼を見る。
クロは。
いつもと変わらない表情をしている。
だが。
望んだものは。
自分ではなく。
《黒月》全員の自由だった。
「約束しよう」
国王は。
迷わず答えた。
「《黒月》は王国に属する軍ではない。救援要請を断る権利も、王国を離れる権利も認める」
『ならば、他には何もいらぬ』
「欲のない神狼だ」
『食事と寝床は足りている』
「お肉、増やす?」
『報酬の話をしているのだぞ』
「クロが欲しいなら」
『屋敷で頼む』
王妃が。
口元を隠して笑っていた。
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《冥獄神狼クロ》への特別褒賞
・《黒月》独立行動権の王命保証
・王国による不当な徴用の禁止
・従魔ではなく独立した知性体としての法的認定
・王国内における神獣級保護対象認定
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『従魔ではない、という部分は悪くない』
「でも、私の相棒なのは変わらないよ」
『それも否定していない』
◇◇◇
最後に。
国王の視線が。
黒い仮面をつけたリリスへ向けられた。
「ノクス」
「はい」
「そなたは、何を望む?」
素材。
幻想機。
王城宝物庫。
古代魔法。
未知の召喚術式。
未踏の遺跡。
考えれば。
欲しい物はいくらでも出てくる。
しかし。
そのすべての根にあるものは。
一つだった。
「まだ誰も見たことのない場所へ行きたいです」
リリスが答える。
「未知の場所か」
「王国が管理している遺跡や封鎖区域。危険だから立ち入りが禁止されている場所。古代文明の施設も見たい」
謁見の間へ入る前に見つけた。
古代幻想機の壁画も。
頭から離れていない。
「もちろん、危険な物を勝手に王都へ持ち込んだりはしません」
『一応、学習はしているようだ』
「一応じゃないよ」
「つまり、そなたが望むのは」
国王が。
ゆっくりと言葉を選ぶ。
「王国領内を自由に探索する権利か」
「はい」
「富でも、領地でもなく?」
「素材は欲しいです」
そこは否定しない。
「でも、まだ見たことのない素材を、自分で探しに行きたい」
王は。
しばらくリリスを見つめた。
やがて。
楽しそうに笑う。
「実に冒険者らしい望みだ」
宰相へ。
視線を向ける。
「王国特別探索権を発行せよ」
「しかし陛下。封鎖区域の中には、王家の機密に関わる場所もございます」
「すべてを無条件で開放するわけではない」
国王は。
リリスへ向き直った。
「危険度と機密性に応じ、事前申請を必要とする。だが、通常の冒険者には許可されぬ古代遺跡、禁足地、未踏迷宮への調査資格を与えよう」
「ありがとうございます」
「発見した物は、まず王国へ報告すること。国家の安全に関わらない素材や遺物については、原則として発見者の所有を認める」
「本当に?」
「ただし、危険物を屋敷へ山積みにするのは禁止だ」
「しません」
『返事が少し遅かったな』
「考えてただけ」
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ノクスへの特別褒賞
《王国特別探索権》
許可対象
・王国管理古代遺跡
・高危険度封鎖区域
・未踏迷宮
・禁足指定地域
・古代魔導文明施設
付随権限
・発見素材の優先取得
・発見遺物の研究申請
・王国調査隊への同行または独立調査
・機密資料の限定閲覧
特別許可
《陸皇亀》召喚事件調査への参加
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「召喚事件も調べていいんですか?」
「むしろ、そなたの力を借りたい」
国王の表情から。
笑みが薄れる。
「災害級神獣を召喚した者が、再び同じことをしない保証はない」
「分かりました」
ベモを。
あの場所へ無理やり呼び出した存在。
その正体は。
リリスも気になっている。
「調べます」
今度は。
はっきりと答えた。
◇◇◇
「望みは聞いた」
国王が。
玉座から立ち上がる。
「だが、王国を救った者たちへ、褒賞だけを渡して終わりにはできぬ」
儀礼官たちが。
五つの勲章と。
王家の封印が施された書状を運んでくる。
「《黒月》の自由を奪わぬため、領地の統治義務も、軍務への強制参加も課さない」
国王の声が。
謁見の間全体へ響く。
「その上で、王国は諸君へ名誉爵位と称号を授ける」
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国王命令
S級パーティー《黒月》への叙爵および称号授与
爵位はすべて一代限り。
領地統治義務なし。
納税義務なし。
軍務強制なし。
冒険者活動の自由を保証。
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「ノクス」
リリスが。
一歩前へ出る。
「そなたへ、一代限りの名誉侯爵位を授ける」
謁見の間が。
大きくざわめいた。
侯爵。
王国上級貴族に相当する地位。
それを。
素性すら明かしていない冒険者へ与える。
異例中の異例だった。
「称号は――」
国王が。
黒い仮面と。
月夜のような正礼装を見つめる。
「《黒月救国侯》」
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ノクス
爵位
一代名誉侯爵
王国称号
《黒月救国侯》
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「フィオナ・ルーヴェル」
「はい」
「そなたへ、一代名誉男爵位を授ける」
白銀の勲章が。
フィオナの胸元へ付けられる。
「称号は《星月守護卿》」
━━━━━━━━━━
フィオナ・ルーヴェル
爵位
一代名誉男爵
王国称号
《星月守護卿》
━━━━━━━━━━
「シグレ・ヤルク」
「うん」
「そなたへ、一代名誉男爵位を授ける」
シグレは。
静かに頭を下げる。
「称号は《天月剣姫》」
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シグレ・ヤルク
爵位
一代名誉男爵
王国称号
《天月剣姫》
━━━━━━━━━━
「リゼット・ヴァルカン」
「はい!」
「そなたへ、一代名誉男爵位を授ける」
青銀色の勲章が。
リゼットへ手渡される。
「称号は《星炉工匠卿》」
━━━━━━━━━━
リゼット・ヴァルカン
爵位
一代名誉男爵
王国称号
《星炉工匠卿》
━━━━━━━━━━
「そして、クロ殿」
『うむ』
「人の爵位を与えることは適切ではあるまい」
『必要ない』
「ゆえに、王国守護獣としての名誉称号を授ける」
黒金色の首飾りが。
儀礼官によって運ばれてきた。
首輪ではない。
細い装飾環だった。
「称号は《王国守護神狼》」
━━━━━━━━━━
《冥獄神狼クロ》
王国称号
《王国守護神狼》
王国認定
独立知性神獣
身分
王国名誉守護者
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『悪くない』
「首環、増えたね」
『これは勲章だ』
「首輪ではない?」
『首輪ではない』
大切なことらしい。
◇◇◇
「これにて、叙爵と褒賞の授与を終了する」
国王が告げる。
謁見の間に集まった者たちが。
一斉に拍手を送った。
勇者たち。
軍人。
魔導師。
貴族。
幻想機兵団。
その全員が。
新たな救国功労者たちを見つめている。
リリスは。
胸元へ付けられた。
黒金色の勲章へ触れた。
「侯爵……」
『不満か』
「呼ばれ慣れない」
「黒月侯爵様ですね」
フィオナが。
少し楽しそうに言う。
「師匠でいいよ」
「人前では難しいかもしれません」
「ノクス様に戻して」
「分かりました、ノクス様」
シグレも。
自分の勲章を見る。
「剣姫は少し恥ずかしい」
「似合ってるよ」
「リリスに言われると、からかわれている気がする」
「本当に似合ってる」
リゼットは。
爵位よりも。
幻想機の譲渡証明書を見つめていた。
「私の幻想機……」
「訓練機です」
「今は訓練機」
フィオナが。
少し不安そうな顔をする。
『武装を付けるつもりだな』
「許可を取ってから!」
「取るんだ」
リリスも。
止めるつもりはなかった。
◇◇◇
謁見が終わり。
白耀謁見の間を出る。
長い回廊。
窓の外には。
王都の街並みが広がっている。
新しい爵位。
新しい称号。
王国特別探索権。
王立施設の利用許可。
訓練用幻想機。
思っていた以上に。
多くのものを受け取った。
「次は、どこへ行きますか?」
フィオナが尋ねる。
「古代遺跡?」
「王家剣庫でもいい」
「幻想機を受け取りに行こう!」
『まず屋敷へ戻れ』
クロが。
全員を止める。
「そうだね」
リリスは。
窓の向こう。
王城の北側へ目を向けた。
そこには。
古代幻想機の壁画が保管された回廊。
さらに奥には。
王国の機密資料を収めた記録院がある。
そして。
そのどこかに。
ベモを王国へ召喚した術式へ繋がる情報が。
眠っているかもしれない。
胸の奥へ。
《神獣盟約》から感覚が届く。
━━━━━━━━━━
契約神獣
現在の行動
南瓜畑の土を掘っている。
推定目的
甘露南瓜の捜索。
成果
なし。
精神状態
少し不満。
━━━━━━━━━━
「帰ったら、南瓜を植えないと」
「また南瓜ですか?」
「食べたい気分だから」
『お前が食べるのか』
「みんなで食べるよ」
嘘ではない。
リリスも食べる。
ベモも食べる。
ただ。
食べる場所が違うだけだった。
救国の英雄。
S級冒険者。
名誉侯爵。
数々の新しい立場を得ても。
リリスが最初に考えていることは。
秘密の神獣へ与える。
甘い南瓜のことだった。




